みなさんこんにちは。武田塾富士吉田校です。
今回は、大学受験をする上で本当に地方が不利なのかデータで比較をしてみようと思います。
よく「山梨は受験に適していない」とか「受験に不利」というのを聞いたりしますが、本当に不利なのか実際にデータで検証してみようと思います。
とりわけ、受験数のボリュームが多い早慶及びマーチに絞って検証をしてみます。また、高校受験との比較もしてみようと思います。
大学受験について相談がある人は遠慮なく武田塾富士吉田校までご相談ください。
早慶について
それでは、まず、私立の早稲田大学と慶應義塾大学についてみていきます。
ちなみに、今回難易度を決める指標は「倍率」です。倍率とは「志願者➗合格者」の数字です。
1倍だと全員が合格し2倍だと2人に1人が合格というかたちで倍率の数値が高ければ高いほど合格が困難になります。
それでは、さっそくみていきましょう。
早稲田大学について
早稲田大学の地域別合格者数についてのデータです。
東京含めた関東近県の受験者数が多く、山梨が極端に少ないとわかります。東京の約40分1の数しか受験しないという状況です。
そして、単純に倍率ですが都内近郊の県が3倍近くあるのに対し、山梨は約5倍というかたちで山梨在住の受験者は都内近郊の県に比べ合格が困難であるという数字が出ています。
慶應大学
次に慶應義塾大学についてです。
都内近郊の県は、山梨除いて、数千人規模で受験しています。倍率は３〜4倍の間にあります。
一方、山梨は、わずか160名という数字です。そして、倍率は5.3と、全国平均よりも高い数値になっています。
早慶について
早慶に関して、数字を見るに、山梨県はそもそも受験者数が都内近郊に比べ少なく、倍率も高いという結果になりました。
つまり、早慶について山梨県から合格するのは難易度が高めという結論です。
山梨県にいる人で早慶に通いたいと考えている人は戦略を練って勉強をしていかなければ、なかなか合格するのが難しいといえるでしょう。
MARCHについて
次に、MARCHについて検討していきます。
もちろん、人口が少ないという点もあるといえるでしょうが、現状山梨県からMARCHに合格する難易度について、大学の出身地域別のHPを見てみました。
明治大学について
明治大学はMARCHのなかでも合格者を比較的多くとる大学で、合格しやすいと言われています。（もちろん、学部によりけりですが）
そして、山梨の数字を見ると、なんと東京の60分1の志願者というそもそも志願者が少ないという現状です。
そして、倍率は都内近郊が3〜4倍に対し5倍という数字が出ています。
志願者が少なくかつ合格する倍率が高いという結果です。
法政大学について
法政大学も同様に山梨が圧倒的に受験者数が少なく、倍率が高くなっています。つまり、山梨で合格が困難な状況にあるといえるでしょう。
もちろん、山梨の高校生が東京に出ないという話もあると思われますが、MARCHを志望している少数派ですら合格していないという実情があるので、きちんと対策をしておく必要があるでしょう。
ちなみに、関関同立もほぼほぼ同様な数字となっていました。
では、こうした状況ですが高校受験とどの程度異なるか、山梨県内の高校の状況をみてみましょう。
高校入試の倍率について
それでは、同じ入試として高校の倍率をみてみましょう。
山梨県トップの高校及び富士吉田近辺の高校についての倍率です。
山梨県教育委員会が出しているデータによれば以下の数字で、基本的に高校受験は1倍前後という数字でした。
1倍とは、ほぼ定員と同じで、志望すればほぼほぼ合格するという数字です。
| 高校名 | 倍率 |
| 甲府南高校 | 1.46（理数）、0.96(普通） |
| 吉田高校 | 1.21(理数）、0.82(普通） |
| 富士河口湖高校 | 0.98 |
| 北陵高校 | 0.76 |
つまり、高校受験のノリで大学受験を考えると大変な事態になってしまうといえるでしょう。
まとめ
みなさま、いかがだったでしょうか？
地方が実際に不利という数字のデータが出てきました。
ただ、その中でも合格をしている方はおられて、武田塾富士吉田校でも実際に半年で偏差値を20あげたりと実績をつんでいます。後悔しない受験ライフを送るためにも、勉強でまよったらまずは武田塾の受験相談にいらしてください。
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