
結論:高1・高2のうちに、英単語・英文法・数学の入門レベルを1冊ずつ仕上げておくと、高3からの受験勉強がスムーズに進みます。
高校1・2年生も、学年末が近づくとそれほど余裕はありません。
英語と数学は積み上げの科目です。
どこまで進めておくかで、高3になってから他の科目に回せる時間が変わります。
この記事は武田塾岐阜校(校舎長 小林 崇史)が、高校1・2年生と保護者の方に向けて、新学期までに参考書のどこまで進めておきたいかをまとめました。
ここで示す範囲は、志望校と学年で前後する目安です。
自分の志望校に対して今のペースで間に合うかは、人によって答えが変わります。
無料受験相談で、志望校から逆算した「どの参考書をいつまでに」を一緒に決めます。
高1・高2の参考書の到達目安一覧
まず全体を表にまとめます。
| 学年・科目 | 新学期までの目安 | 余裕があれば |
|---|---|---|
| 高1 英単語 | システム英単語Basic全範囲、またはシステム英単語1200番まで、ターゲット1900なら800番まで | 速読英単語 必修編の半分 |
| 高1 英文法 | 大岩のいちばんはじめの英文法を1周して完璧にする | 英文法パターンドリル、ポラリス英文法1へ |
| 高1 数学 | 数学入門問題精講ⅠAで、学校で進んだ範囲を完璧にする | 学校で進んだ範囲を基礎問題精講まで |
| 高2 英単語 | システム英単語1200番まで、ターゲット1900なら800番まで | システム英単語3章・多義語、ターゲット1900は1500番まで |
| 高2 英文法 | ポラリス英文法1を終える | 肘井の読解のための英文法で解釈の基礎まで |
| 高2 数学 | 入門問題精講ⅡBレベルまで | ⅠA・ⅡBとも基礎問題精講まで |
表の番号や冊数は、志望校と学年で前後する目安です。
進学校で先に進んでいる人は、もう少し先を目標にしてください。

高校1年生の英語と数学の目標
高1英単語:使っている単語帳の前半を固める
英単語は、使っている単語帳を次のところまで終わらせておきたいところです。
- システム英単語Basicの全範囲
- システム英単語(通常の青い本)なら1200番まで
- ターゲット1900なら800番まで
- 速読英単語なら必修編の半分ほど(量は多めです)
今まで英単語をほとんど覚えてこなかった人は、まず覚え方から見直してください。
単語の完成度で、長文読解の質が変わります。

高1英文法:入門書を1冊完璧にする
英文法は「大岩のいちばんはじめの英文法」を1周できると良い状態です。
高1の時点では、英文法の範囲をまだ1周していないことがよくあります。
今の時期に、この1冊を完璧にすることを目標にしてください。
その後は「英文法パターンドリル」や「ポラリス英文法1」で定着させていきます。

高1数学:入門問題精講ⅠAで学校の範囲を総復習
数学は「数学入門問題精講ⅠA」まで終わらせておくのが目安です。
学校で数ⅠAがまだ終わっていなくても問題ありません。
学校で進んだ範囲の総復習になり、次の単元の先取りにもつながります。
一度も習っていない単元を独学で進めるのが不安なら、学校でやった範囲だけでも完璧にしてください。
学校の数学の授業が分からなくなっている人は、今が戻るチャンスです。
授業に置いていかれると、取り戻すのに時間がかかります。
入門問題精講で総復習して、遅れを今のうちに取り戻しましょう。
できれば、学校で進んだ範囲を基礎問題精講まで進めるのが理想です。
高校2年生の英語と数学の目標

高2英単語:基本の範囲を終えて上を目指す
高2では、次の範囲は終わらせておきたいところです。
- システム英単語なら1200番まで
- ターゲット1900なら800番まで
進学校で先に進んでいる人は、ここはもう完璧になっていることが多い範囲です。
高いレベルを目指すなら、システム英単語は3章と多義語まで、ターゲット1900は1500番まで覚えきっていると良い状態です。

高2英文法:ポラリス英文法1から解釈の基礎へ
高2の段階では、ポラリス英文法1を終わらせておきたいところです。
もう終わっている人は「肘井の読解のための英文法」まで進めて、英文解釈の土台を作ります。
難関大学を目指すなら、このくらいのペースが目安です。
英単語・熟語、英文法、解釈の基礎まで終わっていると、長文読解の勉強に移りやすくなります。
ポラリス英文法1が年内に終わる場合、MARCHや地方国公立を目指すなら順調なペースです。
それより上の大学を目指すなら、普通か少し遅いくらいです。
早慶を目指すなら余裕はありません。
ここからの頑張り次第で届くスピードだと考えてください。

高2数学:入門問題精講ⅡBまでを目安に
高校2年生は、数学ⅡBの入門問題精講レベルまで終わらせておきたいところです。
理系や、国公立の文系で数学を使う人は、ここができていないと高3が苦しくなります。
進み具合ごとの目標は次のとおりです。
- ⅠAがまだ進んでいない人:入門問題精講ⅠAから基礎問題精講ⅠAまで
- ⅠAが終わっている人:入門問題精講ⅡBから基礎問題精講ⅡBまで
- 学校でまだ習っていない範囲:入門問題精講と基礎問題精講で固める
入門問題精講と基礎問題精講で固めておくと、分野ごとに日大レベルに届きます。
高1・高2の勉強についてよくある質問
受験相談でよく聞かれます。表の目安より遅れていたらどうすればいいですか?
遅れているときは、先に進むより一つ前の段階を完璧にする方が結果的に早く進みます。
受験相談でも、学年の目安より遅れていることを気にして、難しい参考書に手を出してしまう相談がよくあります。
英単語なら覚える範囲を絞り、数学なら入門問題精講に戻って総復習します。
基礎が固まると、その後の参考書が速く進みます。
英語と数学以外の科目は高1・高2から始めるべきですか?
まずは英語と数学の完成度を上げることを優先してください。
多くの大学で、英語と数学以外の科目も受験に必要です。
ただ、英語と数学をどこまで進めておくかで、高3になってから他の科目に使える時間が変わります。
英語と数学が早く仕上がるほど、理科や社会に時間を回せます。
学校の宿題と参考書の勉強はどう両立すればいいですか?
学校で習った範囲を参考書で完璧にする、という形にすると両立しやすくなります。
数学なら、学校で進んだ単元を入門問題精講で確認すると、定期テストの対策と受験の基礎固めが同時に進みます。
宿題で手一杯になるときは、どの参考書をどこまでやるかを一緒に絞り込みます。
高1・高2で今やっておきたいことのまとめ
- 英単語は、使っている単語帳の基本の範囲を固める
- 英文法は、入門書を1冊完璧にしてから次へ進む
- 数学は、入門問題精講で学校の範囲を総復習する
- 遅れていたら、一つ前の段階に戻って完璧にする
英語と数学の完成度は、今のうちに上げておきましょう。
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