【0秒思考】悩みを解消！？
言語化トレーニングを紹介!
こんにちは！武田塾北千住校です。
突然ですが皆さんは0秒思考をご存じでしょうか。
0秒思考とは元マッキンゼーの赤羽雄二さんが編み出した、思考トレーニングのことです。
今回のブログ内容は受験勉強とは少し異なりますが、興味がある人は読んでみてください！
0秒思考の概要
皆さんは頭の中でもやもやしていることをずっと頭の中で考えていて、勉強に集中できずに何時間も時間が過ぎてしまうなんてことはないでしょうか。
よくある例でいえば、人間関係で悩むことがあるとおもいます。なんであの時自分はあんなことを言ってしまったのだろう、なんであいつは自分に対してあんなことを言ってきたんだろう。
しかし、頭の中で考えているだけでは、ずっと頭に残ったままでもやもやが続いてしまいます。このような問題の解決策として、思考を言語化し、アウトプットする方法がよくなされます。
この思考の言語化、アウトプットの訓練をするのが0秒思考です。
ではこの0秒思考はどのように行えばいいのでしょうか。
0秒思考のやり方
0秒思考をするにあったって準備するものは2つです。1つ目はA4の白紙、2つ目はボールペンです。
やることはいたって単純で、A4用紙を横置きにし、用紙の左上にタイトル(考えたいこと)を書き、右上に今日の日付を書きます。そして左詰めでタイトルに対するメモを4か6行程度書いていきます。これを1分間でやります。
ポイントは大きく分けて3つあります。
1つ目は、思いついたこと、感じたことやアイデアを頭に浮かぶままに書いていくことです。1分間という制約がありますから、余計なことを考えていては、間に合いませんし、ペンが走るままに書くということが重要です。後から見返して、自分はこんなこと思っていたのかと驚くこともあります。
2つ目は、メモ書きの一行は20から30文字程度と極端に短くならないようにすることです。思考の言語化の訓練ですので、できるだけ内容は具体的にしましょう。
3つ目は、1分間という制約をできるだけ守る(15秒程度なら延長可能)ことです。時間をかければアイデアが出てくるというわけではありません。逆に余計なことを考えてしまう要因になります。
メモするタイトルは何でもいいです。例をいくつか紹介すると、
・なぜ今日こんなに眠いのか
・どうして最近こんなに太ってしまったのか
・英語の成績が思うように伸びないのはなぜか
・早起きするには
・今月の模試でいい点を取るには
・部活でレギュラーになるには
などこのような感じで日頃思っていることや考えたいことをタイトルにし、メモ書きをしていきます。
例として早起きするにはというタイトルで自分がメモ書きをしたものを下に貼っておきます。
1分間という制約ですので字が汚くなっても、誤字があっても問題ありません。実際、自分もスマホをスマモと書いてしまっています。
書いたことはこんな感じです。
早起きするには 2022 09 22
-前日の夜にスマモ長くみるのがよくない
-睡眠時間はしっかりかくほしなければ
-朝何をやらなければいけないか明確じゃない
-朝やらなければいけないことを前日の夜にまとめる
-朝とりあえずそれをやるために起きよう
早起きをするために、前日の夜はスマホを見るのではなく明日やることをまとめ、明日は朝からそれをやると決めることで早起きをするきっかけ、動機を作ろうという風にまとまりました。こんな感じで日頃の考えをメモ書きにより、アウトプットしていくことが0秒思考の思考トレーニングです。
0秒思考の著者赤羽雄二さんによると、このメモ書きを、1日最低10枚毎日続けていくと、言語化の能力は飛躍的に上がると述べています。
0秒思考の効果
0秒思考は、頭の中の言語化の訓練であるため、このメモ書きを1日最低10枚続けていけば、言語化能力の向上さらにはそれによるコミュニケーション能力の向上が見込めます。
加えて、このメモ書き自体に頭の中を整理する、もやもやしていることをすっきりさせる効果があるため、例えば、最初の方で話した人間関係のもやもやをタイトルにしてメモ書きを行えば、もやもやは消え、それだけで効果があるものだと思います。
また、メモのタイトルを、今日やらなければいけないこと、今日の反省、今月の目標、今月の反省などにして0秒思考を行うことで定期的な振り返りやこれからしなければいけないことをアウトプットでき、やらなければいけないことを明確にできますし、振り返りをする良いきっかけにもなります。
一日10枚はいかずとも、ぜひ皆さんもこのようなことから0秒思考を始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は0秒思考という受験勉強とは少し違う内容の話でしたが、ボールペンとペンがあればできますし、1日10分でできますのでやってみてはいかがでしょうか。最初の方はなかなかペンが進まなかった人でもすぐにすらすらとペンが進むようになっていくようになると思います。
またこの0秒思考は書籍が出版されていますので興味のある人は読んでみてはいかがでしょうか。
参考文献
赤羽雄二（2013）『ゼロ秒思考―頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』. ダイヤモンド社
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