至学館高校は、名古屋市東区にある私立高校です。
普通科・家政科・商業科の3学科に6つのコースがあり、入学時に選ぶコースで3年間の学び方と卒業後の進路が大きく変わります。
「至学館に行きたいけれど、コースが多くてどれを選べばいいか分からない」「進学コースからでも大学に行けるのか」。
武田塾大曽根校の受験相談で、中学生と保護者の方からよく出る質問です。
この記事では、コースごとの違いと、学校が公表している進路実績、そしてコース別の大学受験の進め方を整理します。
数字はすべて学校公式サイトと外部の公開データからの引用です。
大曽根駅から地下鉄で3分の場所にある武田塾大曽根校の校舎長がまとめました。
至学館高校は3学科6コース
学校が公表している学科・コースは次の6つです(至学館高等学校 学科・コース紹介)。
募集人員は2027(令和9)年度生徒募集要項ページの記載です。
| 学科 | コース | 募集人員 | 主な進路の方向 |
|---|---|---|---|
| 普通科 | アドバンスコース | 30名 | 国公立大学・難関私立大学 |
| 普通科 | 留学コース | 30名 | 難関私立大学の国際系分野 |
| 普通科 | 進学コース | 260名(下記2コース合計) | 四年制大学・短大・専門学校 |
| 普通科 | スポーツサイエンスコース | 同上 | 体育系・指導者・健康スポーツ分野 |
| 家政科 | 生活デザインコース | 40名 | 大学・短大・ファッション/フード/保育/美容系 |
| 商業科 | 総合ビジネスコース | 80名 | 大学・短大・専門学校・資格を活かした就職 |
出典:至学館高等学校 募集要項
ここで中学生に知っておいてほしいのが、進学コースとスポーツサイエンスコースの扱いです。
募集要項には「1年次は『進学スポーツサイエンスコース』として一括募集し、2年次より『進学コース』『スポーツサイエンスコース』のコース別となります」と書かれています。
入学時点でどちらかに決めきる必要はなく、1年間かけて選ぶ形です。
アドバンスコースも、2年次に文系・理系の選択があります。
校訓は「自立」「友愛」「共創」の3つです(校訓・教育目標)。
コース別の偏差値の目安
高校入試の難易度は、コースによって差があります。
外部の公開データでの目安は次のとおりです。
| コース | 偏差値の目安 |
|---|---|
| アドバンスコース | 54 |
| 留学コース | 54 |
| 進学コース | 47 |
| スポーツサイエンスコース | 47 |
| 生活デザインコース | 44 |
| 総合ビジネスコース | 44 |
偏差値は年度と調査機関で変わります。
受験校を決めるときは、この数字だけでなく、中学校の先生が持っている最新の資料と合わせて判断してください。
進路実績から読み取れること
学校公式サイトの「進路指導」ページには、令和6年度(2025年3月)卒業生の合格実績が学科・コース別ではなく学校全体で掲載されています。
主なものを抜き出します。
| 区分 | 大学名(人数) |
|---|---|
| 国公立大学 | 愛知教育大学2人、滋賀大学1人、大阪公立大学1人 |
| 難関私立大学 | 立命館大学7人、南山大学11人、近畿大学13人、龍谷大学13人、立教大学1人、青山学院大学1人 |
| 併設大学 | 至学館大学21人 |
| 県内私立大学(上位) | 愛知淑徳大学69人、中部大学41人、愛知学院大学39人、名古屋学院大学37人、東海学園大学35人、中京大学27人 |
出典:至学館高等学校 進路指導
この表から分かることは3つあります。
- 進学先の中心は県内の私立大学です。愛知淑徳大学・中部大学・愛知学院大学などに毎年まとまった人数が進んでいます
- 国公立大学と難関私立大学の合格者も出ています。人数は多くないので、狙うなら学校の授業とは別に受験勉強の時間を確保する必要があります
- 併設の至学館大学への進学が21人います。健康科学・体育系に強い併設校があることは、この学校の進路選択の幅そのものです
なお公表されているのは合格者数で、進学者数ではありません。
1人が複数校に合格している場合も含まれます。
コース別に見る大学受験の準備
大曽根校で至学館高校の生徒から受ける相談は、コースによってきれいに分かれます。
アドバンスコースは、国公立大学と難関私立大学を目指すコースです。
学校でも進学特別講座や模擬試験が用意されています(進路指導)。
ここでよくある相談が「模試の判定が上がらない」というものです。
原因の多くは、演習量ではなく基礎の抜けにあります。
英単語・英文法・数学ⅠAの基礎問題集を、講座を受ける前に自分で1冊完成させておくと、同じ講座から得られるものが変わります。
留学コースは、1年間ニュージーランドの高校に在籍します。
英語の運用力は伸びますが、帰国後は日本の大学入試の形式に慣れ直す時間が必要です。
特に、共通テストで使う日本語の設問形式と、国語・数学・理科・地歴公民の学習量は、留学中に手が止まりやすいところです。
留学前に英語以外の科目の基礎を1周しておくと、帰国後の負担が大きく減ります。
進学コース・スポーツサイエンスコースは、四年制大学から専門学校まで進路の幅が広いコースです。
学校推薦型選抜や総合型選抜を使う生徒が多く、その場合は定期テストの評定が出願要件になります。
文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」でも、大学は「重要と判断する教科・科目を指定し、単位修得や一定水準以上の具体的な評定の獲得を出願要件等として求めることができる」とされています(文部科学省 入学者選抜実施要項)。
高1の最初の定期テストから評定は積み上がります。
生活デザインコース・総合ビジネスコースは、2年次から専門科目の比率が上がります。
四年制大学の一般選抜を考えるなら、専門科目に時間を取られる前の高1のうちに英語と数学の基礎を終えておくのが現実的です。
至学館高校を受験する中学生へ
至学館高校を目指す段階で決めておきたいのは、「高校卒業後にどこへ進みたいか」です。
コースが進路と直結しているので、順番としては志望する進路を先に置き、そこから逆算してコースを選ぶほうが失敗しません。
通学は、地下鉄名城線「砂田橋」駅1番出口から南へ徒歩6分です。
大曽根から砂田橋までは地下鉄で3分と案内されています(至学館高等学校 アクセスMAP)。
市バスなら「浄水場西」から西へ徒歩2分、「谷口」から北へ徒歩5分です。
高校入試の勉強と高校入学後の勉強は地続きです。
特に英語と数学は、中学内容を「解ける」状態のまま高1に入れるかどうかで、1年後の位置が変わります。
大曽根校では中学生の受験相談でも、高校入学後を含めた学習計画をお話ししています。
学年別の優先順位
大曽根校で至学館高校の生徒に伝えている、学年ごとの進め方です。
- 高1:英単語・英文法・数学ⅠAの基礎問題集を、学校の進度と並行して1冊ずつ終える。定期テストは範囲を参考書で先に押さえてから臨む
- 高2:志望する進路の方式(一般選抜か学校推薦型選抜か)を仮決めする。一般選抜なら英数を仕上げ、推薦を使うなら評定を落とさない科目配分にする
- 高3:一般選抜は夏までに志望校レベルの参考書へ進み、秋から過去問。推薦は夏までに志望理由書と面接の準備を始める
進路の方式によって、この1年の使い方はまったく変わります。
「まだ決まっていない」場合は、両方に効く英語と数学の基礎から着手するのが安全です。
よくある質問
至学館高校の進学コースから四年制大学に行けますか
行けます。
公式サイトの令和6年度卒業生の合格実績には、県内私立大学を中心に多数の大学名が並んでいます。
ただし進学コースは進路の幅が広いコースなので、四年制大学の一般選抜を狙うなら、学校の授業とは別に英語と数学の演習時間を確保する必要があります。
至学館高校のアドバンスコースと進学コースはどちらを選ぶべきですか
高校卒業後にどこへ進みたいかで決めてください。
国公立大学や難関私立大学を志望するならアドバンスコース、進路をこれから決めたい・部活動に比重を置きたいなら進学コースが合います。
募集人員はアドバンスコースが30名、進学スポーツサイエンスコースが260名です。
至学館高校から大曽根の武田塾には通えますか
通えます。
学校最寄りの地下鉄名城線「砂田橋」駅から大曽根駅までは3分と学校のアクセス案内に記載されています。
武田塾大曽根校は大曽根駅から徒歩圏内にあるため、学校帰りに自習室を使って、週1回の特訓で宿題の範囲を確認テストで確かめる形で通えます。
まとめ
- 至学館高校は普通科・家政科・商業科の3学科6コース。進学コースとスポーツサイエンスコースは1年次に一括募集され、2年次に分かれます
- 進学先の中心は県内私立大学ですが、国公立大学・難関私立大学の合格者も出ています
- コースで進路の方式が変わるため、一般選抜か学校推薦型選抜かを高2のうちに決めると、高3の1年間の使い方がはっきりします
武田塾大曽根校の無料受験相談では、至学館高校のどのコースにいるかと志望する進路を伺ったうえで、一般選抜と学校推薦型選抜のどちらで戦うかを決め、そこから逆算した参考書の順番と期限を一緒に作ります。
コースを決めきれていない中学生と保護者の方のご相談も承っています。
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
名古屋市北区・大曽根駅の予備校・個別指導塾|武田塾大曽根校
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