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IELTSってどんな人が受けるの?受験生はとった方がいい?

こんにちは! 武田塾御茶ノ水本校です!

「IELTSって受験で使えるの?」
「そもそもIELTSってなに?」

大学によってはIELTSを受験に利用するところも出てきましたが

IELTSについて詳しくない人はまだまだ多いです。

 

そこでこの記事では、「IELTSとはなにか」から

「どんな人が取るべきか」まで詳しく解説します!

 

IELTSがどんな試験か気になる人

ぜひご覧ください!

 

IELTSってなに?

IELTS試験

IELTSとはどんな試験?

IELTSとは、海外で知名度の高い英語4技能試験です。

4技能の試験なので、スピーキング、ライティング、リスニング、リーディングの

4つ全てが試験として用意されています。

 

海外で知名度が高いため「海外で仕事をしたい、学習したい」

あるいは「海外に移住したい」といった際の申請に多く使われています。

 

IELTSは合否判定をするテストではありません。

受験者の技能レベルに合わせ、スコアは1.0〜9.0までの

「バンドスコア」として出てきます。

 

とはいえ「私はバンドスコア5.0です」と言われても

それがどのくらいか分からないですよね。

 

そこでバンドスコアの点数がどのくらいの技能とされるかを

下記の表で解説します。

9.0 エキスパート・ユーザー

十分に英語を駆使する能力を有している
適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある

8.0 非常に優秀なユーザー

時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に 英語を駆使する能力を有している。
慣れない状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入 った議論に、うまく対応できる。

7.0 優秀なユーザー

時折、不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。
複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。

6.0 有能なユーザー

不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。
特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすこ とができる。

5.0 中程度のユーザー

部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において 全体的な意味をつかむことができる。
ただし、多くの間違いを犯すことも予想される。
自身の分野におい ては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。

4.0 限定的ユーザー

慣れた状況おいてのみ、基本的能力を発揮できる。
理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。

3.0 非常に限定的なユーザー

非常に慣れた状況おいて、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。
コミュニケーションが頻繁に途絶える。

2.0 一時的なユーザー

確実なコミュニケーションを行うことは不可能。
慣れた状況下で、 その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。
英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。

1.0 非ユーザー いくつかの単語を羅列して用いることしかできず、基本的に英語を使用する能力を有していない。
0 非受験者 評価可能な情報なし。

出典:公益財団法人 日本英語検定協会「バンドスコアの解釈について」

基本的にはバンドスコア6.0以上が評価され始める基準とされています。

 

英検との違い

英語の試験といえば「英検」を思い浮かべる方も多いですよね。

同じ英語の試験である英検とIELTSですが、結果の出し方や使用用途など

違いはいくつかあります。

 

まず、英検は受験した級に対し合否が出ますが

IELTSは自分の英語レベルが「バンドレベル」として表示されます。

 

また、英検は一度合格さえしてしまえば

その結果をずっと使えますがIELTSのバンドスコアは2年で無効となります。

 

もう一つのわかりやすい違いとしては、使用用途あります。

 

英検は国内では有名ですが、海外での知名度はIELTSには及びません。

そのため
「国内で使いたいなら英検」
「海外(特にイギリス、オーストラリア)で使うならIELTS」
と大まかに分けることができます。

 

海外留学のために英検を使ったり、国内の進学でIELTSを使える場合ももちろんありますが

おおよその感覚として「国内=英検」「海外=IELTS」と覚えておけば

どちらかで迷った時に選びやすいかと思います。

 

ちなみに、こちらも参考程度になりますが

英検1級はIELTSバンドスコア7.0程度と言われています。

 

「ざっくりとした自分の英語力を知りたいだけだから、どっちでもいいんだよな……」

迷っている方には英検をオススメします。

 

その理由は「英検のほうが安い」「英検は合格すればずっと使えるからお得」だからです。

 

自分の目的に合わせて、どちらが適しているかをよく調べると

後々悔やむことが減るのでオススメです。

 

TOEFLとの違い

IELTSに近いものでTOEFLがあります。

 

こちらの違いはTOEFLがアメリカ発の試験に対し

IELTSはイギリス発の試験です。

 

少し前までは「アメリカで使うならTOEFL」「イギリスで使うならIELTS」でしたが

最近は多くの国で両方の試験が使われて始めています。

とはいえ差が完全になくなったわけではないので

TOEFLとIELTSで悩んでいる方は、どの国で使うかを考えておきましょう。

 

他の違いとして、使われている英語が

アメリカ英語とイギリス英語で違うという差あります。

 

「IELTSでイギリス英語を使ったら減点」なんてことはありませんが

リスニングの時には多少差ができてしまいますので

その点は注意しましょう。

 

IELTSの試験について

英語試験の勉強

IELTSの問題概要

ライティング:全2問(60分)

リーディング:全40問(60分)

リスニング:全40問(約30分)

スピーキング:試験官との1対1形式(11〜14分)

 

IELTSの使用目的に合わせた2つのモジュール

IELTSの試験には目的に合わせて2つの試験があります。

アカデミック・モジュール

→大学や大学院への留学・就職希望者向け

 

ジェネラル・トレーニング・モジュール

→オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、英国への

移住や研修希望者向け

 

申込時にどちらを選ぶかによって

ライティングとリーディングの問題内容が変わります。

 

なお、問題数や時間はどちらも同じです。

また、リスニングとスピーキングはどちらのモジュールを選んでも同じです。

 

IELTSの受験方法

IELTSには紙で試験を行うペーパー版と

パソコンを使うコンピューター版があります。

 

試験の内容は同じですが、その他の部分で多少の違いがあるので

下記ご覧ください。

 

ペーパー版

会場:全国主要都市
日程:毎月4日間程度開催
結果:試験13日後に発表
受験料:25,380円(税込)

 

コンピューター版

会場:東京・大阪で実施
日程:毎月10日間程度開催
結果:試験3〜5日後に発表
受験料:25,380円(税込)

 

コンピューター版ではリスニング、リーディング、ライティングのテストは

紙ではなくパソコンを使って行われます。

 

ただし、スピーキングテストはパソコンではなく

試験官との1対1です。

 

IELTSの難易度

オススメ参考書

IELTSのバンドスコアの解釈を上記に表で出しましたが

他の英語試験と比べるとどれくらいかも気になりますよね。

 

他の試験との正確な比較は難しく、おおよその目安となります

難易度の比較としては下記のようになります。

IELTS 英検 TOEIC TOEFL iBT
9.0   120
8.5   119
8.0   117 - 118
7.5 970 - 990 109 - 116
7.0 1級 870 - 970 100 - 108
6.5 820 - 870 90 - 99
6.0 準1級 740 - 820 80 - 89
5.5 600 - 740 69 - 79
5.0 2級 550 - 600 61 - 68
4.5 500 - 550 52 - 60
4.0 準2級 450 - 500 45 - 51
3.5 300 - 440 33 - 44
3.0 3級 291 - 299 29 - 32
2.5 270 - 290 20 -28
2.0 4級 260 - 269 12 - 19
1.5 5級 100 - 259

引用:English Innovations

 

IELTSは大学受験に使えるの?

共通テストの時間割、配点

IELTSを大学入試に利用できるところは多いです。

例えば、「早慶上理ICU」「MARCH」では

慶應義塾大学以外の全ての大学に、IELTSを入試に利用できる学部があります。

 

例えば早稲田大学の文学部、文化構想学部では

IELTSで5.5以上のスコアを持っていれば、外国語を受験しない

「英語4技能テスト利用方式」の入試を受験可能です。

 

また、早稲田大学の国際教養学部では

IELTSのスコアに応じて得点が加点されます。

 

このように、IELTSを入試に使える大学は多く

もしもあなたがIELTSを持っている、あるいは受験予定であれば

大学入試での利用も考えてみることをオススメします。

 

英語外部検定試験を使える大学を知りたい方はこちら!

 

IELTSを受けたほうがいい人

逆転合格

大学入試で使うなら、入試までに時間がある人

上記で書いた通り、入試にIELTSを取り入れている大学は多く

うまく使えば受験を有利に進めることができます。

 

入試のためにIELTSの勉強をする場合、そちらに時間を取られて

受験英語の勉強ができなくなってしまいます。

 

そのため、万が一IELTSで希望のスコアが取れなかった場合に

ほぼ勉強していない状態で受験することになってしまいます。

 

このような理由から受験生のIELTS受験はオススメできませんが

入試までに時間がある高1、2年生で

英語が得意な方はIELTSを受けてみるのも一つの手です。

 

海外留学や研修をしたいと考えている人

IELTSは発祥の地であるイギリスだけでなく

アメリカ、カナダ、オーストラリアなど

世界14ヵ国で認定されているテストになります。

 

そのため、海外で留学や研修

または海外に移住をしたいと考えているにはオススメです。

 

ただし、利用先によってTOEIC、TOEFLなど

何をどのように評価しているかは差がありますので

情報収集は必ず行いましょう。

 

志望大学にIELTSが使えるかもチェックしよう

入りやすい学部

IELTSはちょっと特殊?なんとなくで受けるのはやめよう

国内で有名な英検やTOEICと異なり

IELTSは海外で知名度の高いテストになります。

 

利用目的によって問題内容が異なったり

受験料が少し高かったりと他の試験と違う点も多いので

大学入試や留学などにどう使えるかをしっかりと確認しましょう!

 

IELTS以外の英語外部検定試験を知りたい方は

ぜひこちらの記事をご覧ください!

 

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