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地学基礎の対策&勉強法は?最短で9割越えの参考書も【共通テスト】

こんにちは!武田塾香椎校です!

今回は、共通テスト地学基礎について徹底解説。

書いてくれた香椎校の先生は、記述模試全国一位(偏差値93)だそうです!

そのため、今回も自信をもって推せる内容となっております!

 

しかし、地学基礎とはどういった科目か、

知らない人も多いのではないでしょうか。

今回は、地学基礎の特徴について紹介した後、

短期間で9割を超えるための方法について、

おすすめの参考書を交えながら徹底解説!

ぜひ最後までご覧になって、地学基礎を極めてください!

 

 

共通テスト地学基礎、受験者数は?平均点は?

地学基礎は、高校でそもそも開講されていない…

といったことも多くあります。

特に福岡県は、化学基礎&生物基礎の選択が多く、

地学基礎は疎遠になりがちではないでしょうか。

 

後で説明しますが、生物基礎と化学基礎は、

基礎科目の中でも特に難しく暗記量の多い二つで、

この2つの組み合わせを強いられる福岡県の高校生は大変かと思います…

そこでまずは、他の理科基礎と比較した地学基礎の特徴を紹介します!

 

地学基礎の受験者数は?

まず、共通テストを実施している大学入試センターから公表されている、

受験者数や平均点といったデータを見てみましょう!

 

〇受験者数(令和3年度)

物理基礎…19094人

化学基礎…103074人

生物基礎…127924人

地学基礎…44320人

 

このようになっており、

地学基礎は、全国的に見ると結構な数の受験者数がいます。

ものすごくマイナー科目、というわけではありません。

 

地学基礎の平均点は?他の理科基礎よりおすすめ?

〇平均点(令和3年度)

物理基礎…37.55点

化学基礎…24.65点

生物基礎…29.17点

地学基礎…33.52点

 

このようになっており、地学基礎は十分高得点を狙える科目!

後で詳しく紹介しますが暗記事項のパターンものが多いため、

一度完成させれば安定して得点を取れることが強みです。

文系の画像

地学基礎はどういう科目?何を習う?難易度は?

物理基礎、化学基礎、生物基礎と比べ、

地学基礎は、履修できる高校が限られていることもあり、

どういった科目かご存じない人も多いのではないでしょうか。

 

地学基礎は、「地球科学(Earth Scienece)」

の二文字を取った通り、地球について学ぶ科目。

 

習う範囲としては、

1活動する地球

2移り変わる地球

3大気と海洋

4地球の環境

5太陽系と宇宙

 

の大きく5つに分けられます。

それぞれについて、どのようなことを習うのか確認しましょう!

 

1活動する地球

①地球の構造

②プレートの運動

③地震

④火山

 

最初に、地球が球体であることがどうして説明できるか、

地球の組成はどのようになっているか、

ということについて勉強します。

 

また、鉱物や地磁気、といったミクロな内容から、

地震やプレート運動といった、スケールの大きな内容まで、

普段意識しない現象を科学的に説明できるようになり、

とても面白い分野です!

 

グラフや表を見て解く問題が多い分野ですので、

基本から丁寧に理解すれば、安定して高得点を狙える分野です!

 

また、大森公式を用いた計算やマグニチュードの計算など、

四則演算さえできれば解けるうえ、

計算量も化学ほど多くなく、

計算問題も得点源にできるのが特徴!

 

2移り変わる地球

①地層の形成

②古生物の変遷と地球環境

 

この分野は、普段意識しないであろう地面の下について勉強する分野。

地層の形成について勉強することは、

地層図を見て、どのような過程で形成されたのか、

どういった岩石が含まれているのかなど。

パズル的な要素のある楽しい分野です。

 

一方古生物は、中学校でも習ったことがあるかもしれません。

地質年代と、代表的な化石を覚える暗記分野ですが、

色々とゴロがあるので、興味がありましたら是非聞きにいらしてください!

 

3大気と海洋

①地球の熱収支

②大気と海水の運動

 

地球の熱収支といっても、なんのことかピンとこない人が多いのではないでしょうか。

この分野ではまず、大気の組成や大気の層構造など、

いわゆる”気象”と呼ばれる分野の基本について勉強します。

 

そして、大気と海水の運動として、

天気図を見て、どういった現象が起こるかを学びます。

 

これが分かれば、天気予報に出てくる気象天気図の見方が変わるため、

とても面白い分野です!

また、エルニーニョ現象やフェーン現象といった、

地理で勉強する内容とも結びつくため、

地理を取っている人は、地学を取ることをおすすめします!

 

4地球の環境

①地球の環境と日本の自然環境

 

ここでは、大気汚染や地球環境問題といった、

現代社会に特有の気候変動の問題について勉強します。

また、活火山帯の上にある、地震が多いといった、

日本を取り巻く特有の環境について抑えます。

 

言ってしまえば、一般常識で分かってしまう問題ばかりですので、

確実に得点源にしたい分野です!

 

5太陽系と宇宙

①太陽系と太陽

②宇宙の誕生

 

この分野では、まず太陽系の惑星それぞれと、

太陽系がどのようにできたかということについて学びます。

そのあと、宇宙全体がどのような構造になっているか、

普段見ている星はどういった星かという、

よりスケールの大きな内容について学びます!

 

個人の意見ですが、一番楽しい分野なのではないでしょうか。

天体観測がより楽しくなること間違いなし!

地学                               

共通テスト地学基礎の特徴ー暗記量は?計算量は?他の理科基礎よりおすすめ?

理科基礎は、

物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎

の4つがあります。

 

ここでは、暗記量と計算量の観点から、

理科基礎4科目のなかで地学基礎がどういった立ち位置にあるのかを分析しました。

余談ですが、私は元文系で理転したので、

理科4科目すべて受験で使ったことがあります!

 

地学基礎は暗記量はどのくらい?

まず、暗記量については、

生物基礎≒化学基礎>地学基礎>物理基礎

といった状況でしょう。

 

地学基礎で暗記の山となるのは、

〇地質年代とそれぞれの化石

〇地球を構成する代表的な岩石

〇宇宙の構造

といった分野。

 

とはいえ、酸化剤還元剤を覚えたり、バイオームと代表的な植物を覚えたり…

といったものと比較すると、ずっと暗記しやすいのではないでしょうか(個人の意見です)。

 

地学基礎はどのくらい計算問題が出題される?

また、計算量ですが、

化学基礎>物理基礎>地学基礎≒生物基礎

といった状況といえます。

※物理は物理量を文字で置く分、化学ほど計算の煩雑さが少ないため、

計算量は化学基礎>物理基礎だと感じます。

 

地学基礎で計算が出題されるのは、

〇地球の円周の求め方

〇大森公式の計算

〇太陽定数などの地球の熱収支の問題

など。

 

ただ、化学基礎のような筆算と小数点が沢山出てくる計算はありませんし

問題数もそこまで多くないため、計算が苦手、

という人でも問題なく解けるレベルです!

 

地学基礎のおすすめポイント!

ここまで、地学基礎の科目の特徴について説明してきました!

 

地学基礎を選ぶメリットとしては、

〇計算の難易度が他の科目に比べて低い

〇また、暗記量もそこまで多くない

〇一度完成させれば安定して高得点を狙える

 

といったものです。

逆に、地学基礎のデメリットですが、

〇独学で進めた場合、自分一人で参考書を選ぶのが難しい

〇もしわからないところがあったときに質問できる人が少ない

といったもの。

 

もし、地学基礎に興味がありましたら、

香椎校の無料受験相談にいらしてください!

※武田塾香椎校では自習室利用や質問対応もできるため、

地学基礎ももちろん質問可能です。

 

共通テスト地学基礎、9割を超えるための勉強法!勉強のポイントは?

地学基礎は、他の理科基礎に比べて短期間で9割を狙える科目、

といっても過言ではないと思います。

そこで、ここでは効率よく成績を上げるために、

勉強で意識すべきポイント3つをまとめました!

 

①基本知識を説明できるようにする!

地学基礎で必要とされる用語数は、

他の理科基礎科目に比べても多くはありません

だからこそ、それらの用語と意味を正確に理解することが大切。

 

※例えば、

・「示準化石と示相化石」の違いは?

・「ハドレー循環」は高緯度帯or低緯度帯?

・「P波とS波」の速さは、時速何キロメートル?

 

このような細かなポイントは、

過去問でも差が付くポイントとして出ています。

また、正確に覚える際には、ゴロを使って覚えるのもおすすめです!

 

また、他の理系科目と同様、地学の図説もおすすめです。

一度見ておくだけで全く違いますし、

単純に読み物として面白いです。

 

オススメの図説は、『視覚でとらえるフォトサイエンス地学図録(数研出版)』や、

ニューーステージ新地学図表(浜島書店)』です、ぜひ手にとってみてください!

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②因果関係を意識しつつ暗記する!

地学基礎は、暗記量が少ない科目ですが、

逆に図表やグラフを見て考えて解く問題が出題されます。

ここでは、自分の知識を問題に応用することが必要。

 

※例えば、

エルニーニョ現象について、どういった現象か丸覚えしてしまうと、

すこし捻られるとできなくなってしまいます…

ですので、

なぜ南アメリカ側で湧昇流が減るのか、

その結果気温がどう変化するのか、

ということについて、

自分で絵を描いて説明できるようにしましょう!

 

こういった点は、講義系の参考書(講義系については後程解説)にわかりやすく書いています。

それでもわからないところがあれば質問するなどして、

自分で納得できるようにしておけば

どのような設定の問題がきても対応できます!

 

人に説明するつもりで図を書いてみて、それを用いて説明できるだろうか、

定期的に振り返ってみると、成績アップ間違いなし!

 

③リード文、資料を読み取るプロセスを大事にする

これは、過去問演習などで気を付けてほしい点です。

地学基礎の問題は、

リード文や資料から必要な情報を抜き出し、

どのように知っている知識と結びつけるかが重要です。

 

例えば以前、“溶岩チューブ”という

教科書であまり扱っていない現象が出題されました。

しかし、リード文には

「溶岩チューブは粘性の低い溶岩からできる」と書かれており、

そこから、「玄武岩質マグマ」→「SiO2濃度は比較的低い」

と気づけます。こういった問題から答えを導くポイントは、

様々な問題集で演習でき、次で紹介するような参考書がおすすめです!

 

共通テスト地学基礎、9割を超えるおすすめの参考書を紹介!

さて、武田塾でも使っている、

地学基礎のおすすめ参考書について紹介します!

 

地学基礎は、

①講義系の参考書

②問題集

の大きく2種類の参考書があります!

 

①講義系の参考書は、学校の授業をわかりやすく解説したような、

インプット用の教材です。

学校で授業を受けたけれども理解に不安がある人や、

地学基礎を独学で進めよう、という人は

まずは講義系の参考書から取り組むことをおすすめします!

 

一方②問題集は、自分の覚えている知識で問題を解き、

それを得点に結びつける、アウトプット用の教材です!

問題を解き、解説を理解して解答の根拠を説明できるようになれば、

高得点間違いなし!

 

講義系の参考書でインプットし、

問題集でアウトプットする、ということを繰り返せば、

あれよあれよと9割を超え!

 

1きめる!共通テスト地学基礎

この参考書は、講義系の参考書で、

地学基礎の内容をたくさんのイラストと、わかりやすい文章で解説してあることが特徴!

まずはこの参考書から入ると間違いありません。

 

この本1冊で、入試の地学基礎で必要な基本的な知識については完成させられます。

内容を理解し、自分で説明できることを目指してみてください!

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2ハイスコア!共通テスト攻略地学基礎

こちらは、

赤シートで消える要点のまとめ&共通テスト形式の問題演習

の両方ができる参考書です。

講義系の参考書と、問題集のどちらの要素も備えた1冊で、

覚えた内容を得点に結びつける練習ができるのでおすすめです。

 

まずは講義系の参考書や学校の授業で内容を理解し、

そのうえで暗記しなければならないところや、

差がつくポイント(岩石ごとの違い、地質年代など)を赤シートで覚えられるので、

効率よく点数につながるのが特徴!

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3共通テスト総合問題集地学基礎

この本は、河合塾が出版している共通テスト型の問題集、いわゆる”黒本”です。

河合塾で実施された全統マーク模試や、共通テストの予想問題や過去問が収録されています。

 

黒本の特徴は、なんといっても解説のわかりやすさ。

差がつきやすいポイントや、他の問題にも応用できるよう、

問題集ながら基本事項から抑えられるので、

時間がないという人も、この1冊だけは取り組むことをお勧めします!

 

ちなみに、地学基礎と生物基礎がセットとなった黒本もあり、

1冊で理科基礎が完結するためこちらもおすすめです!

3

まとめー共通テスト対策地学基礎

今回は、地学基礎について、受験者数や平均点といったデータから、

9割超えるための勉強法について解説しました!

 

国公立大学を受験する人は、共通テストの点数で合否が決まるといっても過言ではありません。

そんな中、配点は少ないですが、理科基礎で安定して9割を取れれば相当合格に近づきます。

地学基礎は、安定して高得点を狙え、

いま生物基礎や化学基礎がうまくいっていない人にもおすすめです。

 

武田塾香椎校では、無料受験相談を行っています。

「地学基礎にチャレンジしてみたいので勉強の計画を立ててほしい」

「志望校に合格するためにどう勉強すればよいかわからない」

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など、どのような内容でも大丈夫!

ぜひいらしてください、お待ちしております!

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