こんにちは！
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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 保土ヶ谷校」です！！
今回は共通テスト国語ルートについて解説します。
武田塾では各科目で使うべき参考書をまとめた「ルート」を紹介しています。
通常のルートでは、私大や国公立の2次試験に向けたルートのため、国語を共通テストでしか使わない国公立理系志望や、一部の文系にとっては少し遠回りになってしまいます。
このブログで紹介するルートは、基礎レベルから最短で共通テストレベルまで仕上げるルートになっています。
国語に時間があまりかけられない人こそ、最短で点数を上げていきましょう！
共通テスト対策ルート
このルートでは、最短で共通テストの点数を上げるために必要最低限の参考書を選んでいます。
共通テストまで時間がない人や、国公立理系志望で国語に時間をあまりかけたくない人は参考にしてみてください！
現代文
共通テスト現代文のルートは、標準ルートから数冊抜いたルートになります。
このルートだけでは演習量が足りないと感じた方は、標準ルートの日大レベルで紹介している問題集を解いてみましょう。
『田村のやさしく語る現代文』＆『船口のゼロから読み解く最強の現代文』
まずは現代文の基礎的な読み方、解き方を学びます。
『田村』は現代文の解き方以前の、日本語の読み方を丁寧に解説している参考書で、他の参考書では省きがちな接続詞や助詞の役割について学ぶことができます。
二部構成の前半が講義形式、後半が問題演習となっており、学んだ知識をすぐにアウトプットすることができます。
『船口』の方は『田村』より応用的な内容になっており、より入試に近いレベルの問題演習ができます。
この二冊は現代文の根幹である、文章の読み方を解説している参考書なので、内容が身につくまで何度も復習してみましょう。
『きめる！共通テスト現代文』
この参考書は共通テスト現代文に特化した参考書です。
内容はどれも素晴らしいものですが、特筆すべきは共通テスト第二問の小説問題の解説です。
他の参考書とは異なり、共通テストの小説問題に特化しているので、ピンポイントに弱点を克服することができます。
評論文に比べて、小説問題は感覚で解いてしまう人が多く、そのため現代文の点数が安定しないことが多々あります。
なので、この参考書で小説問題の解き方についてよく学んでおきましょう。
『過去問』
上記の三冊が完璧にできたら、次は過去問演習をがつがつ進めましょう。
共通テストの過去問だけでは少ないため、センター試験の過去問にも取り組み、合計6年分くらいは解いてみましょう。
現代文だけで解くため、40~50分以内に解き終わるようにしましょう。
また、共通テストよりもセンター試験の方が問題が解きやすいため、初めはセンター試験の過去問の方から解いてみましょう。
『共通テスト実戦問題集 国語〔現代文〕』（東進ブックス）
過去問が終わったら、共通テスト形式の問題集に取り組んでみましょう。
武田塾でおすすめしているのは、東進の実践問題集です。
現代文・古文・漢文が三冊に分かれているため、それぞれ進捗度が異なっていても使いやすいと思います。
また、この参考書には解説動画が視聴できるQRコードが掲載されており、独学でも理解しやすくなっています。
『ことばはちからダ』
入試現代文には普段聞きなれない言葉が出てきます。
そのため、ある程度の語彙力がなければ文章を読むことが難しくなってしまいます。
そこで、この参考書で現代文に出てくる語彙を身に着けておきましょう。
『田村』と同じタイミングで始め、できるだけ早く終わらせるようにしましょう。
標準ルートで扱っている『現代文キーワード読解』をすでに進めている人は、そのまま使い続けても構いません。
古文
共通テスト古文ルートは、標準ルートと比べるとかなり参考書が少なくなっています。
その分、一冊一冊の完成度が重要になってくるので、できるまで何度も復習するようにしましょう。
『古文単語』
古文のスタートとして、まずは古文単語を暗記することから始めましょう。
古文単語帳は『読んで見て覚える 重要古文単語315』・『新・ゴロゴ古文単語』・『古文単語330』の三冊がおすすめです。
どの単語帳を選んでも覚えるべき古文単語に違いはほとんどないので、自分が使いやすい単語帳を選んで使いましょう。
古文単語を初めて覚える人や、暗記が苦手な人には『ゴロゴ』がおすすめです。
名前の通り語呂合わせで暗記していく単語帳で、コミカルな語呂が多く覚えやすい一冊です。
他の2冊は、単語の成り立ちの説明が細かく、例文も豊富に掲載されているので、文の中での使い方や単語の理解を学ぶことができます。
古文単語は意味を複数暗記しておくことが重要です。
すべての単語帳で多義語が沢山出てくるので、一つ一つ暗記しましょう。
『『やさしくわかりやすい古典文法』
古文は文法を理解できていなければ、文章を読むことはできません。
この参考書は古典文法の参考書の中でも特に初学者向けの一冊になっているので、まったく古文に触れてこなかった人でも解きやすくなっています。
これだけでも古典文法は十分理解できますが、『富井の古典文法をはじめからていねいに』か『岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本＆覚え方が面白いほど身につく本』も一緒に読んでみましょう。
二冊とも講義形式で古典文法を解説しているので、『やさしくわかりやすい古典文法』だけでは足りない人におすすめです。
『富井の古文読解をはじめからていねいに』
単語、文法と基礎的な知識を身に着けたら、次は古文読解に取り組みましょう。
この参考書では、基本的な古文の読み方と解き方について学びます。
古文の文章は省略が多く、正しい読み方を知らなければ誤った読解をしてしまいます。
そのため、古文の読み方について学ぶ必要があるのです。
『富井の古文読解』は講義形式で独学でも理解しやすい参考書になっているので、初めてでも使いやすい参考書になっています。
『最短10時間で9割とれる 共通テスト古文のスゴ技』
私大や国立の古文は、単語・文法・読解を学んだ後は問題集を解けば十分対策できます。
しかし、共通テスト古文は受験古文の中でも分量が多く、設問にも癖があるため別個で対策をする必要があります。
この参考書は共通テスト古文のノウハウが詰まっている参考書で、一冊やり終えると共通テストの考え方や解き方を学ぶことができます。
タイトルのように10時間で9割は現実的に考えて難しいので、終わったあとは下記の問題集に取り組んでみましょう。
『マーク式基礎問題集 古文』
前項でも述べたように、共通テスト古文は受験古文の中でも難易度が高く、いきなり解くのは難しいと思います。
なので、まずはこの問題集から始めてみましょう。
問題が難易度順に掲載されているので、今まで古文の長文にあまり触れてこなかった人でも解きやすいと思います。
間違えた問題は必ず解きなおしをし、適宜文法や読解の参考書も見返してみましょう。
『過去問』＆『共通テスト実戦問題集 国語〔現代文〕』（東進ブックス）
古文の基礎的な問題が解けるようになったら、共通テスト型の問題に取り掛かりましょう。
まずはセンターの過去問を数年分解いてみてから、共通テストの過去問や実践問題集に入ると躓きにくいと思います。
漢文
漢文は古文の知識が身についていることが前提の科目です。
古文ルートで『マーク式基礎問題集』が終わったあたりから開始しましょう。
『漢文早覚え速答法』＆『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』
通常ルートと同様に、まずは上記の2冊を使って句形と漢字を学んでいきます。
進め方は、まず『ステップアップノート』の1章と2章で返り点と再読文字について学習しましょう。
次に、『漢文早覚え速答法』に移り進めていきましょう。
この参考書は入試で重要な句形を10種類に分類して解説しています。
それさえ理解できていれば、ほとんどの漢文に対応できるので、暗記できるまで何度も復習しましょう。
また、頻出漢字もまとめているので全て暗記しておきましょう。
『漢文早覚え速答法』を一通りやり終えたあとは、また『ステップアップノート』に戻り、残りの問題を解いていきましょう。
『最短10時間で9割とれる 共通テスト漢文のスゴ技』
以前までのセンター試験や共通テスト漢文では、先の2冊で十分通用しました。
しかし、現在の共通テスト漢文では、求められる漢文の知識が増えています。
そこで、古文のルートでも紹介したこの参考書で共通テストで問われる知識を増やしましょう。
『マーク式基礎問題集 漢文』
古文では読解のための参考書を扱いましたが、漢文は基礎知識をインプットしたらすぐに問題集に取り掛かりましょう。
この問題集は古文でも使用した問題集の漢文版です。
共通テストよりもやや易しめな問題がそろっているので、ここまで学んだ知識が身についているか確認してみましょう。
『過去問』＆『共通テスト実戦問題集 国語〔現代文〕』（東進ブックス）
古文と同様に、まずはセンターの過去問を数年分解いてみてから、共通テストの過去問や実践問題集に入ると躓きにくいと思います。
共通テストルートが終わったら
上記の共通テストルートが終わったら、80分計って3科目合わせた問題演習に入りましょう。
問題に慣れることはもちろん、時間配分も意識して解いてみましょう。
共通テストの国語は時間配分がシビアな試験です。
古文や漢文の知識が不足していたり、何度も読み返してしまうようでは時間内に解き終えることはできません。
時間内に解き終わらなかったり、思うように点数が伸びないときは、一度前の参考書を復習してみましょう。
また、共通テストの国語は、
現代文に時間がかかってしまう人→古文漢文から
現代文が得意な人→現代文から 解いてみましょう。
まとめ
今回は国語の共通テストルートについて解説しました。
共通テスト向けのため、通常ルートよりも削っている部分が多くあります。
もし、このルートだけでは足りないと感じた場合は通常ルートで紹介している参考書も追加で解いてみましょう。
また、現代文については何冊か紹介しましたが、実力次第では過去問や実践問題集に絞り、他の科目に注力するのもアリです。
自分の実力と残された勉強時間から、やるべきことを取捨選択していきましょう！
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