「名城大学の農学部に行きたい。でも、方式が多すぎてどれを受ければいいのか分からない」。
武田塾大曽根校の無料受験相談で、愛知の理系の高校生から出てくる相談です。
この記事では、名城大学農学部の3つの学科と校地、入試方式ごとの配点と組み合わせ方、そして配点から逆算した勉強の順番を整理します。
数字は名城大学が公表している入試の資料から引いています。
大曽根校の校舎長がまとめました。
読み終えたときに、「どの方式に出願して、どの科目に時間を寄せるのか」が決まっている状態を目指しています。
結論は「英語と理科で200点」。3教科300点満点の入試
名城大学農学部のメインとなる入試は、3教科型A方式です。
配点は外国語100点、理科100点、国語または数学から選ぶ1科目が100点で、合計300点満点です。
英語と理科だけで200点、全体の3分の2を占めます。
3科目を均等に進めるより、英語と理科に時間を寄せたほうが合計点は上がります。
3科目めの国語と数学は「どちらか得意なほう」を選べるので、負担は思っているより軽くなります。
これが農学部の入試のいちばん重要な性質です。
以下で学科と方式の中身を確認していきます。
農学部は3学科。学ぶ場所は天白校地
農学部に置かれている学科は次の3つです(名城大学 農学部)。
| 学科 | 学びの方向 |
|---|---|
| 生物資源学科 | 遺伝子からフィールドまで、生物資源の生産・開発・利用 |
| 応用生物化学科 | 生命科学をもとにした食品とバイオテクノロジー |
| 生物環境科学科 | 生物・人・自然の調和を環境の側面から扱う |
学部が置かれているのは天白校地(名古屋市天白区塩釜口1-501)です。
名城大学は春日井市の鷹来校地に附属農場を置いており、実習で使われます。
3学科は入試の科目と配点が同じで、募集人員も同じです。
学科を選ぶ基準は、入試の有利不利ではなく学びたい内容になります。
オープンキャンパスや学科の公式ページで、研究室のテーマを見比べてから決めてください。
A方式の配点と時間割
2027年度の3教科型A方式の内容です。
| 時間 | 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 10:00〜11:00(60分) | 外国語 | 英語 | 100点 |
| 12:30〜13:30(60分) | 理科 | 物理・化学・生物から1科目 | 100点 |
| 14:40〜15:40(60分) | 国語または数学 | 1教科1科目を選択 | 100点 |
| 合計 | ― | ― | 300点 |
募集人員はA方式で、生物資源学科30名、応用生物化学科30名、生物環境科学科30名です。
理科は物理・化学・生物から1科目を選びます。
数学を選ぶ場合の範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル)です。
選択科目は出願時に申請する必要がなく、問題を見てから選べます。
農学部は英語外部試験のスコアを利用できる学部でもあります。
英語の資格試験のスコアを持っている人は、その分だけ有利に戦えます。
合否は「偏差値の合計値」で決まる
名城大学の入試ガイドには、農学部の合否判定について「各科目の偏差値の合計値によって判定します」と書かれています。
素点の合計ではありません。
この仕組みで何が変わるかというと、選んだ科目の難易度の差が調整されるということです。
「今年は化学が難しかったから不利になる」といったことが起きにくくなります。
受験生の側でやるべきことは変わりません。
得意な科目を選び、その科目で受験者の中の上位に入ることです。
難しい科目をあえて選んで差をつけよう、という戦略は機能しません。
方式の組み合わせ方
名城大学は複数の方式を組み合わせられるのが特徴です。
農学部で使える主な方式を整理します。
| 方式 | 中身 | 出願の条件 |
|---|---|---|
| 3教科型A方式 | 個別学力試験3教科300点満点 | ― |
| 共通テストプラス型F方式 | A方式の結果と共通テストの結果を組み合わせて判定 | A方式への出願が必要 |
| 傾斜配点型K方式 | A方式の結果から、学科が指定する特定科目の配点を高くして判定 | A方式への出願が必要 |
| 数学重視型 | 数学200点・国語100点で判定する理系学部向けの方式 | ― |
F方式とK方式は、A方式を1回受ければ追加の試験なしで合否判定を増やせる仕組みです。
試験の負担を増やさずに合格の機会を増やせるので、A方式に出願するなら合わせて検討してください。
数学重視型は2027年度から始まる方式で、数学の配点を高くした理系学部向けの入試です。
数学が得意で国語が苦手な人には有利に働きます。
募集人員は少ないので、本命ではなく併願先として考えるのが現実的です。
配点から決める勉強の順番
大曽根校で名城大学農学部を志望する生徒に伝えている進め方です。
英語100点・理科100点なので、この2科目に時間を寄せます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高2まで | 英単語と英文法を1冊ずつ完成させる。理科の1科目目を学校の進度と並走して固める |
| 高3の春 | 英文解釈へ進む。理科は基礎レベルの問題集を1周終える |
| 高3の夏 | 英語長文の演習を始める。理科の標準レベルへ進む。過去問を1年分解く |
| 高3の秋 | 3科目めに使う国語か数学を決め、集中して仕上げる |
| 高3の冬 | 過去問で時間配分を固める。F方式に出願するなら共通テストの演習も並行する |
参考書を選ぶときに気をつけてほしいのは、完成度です。
良い問題集でも、解答を覚えているだけの状態では初見の問題に対応できません。
「なぜその解法を選んだのか」を自分の言葉で説明できるところまで戻ってください。
理科は1科目に絞れるので、早い段階で得意な科目を決めてしまうのが有利です。
物理・化学・生物のうち、学校の授業で手応えのあるものを高2のうちに選び、そこに演習を集中させてください。
よくある質問
名城大学農学部の入試で必要な科目は何ですか
3教科型A方式では、英語100点、理科100点、国語または数学から選ぶ1科目100点の合計300点です。
理科は物理・化学・生物から1科目を選びます。
選択科目は出願時に申請する必要がなく、試験当日に問題を見てから選べます。
A方式とF方式・K方式はどう違いますか
F方式はA方式の結果と共通テストの結果を組み合わせて判定する方式、K方式はA方式の結果から特定科目の配点を高くして判定する方式です。
どちらもA方式への出願が必要で、追加の試験は受けません。
A方式を1回受けるだけで合否判定の回数を増やせます。
3科目めは国語と数学のどちらを選ぶべきですか
模試や定期テストで安定して点が取れているほうを選んでください。
合否は各科目の偏差値の合計値で判定されるため、受験者の中で上位に入りやすい科目を選ぶのが有利です。
両方が中途半端な状態なら、高3の秋までにどちらかに絞って演習を集中させてください。
まとめ
- 名城大学農学部は生物資源・応用生物化・生物環境科の3学科。学ぶ場所は天白校地
- メインの3教科型A方式は英語100点・理科100点・国語または数学100点の300点満点
- 合否は素点ではなく各科目の偏差値の合計値で判定される
- F方式・K方式はA方式に出願していれば追加の試験なしで判定を増やせる
武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望する学科と出願する方式を配点から一緒に決め、英語と理科をどこまで仕上げれば届くのかを参考書の順番に落とし込みます。
理科の選択で迷っている段階でもご相談ください。
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入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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