【経済学部の紹介】経済学部ってどんな勉強をする学部？

【経済学部の紹介】経済学部ってどんな勉強をする学部？

京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩１分のところにある

学習塾・予備校である武田塾 桂校 講師の山内です。

 

今回はタイトルにもある通り

「経済学部ってどんな勉強をするところか」

という話を

自分の体験を交えながらしていきたいと思います！

 

本記事は

・経済学部志望の人

・経済学に興味のある人

・いまいち商学部や経営学部との違いがわからない人

・学部選びに困っている人

におススメです！

 

 

 

 

 

 

はじめに

大学の学部選択って非常に大変ですよね。

 

大人たちからは

・何がしたいのか

・何に興味があるのか

・やりたいことは何か

と聞かれ、

 

それに当てはまる大学・学部学科に行くように勧められる

というのはいつの時代も変わらないと思います。

 

でも、正直今日の大学に存在する学部はかなり多いように感じます。

 

もちろん、法・経・文・商などは昔からありますが、

最近できた新しいものも色々な大学に見られます。

 

たまに初めて学部名を聞いた時に

何を勉強するところなのかわからないものも

多いように感じます。

 

受験勉強の忙しさに忙殺されている、

そんな中の学部選びの一助になれば

と思って書いております。

 

 

 

 

経済学とは？

さて、突然ですが「経済」というのは

何という言葉の略か知っていますでしょうか？

 

恐らく、高校生であれば知っていると思いますが・・・

 

 

 

 

正解は

経世済民 (けいせいさいみん)

です。

 

経世済民の経と済という漢字をとって、

経済と呼んでいます。

 

意味は

「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」です。

 

まぁ、ぶっちゃけ

あんまりこの言葉のイメージはないですよね。

 

英語では「Economics」と訳されます。

経済学部ではまず初めに

この訳から勉強します。

 

・・・は？^^と思うかもしれませんが、

私はここから勉強しました。

 

初めにEconomicsの語源から辿っていきます。

 

そして、経済（Economics)とは

そもそもどういうものであったのか、

というところから学習します（当たり前ですが）。

 

簡単に説明すると、

語源はギリシャ語の「オイコノミア」であり

家の管理を意味する「家計・家政」を意味していました。

 

そこから、国家レベルで

理財学（旧称）と呼ばれるようになり

現在の形になります。

 

初めから国家レベルのお金の動きを

意味していたわけでは無かったんですね。

 

このように、経済学というのはかなり歴史があります。

 

皆さんで聞き馴染みがあるとすれば

アダム・スミスの「国富論」とかでしょうか。

 

まず、何を勉強するのかと聞かれれば

「歴史」になります。

 

 

 

 

何を勉強するのか？

歴史を学んだあとに何を学習するのかという事ですが

非常に大雑把に分類するならば

恐らく大体の学生は

「分析」・「思想」・「歴史」の３つに

分けられると思います。

 

 

分析

とは統計の知識を使ったり、

経済理論を駆使したりして

経済現象の本質を捉えて

問題を解決していく分野になります。

 

この「経済分析」の分野も様々であり、

理論経済・計量経済・金融経済・労働経済などなど

研究分野は多くあります。

 

 

思想

とは「新古典派経済学・ケインズ経済学・マルクス経済学」

が代表であり、

そもそもの経済という現象を捉える時の

基盤となる考え方や歴史を学ぶ分野になります。

 

この３つくらいは

何となく聞いたことがあると思います。

 

簡単に説明します。

新古典派経済学

市場経済は放っておいても勝手に価格が安定し、

適切な資源配分が達成される（神の見えざる手）

 

ケインズ経済学

市場経済は放っておくと不安定になるから、

政府が色々と金融・財政政策を

打ち出してあげないといけない

 

マルクス経済学

資本主義社会を批判的に分析する学問。

大きな政府という、積極的な政府の役割を

一番に重視した福祉国家を目標としたもの。

 

こんな感じです。

あまりにも話せない部分が多いので

ざっくりとしていますが

気になったものがあれば調べてみてください！

 

 

そして、

歴史

とはその名の通り経済の歴史を学ぶ分野です。

 

他国の歴史（中国経済史・西洋経済史・アメリカ経済史など）

であったり、自国の歴史を学んだりします。

 

筆者の肌感では

この分野を勉強している生徒は少ないように思います。

 

学生の多くが

分析・思想・理論のどれかに分類されると思います。

 

 

 

 

他の学部との違い

経済学部はよく商・経営学部と混同されます。

その違いを説明していきます。

 

まず、経済学部の学ぶ分野の傾向として

全体の流れを見ることが多いです。

 

 

商学部との違い

経済学部では、

ある複雑な経済現象を、

数学的・理論的に分析、実証し一般化・抽象化して

「社会全体」の発展を考えるのに対して、

 

商学部は

ある企業を実際の活動に焦点を当てて

その事象を実証したり分析し

「商品」の発展を考えるのが主であります。

 

例えば、

何故マクドナルドは夜マックを販売してるのか？

何故アルコールは売らないのか？

などが挙げられると思います。

 

 

経営学部との違い

また、経営学部との違いも

何を中心として考えるのかが違います。

 

経営学では「企業」の発展について考えます。

企業の発展と言えば経営戦略を練ることになると思います。

 

今企業にある経営資源をどのように扱い、

持続的な経営がどのように実現できるのか

というのを追求します。

 

 

 

 

私の学んでいること

因みに、私は経済学部に所属しているため

現在学んでいることをお話ししたいと思います。

参考になればよいと思います。

 

専攻を分野名で言うと「創造都市論」になります。

 

説明すると長いのですが、簡単に説明すると、

これから都市を形成していく上で必要になってくるのは

創造性・クリエイティビティ・芸術（広義的）であり

それを支援するために

政府は資金的な援助や様々な援助をする必要がある。

 

そして、そのための支援をするためのシステムと

お金の出どころなどを

過去の歴史から勉強し

これからの創造的都市・社会にコミットする方法

を考えるといったものです。

 

恐らく、なんとなくイメージしていた

経済学とは違うと思いますが

このような事をやっています。

 

経済学部はかなり広範囲の事を

経済と絡めながら学ぶことができ、

その大学規模が大きくなればなるほど

範囲は広がっていきます。

 

特にやりたいこともないけど、

何となく経済に興味あるなくらいでも

好きな事と関連させた研究もできるのでお勧めです！

 

学部選びに迷ったらいつでも相談に来てくださいね！

 

 

 

※その他、学部紹介はこちらから！