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【受験勉強体験談】現役医学部生が受験期に実践した勉強スケジュール!-国公立編-

こんにちは!
阪急大阪梅田駅から徒歩

[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。

医進館大阪校では、現役の大学生の講師による特訓を実施しています。

また、講師の9割は医学部生であることも大きな特徴です。

実際の医学部受験で合格を勝ち取った経験より、どんなスケジュール感で各科目の勉強を進めていたのか、

今回は国公立大学編として記事にまとめてもらいました!

医学部受験を目指す方は、ぜひ今年の学習計画に役立ててみてください!

 

医学部を目指そうと思ったのはいつ?

私が医学部受験を決めたのは、中学3年生の夏頃です。

高校受験の志望校を考え始める時期に、自分の将来を色々と悩んでいる間に観た医療系ドラマがキッカケです。

医学部生なら、医療系ドラマなどを見て医師に憧れるのは、結構あるあるの話だと思います!

本格的な受験勉強を意識したのはいつ頃?

高校受験の志望校選びの段階から意識していました。

そして、高校入学と共に医学部受験に向けて、勉強をスタートさせました。

こう聞くと、「スタートが早い」と思われるかもしれませんんが、中学受験をした訳でもなく、中学生のときに大学受験に向けての勉強を開始していた訳でもないので、中高一貫校に通う人達に比べると、スタートはむしろ遅いくらいだ!と当時の自分は、感じていました。

どの科目から勉強を始めた?

勉強をスタートする前に、色々と情報を集めました。どういう参考書をやればいいのか、関西の国公立医学部に受かるには、どれくらいの勉強量が必要か...などなど。

私の周りには医学部に受かった人がいなかったので、情報を集めるのがとても大変でした。

情報を集める中で、まずはライバルになりえる中高一貫生が、中学3年生の段階で高校数学を一通り学習しているという事実を知り、驚きと同時に焦りを感じて、最初に数学の勉強からスタートしました。

最初は、全体像を掴もうと、市販の参考書で1通りの学習を終わらせました。

医学部入試は「如何に早く数Ⅲまでを一通り学習するか」がとても大事だと、今になって感じます。

医学部では数Ⅲの配点比率が高い大学が多く、差のつきやすいテーマです。

数学の目途が立てば、理科や共通テスト対策にも時間を割けるようになってくるので、医学部合格へグッと近くなると思います!

主要科目の1日の勉強時間の割合は?

主要科目の割合は日によって変動がありましたが、1日に10時間くらいは椅子に座っていたと思います。

「椅子に座っていた」という書き方をしたのは...

「椅子に座って参考書や問題集を開いている」≠「勉強している」

「椅子に座って学校や予備校で授業を受けている」≠「勉強している」

だからです。私は、受験生の頃は毎日のように、自分にこれらを言い聞かせていました。

1日が終わった時、「今日は自分は何が出来るようになって、どういう課題が見つかったのか」を考え直し、そこで何も浮かんでこなかったりしたら、自分は今日何をしてたんだ...と、よく落胆していました。

そもそも、人間の集中力は10時間も持たないと思います。椅子に座っている時間の半分も集中していたら御の字です。

その集中している時間(集中可能な時間)で、如何に自分の課題を克服できるかを意識していました。

例えば、数学を5時間も掛けてダラダラと解き続けることは、入試本番でもありえないので、大学入試と同じ試験時間を設定して、「120分で5問」などと決めて取り組んでいました。

このように自分で環境を整えて集中できるようにしていました。

なお目安ですが、数学は1日に3時間、英語は1.5時間、理科は3時間、文系科目1.5時間くらいで取り組んでました。

センター試験(現 共通テスト)の対策はいつから始めた?

文系科目は高校3年生の春頃を目安に完成させました。

特に、古文・漢文・社会の3つは暗記科目で、コツコツと取り組むことが大事です。

国公立医学部を受験する方は、文系科目を夏までに80%を取れるように取り組んでおくべきです。

共通テストの点数が足らなくて、そもそも出願できない受験生をたくさん見てきました。

土俵に上がれないので、なるべく早くに取り組んで欲しいです。

小論文・面接対策について

興味のある医療ニュースは調べてみたりしたくらいで、これといった対策はしませんでした。

面接では聞かれたことに対して、思ったことを簡潔かつ明確に、常識的な範囲で答えることを意識しました。

「何か特別なことを言わないと」とか「医学知識を披露しよう」とかは不要だと思います。

面接官は医学のプロ集団なので、ニュースで何となく見たレベルの知識や、医師でもない予備校講師の小論文講座レベルの知識をひけらかすと逆に浮きます。医師になりたいと思った経緯や気持ちを、自分の言葉で素直に伝えるのがベストだと個人的に思います。

名称未設定のデザイン (2)

私立大学の受験について

基本的に国公立大学の第1志望校と似た傾向の大学を受験すると良いと思います。

受験する大学の数にもよりますが、共通テストの受験後に過去問を解き始めると間に合わないので、共通テスト対策を本格的に取り組み始める12月頃までに、2年分は解いておきたいです。

共通テスト終了後に、2年から3年分を解いて、あとは国公立大学の第1志望校対策に全振りしましょう。

 

勉強計画を立てる上で気を付けていた事

年間、月間、週間、1日の視点に分けて書いていきます。

年間

模擬試験の日程を把握して、そこから逆算的に計画を立てていました。

特に、苦手範囲を学習するのは、受験生にとっては気が滅入ると思うので、模試を有効活用していました。

例えば、第1回〇〇模試が6月の初旬にあり、苦手な分野が出題範囲であれば重点的に取り組んだりしました。

月間

まずは、自分の苦手意識のある単元を、3~4個書き出していました。例えば...

「数Ⅲ 体積問題」

「物理 熱力学」

「化学 アミノ酸とタンパク質」

という感じです。かなり大雑把ですが、そもそも苦手ゆえに具体的にどこが苦手すらも認識していないので、個人的には、課題として認識する分においては、これくらいで大丈夫と思っていました。

週単位

週単位になると、前述のような大雑把な目標を、よりミクロに捉え直していきます。

実際に演習する中で、自分の課題が浮き彫りになってくるからです。例えば...

「数Ⅲ 非回転体の求積問題」

「物理 断熱変化と断熱自由膨張の区別」

「化学 アミノ酸の定量分析」

という感じです。課題を明確化することで、計画と実践にズレが生じないようにしていました。

1日単位

とにかく制限時間を意識して、1つでも出来ることを増やそうと思っていました。

週単位の課題は分かっているので、それを克服するためにどうするかを、その日の最初に決めていました。

最低限のノルマ(日課)として掲げていたことは...

・数学を1セット解くこと

・英語長文を1つは読むこと

...です。日課は多すぎると負担に感じてしまうので、2~3個程度に留めるようにしていました。

このように書くと、計画通りに勉強していたように聞こえるかもしれませんが、計画は狂うためにあると言っても過言ではありません。自分ひとりで勉強していると余計です。

しかし、大事なのは、計画が崩れたときにどのように修正して、次の日や来週に活かすかだと思います。

計画通りになかなか行かない受験生は、計画が何故うまくいかないのかを考えると同時に、どのように修正していくかも一緒に考えてみて欲しいです。

 

受験勉強期間を振り返ってみて

私は、医学部受験の勉強を開始した段階で、周りに医学部生がいなく、情報収集の点において、遠回りをして時間を少し無駄にしたと感じる部分もあります。

相談に乗ってくれる医学部生がいれば、もっとスムーズに勉強計画を立てれたと思います。

情報を集める中で、私は成功体験ばかりを意識して集めていた点も反省しています。

医学部入試に合格していく人たちは、様々なバリエーションで各々が確立した勉強スタイルがあります。そのような体験例が自分にも同じように当てはまるかどうかは、分からないです。

性格も違えば、育ってきた環境も違うので当然です。

もちろん、成功した人の真似をするのも大事ですが、それらを自分なりに咀嚼して、自分なりのやり方に変えていく過程が勉強だともっと早くに気付きたかったです。

合格の仕方は色々あると思いますが、不思議なことに不合格のパターンは、ある程度決まっていると思います。

間違った勉強法をルーティン化してしまうと、なかなか自分で気付けずに、時間だけが流れていくという状況になってしまいます。

そうならないためにも、情報の扱い方や、自分の勉強の取り組み方を常に意識して勉強して欲しいと思います。

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今回の記事は数学・英語・化学・物理担当のM先生に書いていただきました!
ありがとうございました!!

受験勉強を始める前に

ここまで、実際の受験期を振り返って先生に書いていただきましたが、いかがだったでしょうか?

実際に合格を勝ち取った経験談としては参考になる点も多かったのではないでしょうか。

とはいえ、いざ自分の状況に置き換えてみた時に、

何から始めて良いかわからない

目標も漠然としていてわからない

という人がほとんどだと思います。

武田塾医進館大阪校では、勉強法やコースの説明だけでなく、具体的な勉強計画の立て方まで個別に相談できる無料受験相談を実施しております。

やみくもに勉強を始めるのではなく、まずは自分の立ち位置を理解し、目標までにやるべき事を整理しましょう!

そうすると最後の目標から逆算して計画を立てる事ができます!

計画的に合格を勝ち取るべく、まずはお気軽に受験相談にご参加ください♪

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