過去問分析は夏があなたのもとを去る前に 2019/8/30追記

京都校・

過去問分析は夏があなたのもとを去る前に

どうも!京都の予備校と言えば武田塾京都校!講師のS.Yです!

みなさん全統マークお疲れさまでした。

気が付けば、夏ももうすぐ終わろうとしています。

あと1週間ほどで、「9月」がはじまるのです。秋風が吹くとたくさんの模試が実施されるので、最低限9月中に基本的な事項を完璧にしておいてほしいものです。

「完璧」という言葉は安易に用いられることが多く、安っぽい言葉に成り下がっているように思われますが、ここでは、本当の意味で「完璧」にしてほしいと思って使っています。

さて、記述模試も近づいていますが、みなさん、過去問分析はおすみでしょうか?

目次

・過去問分析の重要性

・具体例

・目的意識を思って模試に挑む

 

過去問分析の重要性

過去問分析はおすみでしょうか?なんて聞きましたが、「分析どころか、過去問を解いたことすらない!」なんて人もいるかもしれません。

とんでもないことです。

あなたは旅行するときに、いろいろ調べる前に、とりあえず家を出るタイプの人…①ですか?

あらかじめ良いお店を探したり、人気の観光スポットを調べたりしますよね。…②

それだけでなく、道が混むかどうか、宿泊先のアメニティはどれくらい揃っているかなどを見て、出発時間や持ち物を調整する人もいます。…③

もっと計画的な人であれば、複数の行き先について、各スポットの位置関係や込む時間帯などを調べて、どこから回ると効率が良いか、旅程を立てます。…④

 

おそらく過去問分析をしない人は、①か②のタイプでしょう。

①はヤバいやつだと思うかもしれませんが、②もたいして変わりません。

というのも、②はそもそもどこに旅行するのかを決めている段階にするようなことで、「旅行をするにあたって計画を立てている」わけではないからです。

受験に置き換えてみれば、

①→志望校を全く決めずに、とりあえず勉強している状態。

②→志望校受験に必要な教科を知っていて、とりあえずそれを勉強している状態。

ということができ、たいして変わらないということにも納得していただけるでしょう。

そして、自分が②だということにも気が付くでしょう。

では、③はどうか。

③→各科目の配点や形式、出題難易度を調べて、どの科目をどの程度の強度でやるかについておよその検討がついている状態。

といったところでしょうか。

マークのみか記述もあるか、英作文は和文和訳のみか自由英作もあるか、漢文はでるかでないか、などもここに当たるでしょう。

「歯ブラシはホテルにあるから持っていかなくていいや。」というのと、「漢文は出ないからやらなくていいや。」は似ているような気がしますね。

ところが、僕に言わせれば、この程度のことは「過去問分析」とは言いません。

「過去問分析」というのは、英語であれば、文法が何点分、読解が何点分といったような細かい配点に加え、時間設定は短めなのか長めなのか、各設問の難易度はどれくらいか(難易度が低い場合は、取らないと差がつくし、確実に取らないといけない。)、もっといえば、参考書に書かれているような基本的な知識が、どのように変形されて出題されているかというところまで見なければなりません。

過去問をしっかり分析して、それがしっかり頭に入っていれば、日ごろの勉強の際に、この問題は自分の志望校だとこういう聞き方でこういう形式で出るだろうな、この問題はここまでしか聞いていないけど、自分の志望校であれば、ここまで覚えて書けるようにしておく必要がありそうだなといった風に、常に志望校を具体的にイメージしながら問題を解くことができます。

抽象的な話をしても仕方がないと思うので、実際に僕が受けた受験をした時にした過去問分析の例を見てもらおうと思います。

 

具体例

僕は、センター試験で国語(漢文含む)、英語(リスニング含む)、数学ⅠA・ⅡB、日本史、倫理・政治経済、生物基礎、地学基礎を受け、京都大学の二次試験で国語、英語、文系数学、日本史、併願校の同志社大学で国語、英語、日本史の問題を解きました。

センター試験の分析は、それだけでかなりの分量になると思うので、別記事としてまたの機会に見ていただくとして、国公立二次と私立大学受験の過去問分析を見ていただくことにしましょう。きっちり書きすぎると時間がかかってしまうので、さっきの分類でいう③にあたるようなものは、必要なところだけ書きます。④のレベルの分析を見てわかってもらうのが、主眼です。

 

国公立二次の例(京都大学)

国語

現代文

1.「なぜか。」などの簡潔な聞き方が多く、解答欄の大きさ以外の明確な字数制限はない。

2.比喩的・文学的な言い回しを説明的に言い換えさせる問題が多い。

3.傍線部や本文中の語句の細かいニュアンスを正確に言い換える必要がある。(「うらやましい」と「ずるい」、「し損なう」など。)

古文

1.和歌が以上に出る。掛詞が使われていて二重の意味があるものが多く、両方繋げて訳さないといけない。

2.文章が短く、簡単。読めることは当たり前で、いかに忠実に訳すか、現代文の論述のように適切に表現できるかが問われるのだろう。

3.古典の注釈で古典を読むというようなスタイルを取る傾向にあり(学者、あるいは古典文学専攻の学生がこのようなことをやるから?)、そのためには漢文も出題される。

 

英語

1.高度で、長い英文の和訳問題が多く、書かれている英語の表現に忠実に、丁寧に和訳する必要がある。時間はその分たっぷりある。

2.受験生が知らないような単語が注釈なしに和訳問題中に含まれていることもあるが、その多くは全体の文章の理解からギリギリ推測がつくように配慮されている。

3.抽象的で(日本語らしい表現で)長い英文和訳問題が出題され、日本語文の意味を正確に捉え、訳しやすい形に言い換えて英語にする必要がある。

4.およそ受験生が英語に訳せない単語も明らかに含まれており、言い換えて訳す能力が問われていることがわかる。(「星座」「トキ」「生兵法は大怪我のもと」など。)

 

文系数学

1.ほとんど小問なしの問題が出され、問題の意味を把握しイチから解答を作り上げなくてはならない。(→普段の勉強で、小問がなくても解けるかどうかの練習をする。)

2.解放が複数ある問題が多く、どの解法なら計算量が少なく済むかをかんがえたり、別のアプローチがないかを常に考えなくてはならない。(図形問題で、初等幾何で解くかベクトルを使うか、座標を置くかなど。)

3.大問1は簡単なことが多い。難問は部分点狙いで解ける数問に時間をかけるべき。

 

日本史

1.史料問題では未見史料が出され、徹底した時代把握のもと、設問文に照らしながら推測しつつ解いていく必要がある。

2.基礎的な用語を難しい聞き方で聞くことが多いので、派生的な知識や推測するための背景知識は豊富であるのが良い。

3.出題範囲の配分は年度によって異なるが、政治は30%程度、社会経済的分野から40%ほど出ていることが多く(法学、政治学をやる際の背景知識として重要となるためか?)、時代も分野もまんべんなく抑えておく必要がある。

4.30点分(100点中)の配点がある200字論述×2でどこまで書けるかが差の付くポイントで、〇世紀~△世紀の土地制度の変遷や、第△次○○内閣の政策について対内的、対外的側面を踏まえて書く、といったように広い範囲での正確な理解が必要であり、問題が何をどこまで書くことを求めているかを正確に読み込む必要がある。

 

私立大学の例(同志社大学)

国語

現代文

1.問題文が長いので、内容を忘れないようにしっかり頭に入れながら文章を読む。

2.選択式の設問は比較的簡単なので、あんまり落とせない。

3.最重要ポイントは論述。配点は明らかにされていないが、おそらく30点分くらいあると思われる。40字記述で、確実に問われているポイントを抑えないと、0点もあり得る。

4.40字記述で書くべきポイントは、そのまま書くと5~60字くらいになってしまうようなところであることが多く、要点を整理して、適宜自分の言葉で言い換えて40字に作り替える必要がありそう。

古文

1.説話や歴史物語が多い。

2.選択式の設問は比較的簡単なので、あんまり落とせない。

3.最重要ポイントは論述。配点は明らかにされていないが、おそらく20点分くらいあると思われる。30字記述で、確実に問われているポイントを抑えないと、0点もあり得る。

4.2、3より、論述が合否の分かれ目だろう。

 

英語

1.大問3の会話文問題がめちゃめちゃ簡単。絶対に落とせない。

2.文章は長く、比較的難しい。国語同様記述問題があり、英文和訳と和文英訳が出題される。レベルは標準的。

3.記述問題の配点が異常に高いことが予想されるので、ここを点数の引きどころがないくらいに正確に書けるかが合否の分かれ目だろう。

 

日本史

1.得点調整があり、自分の取った点数よりも大幅に下がることが予測される。

2.番号の選択の問題と、記述の問題があり、問題数を数えてみると、選択を2点、記述を3点とすると、ちょうど満点になった。(得点調整の方法が分からないのであんまりあてにならないかもしれない。) ※記述の配点がもっと高い可能性は十分にあります。

3.奇問も混ざっているが標準的な知識を抑えていれば、7割5分くらいは堅そう。

 

などです。思い付く限りでバ~っと書いたので細かい注意点はもっとありますが、どのような能力が求められているかを忠実に分析することを心掛けてください。

特に社会・理科などの範囲が定まっていて、出題の傾向が明確な科目は、ここで挙げたような分析では不十分です。

この分野が何割、というだけでなく、もっと具体的に、この単語を聞く問題がよく出ているなといったことや、こういう聞き方の場合はこういうのが答えになる事が多いな、などと徹底的に分析します。

 

同志社大学は併願校だったので、過去問は1、2回分くらいしか解きませんでしたが、それでも過去問分析は徹底的にやりました。

国語や英語では選択問題でポロポロ落としてしまっていましたが、記述はわれながら点数の引きようがないぐらい正確に解答を書けていたと思いますし、記述の配点が高いことは間違いないかと思います。

 

2019年8月30日 追記

このような分析をするための格好の素材として、赤本の前半部分にある、「大学情報」「傾向と対策」の部分、河合塾や駿台の解答速報にくっついている「分析」などを参照することをオススメします。

もちろん自分でやってもらいたいのですが、すでに研究されて公開されているものがあるのにそれを見ないで考え出しても「車輪の再発明」にしかなりません。

まずはすでに公開されているものを見て、その次の段階としてさらに他に何かないか、自分で分析をしてみるのが良いでしょう。

 

目的意識を思って模試に挑む

さて、過去問分析をして、終わりではありません。

重要なのは、そこで得た知見をどう活かすかです。

もうすぐ記述模試がありますが、そこでの目標を具体的に立ててみましょう。

全統記述や駿台実戦などの模試は、さまざまな私大や国公立二次を意識した、ごちゃまぜの問題が出されます。

だから、京大を受験する人は、あんな感じの自由英作はでないし、、とか、国語の論述に字数制限はないし、、とか、日本史でそんなむずい年号でないしとかの言い訳ができますし。

同志社を受ける人は、あんな抽象的な和文英訳は出ないし、国語の100字論述なんてやっても意味ないし、日本史で論述なんか出ないし、、、なんて風に言い訳できてしまうのです。

じゃあ受ける意味ないのかというと決してそんなことはなく、記述模試を受ける前にいかに自分に合った目標を立てるかによってはとてもいい腕試しになります。

同志社を受ける人であれば、和文英訳であれば文の構造をしっかり作れたか、国語の論述であれば書くべき論点だけは正確に当てよう、日本史は論述以外の難しい問題がどこまで取れるか確かめよう、、、といった風に目標を立てることで、過去問分析を通して知った、志望校合格に必要な力が身に付いているかを、少し難しい問題でチェックすることができる場に様変わりするのです。

というか、ここまでやらないと記述模試受ける意味ないですよ??

 

最後に、ひとこと。

以前別のブログでも書きましたが、自分が何をどこまで勉強しなければならないか、というのは、志望校合格に必要な学力と現状の自分の学力との差です。

そのためには、過去問を分析して、志望校合格に必要な学力を知らなければなりません。

 

さらばじゃ。

 

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