みなさんこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
お子様が高校に進学したら、次は大学受験ですね。
子供が私立理系に行きたいと言ってきたらどうしますか?
その費用はいくらくらいかかるのか不安になりますよね。
そこで今日は
「年間世帯年収はおよそ800万円だが、子供2人を私立理系に行かせても家計は大丈夫か?
老後の貯蓄(一人2000万円×2=4000万円)はできるのか?」
というテーマでお伝えしたいと思います。
モデルケース
家族構成
○夫(50歳・会社員)
○妻(45歳・パート)
○長女(17歳・私立高校2年生)
○長男(15歳・公立中学校3年生)
世帯収入
(月間)総額60万円
(内訳)
○夫:45万円 ○妻:10万円
(ボーナス)
○夫:150万円 ○妻:なし
(年間世帯収入)690万円+120万円=810万円
手取り年収:およそ670万円 |
※収入や税金等についてはざっくりと計算しておりますので、必ずしもこの金額になるとは限りません。
(用語解説) 「年収」1年間の収入のこと。毎月の給与とボーナスを含めた金額。 「世帯年収」夫や妻など、住居と生計をともにする家庭の合計の年収のこと。 「手取り」給与から所得税や住民税などの税金、厚生年金や健康保険料、雇用保険料などの社会保険料が引かれたあとの、実際に給与として振り込まれる金額のこと。 |
詳細設定
<貯蓄>
銀行預金(普通預金+定期預金)1500万円
昨年度までの社内貯蓄積立 500万円
合計 2000万円
<ローン>
住宅ローンのみ。総額2000万円で9年後に完済予定。
1年目
月間支出
食費 | 7万円 |
住宅ローン | 8万円 |
医療費 | 2万円 |
小遣い(家族4人分) | 6万円 |
電気・水道代 | 2万円 |
娯楽費 | 2万円 |
被服代 | 1万円 |
通信費 | 2万円 |
日用品代 | 1万円 |
生命保険等 | 2万円 |
塾代(長女・長男) | 6万円 |
学費(長女) | 6万円 |
合計(1ヶ月) | 45万円 |
合計(1年間) | 540万円 |
収支
手取り年収670万円-支出540万円=130万円
社内貯蓄積立:年間60万円
1年間で190万円の貯蓄増
貯蓄
昨年度までの銀行預金(普通預金+定期預金)1500万円
今年度の銀行預金130万円
1⃣《銀行預金合計》1630万円
------------------------------------
昨年度までの社内貯蓄積立500万円
今年度の社内貯蓄積立60万円
2⃣《社内貯蓄積立合計》560万円
資産1⃣+2⃣=2190万円
1年間で190万円の貯蓄増 |
今後予想される収支
2年目
○夫(51歳・会社員)
○妻(46歳・パート)
○長女(18歳・私立高校3年生)
○長男(16歳・公立高校1年生)
世帯収入
(年間世帯収入)820万円(昨年より+10万円UP)
手取り年収:およそ675万円(昨年より+5万円UP) |
月間支出
食費 | 7万円 |
住宅ローン | 8万円 |
医療費 | 2万円 |
小遣い(家族4人分) | 6万円 |
電気・水道代 | 2万円 |
娯楽費 | 2万円 |
被服代 | 1万円 |
通信費 | 2万円 |
日用品代 | 1万円 |
生命保険等 | 2万円 |
塾代(長女・長男) | 10万円(+4万円) |
学費(長女) | 6万円 |
合計(1ヶ月) | 49万円 |
大学受験費用 | 100万円 |
合計(1年間) | 688万円 |
(1)長男は公立高校に入学したので授業料はほとんどかかりません。
(2)長女は大学受験費用と塾代が大幅UPしました。
収支
手取り年収675万円-支出688万円=-13万円
社内貯蓄積立:年間60万円
1年間で47万円の貯蓄増
貯蓄
昨年度までの銀行預金(普通預金+定期預金)1630万円
今年度の銀行預金-13万円
1⃣《銀行預金合計》1617万円
---------------------------------------------
昨年度までの社内貯蓄積立560万円
今年度の社内貯蓄積立60万円
2⃣《社内貯蓄積立合計》620万円
資産1⃣+2⃣=2237万円
1年間で47万円の貯蓄増 |
3年目
○夫(52歳・会社員)
○妻(47歳・パート)
○長女(19歳・理系私立大学1年生)
○長男(17歳・公立高校2年生)
世帯収入
(年間世帯収入)830万円(昨年より+10万円UP)
手取り年収:およそ680万円(昨年より+5万円UP) |
月間支出
食費 | 7万円 |
住宅ローン | 8万円 |
医療費 | 2万円 |
小遣い(家族4人分) | 4万円(-2万円) |
電気・水道代 | 2万円 |
娯楽費 | 2万円 |
被服代 | 1万円 |
通信費 | 2万円 |
日用品代 | 1万円 |
生命保険等 | 2万円 |
塾代(長男) | 5万円(-5万円) |
合計(1ヶ月) | 36万円 |
大学 学費(私立理系) | 200万円 |
合計(1年間) | 632万円 |
(1)長女は私立理系大学(自宅から通学)に入学しました。(学費には教科書代や定期代なども含んでいます)
(2)長女はバイトをしているのでお小遣いはありません。
(3)長男の塾代がUPしました。
収支
手取り年収680万円-支出632万円=48万円
社内貯蓄積立:年間60万円
1年間で108万円の貯蓄
貯蓄
昨年度までの銀行預金(普通預金+定期預金)1617万円
今年度の銀行預金48万円
1⃣《銀行預金合計》1665万円
---------------------------------------------
昨年度までの社内貯蓄積立620万円
今年度の社内貯蓄積立60万円
2⃣《社内貯蓄積立合計》680万円
資産1⃣+2⃣=2345万円
1年間で108万円の貯蓄増 |
4年目
○夫(53歳・会社員)
○妻(48歳・パート)
○長女(20歳・理系私立大学2年生)
○長男(18歳・公立高校3年生)
世帯収入
(年間世帯収入)840万円(昨年より+10万円UP)
手取り年収:およそ685万円(昨年より+5万円UP) |
月間支出
食費 | 7万円 |
住宅ローン | 8万円 |
医療費 | 2万円 |
小遣い(家族4人分) | 4万円 |
電気・水道代 | 2万円 |
娯楽費 | 2万円 |
被服代 | 1万円 |
通信費 | 2万円 |
日用品代 | 1万円 |
生命保険等 | 2万円 |
塾代(長男) | 8万円(+3万円) |
合計(1ヶ月) | 39万円 |
大学受験費用 | 100万円 |
大学 学費(私立理系) | 200万円 |
合計(1年間) | 768万円 |
(1)長男は大学受験費用と塾代が大幅UPしました。
収支
手取り年収685万円-支出768万円=-83万円
社内貯蓄積立:年間60万円
1年間で-23万円の赤字
貯蓄
昨年度までの銀行預金(普通預金+定期預金)1665万円
今年度の銀行預金-83万円
1⃣《銀行預金合計》1582万円
---------------------------------------------
昨年度までの社内貯蓄積立680万円
今年度の社内貯蓄積立60万円
2⃣《社内貯蓄積立合計》740万円
資産1⃣+2⃣=2322万円
1年間で-23万円の貯蓄減 |
5年目
○夫(54歳・会社員)
○妻(49歳・パート)
○長女(21歳・理系私立大学3年生)
○長男(19歳・理系私立大学1年生)
世帯収入
(年間世帯収入)850万円(昨年より+10万円UP)
手取り年収:およそ690万円(昨年より+5万円UP) |
月間支出
食費 | 7万円 |
住宅ローン | 8万円 |
医療費 | 2万円 |
小遣い(家族4人分) | 3万円 |
電気・水道代 | 2万円 |
娯楽費 | 2万円 |
被服代 | 1万円 |
通信費 | 2万円 |
日用品代 | 1万円 |
生命保険等 | 2万円 |
合計(1ヶ月) | 30万円 |
大学 学費(私立理系) | 400万円(200万円×2人) |
合計(1年間) | 760万円 |
(1)長男は私立理系大学(自宅から通学)に入学したので、姉弟で私立理系大学に通っています。(学費には教科書代や定期代なども含んでいます)
収支
手取り年収690万円-支出760万円=-70万円
社内貯蓄積立:年間60万円
1年間で-10万円の赤字
貯蓄
昨年度までの銀行預金(普通預金+定期預金)1582万円
今年度の銀行預金-70万円
1⃣《銀行預金合計》1512万円
---------------------------------------------
昨年度までの社内貯蓄積立740万円
今年度の社内貯蓄積立60万円
2⃣《社内貯蓄積立合計》800万円
資産1⃣+2⃣=2312万円
1年間で-10万円の貯蓄減 |
収支
5年目の資産(2312万円)-元々の資産(2000万円)=312万円
子ども二人を私立理系大学に行かせても、312万円の貯蓄ができました!
まとめ
大学受験準備期~大学入学後までをざっくりとみていきましたがいかがでしょうか。私立理系大学の学費は高いですが、無駄使いをせずきちんと貯蓄をすれば2人同時に行かせてあげることができますね。
でも、出費は学費だけではありません。住宅の修繕費用や車の買い替えなどいろいろとあります。次回の記事では、5年目以降の検証をしたいと思います。