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校舎長の模試受験ブログ①【第1回全統共通テスト模試】

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

ふじみ野駅東口徒歩1分、逆転合格専門塾 武田塾ふじみ野校 校舎長の甲藤です!

今回は校舎長自らが大手予備校模試を受験した結果と感想、また共通テストの対策についてお話ししようと思います!!

 

今年は私も多くの模試を受け、受験生に還元する予定ですので今後も実際に受けてみての感想や受験勉強において大切なこと、勉強法についてまとめていきますので是非参考にしていただければと思います!

 

このブログを書いている校舎長が何者なのか気になる方はこちらのブログをご覧ください!!

 

第一回駿台atama+共通テスト模試のブログも書きましたのでこちらをご覧ください!!

それでは早速科目毎に結果と所感を書いていきます!

 ※各科目名後ろの数字は私の自己採点の点数です。

 

各科目所感・対策

英語(R) 90/100

まずは私の反省から...

前半の簡単な問題で根拠が見つからず悩んで時間が足りなくなってしまいました。本番では絶対にやってはいけないことです(毎年受験生に注意している失敗を校舎長がしてしまいました)。

今回私は満点を取りたくてこだわりすぎてしまいましたが、予め各大問にかける目安時間を決めておき、その時間を超えてしまったら問答無用で次の大問に進むべきです。

たしかにその問題も時間をかければ正答にたどり着くことはできるかもしれません。

しかし、受験は満点を取るゲームではないのでいかにして全体の得点を高めるかが重要です。そのためには捨てる勇気も必要となります。

 

さて、今回の英語の内容ですが、文章自体は平易なものが多かったと思います。解答の根拠となる部分も見つけやすく配置されていました。

しかし、時間が足りず解き切れなかった受験生が多かったのではないでしょうか?

今の時期に7~8割が取れている場合、かなり英語の学習が進んでいると言って良いでしょう。

英語(R)の復習の進め方と対策について

英語の模試の復習では、解答解説を見る前に時間を無視して解いてください!

最後まで自分の納得いく解答を出し切ってから解説を見るようにしましょう。ただし、模試本番で解いた分と復習時に解いた分が区別できるようにしましょう。

その上で取れた点数次第で、今後の対策は変わってきます。

 

今回はざっくりと

①時間内に解いて9割以上

②時間をかければ9割以上(時間内では7~8割)

③時間をかけて7~8割

④時間をかけて7割未満

の4パターンに分けて解説していきます!

 

①時間内に解いて9割以上

文句なしです。共通テストの英語に関してはほぼ問題ないでしょう。

国公立志望の方は二次試験の対策、私立志望の方は個別試験対策に時間を割きましょう!

 

②時間をかければ9割以上(時間内では7~8割)

あとは読むスピードを上げるだけです。これまでやってきた長文の参考書の音読はしていますか?

もし、音読なんてしたことない!!という場合はぜひ音読に取り組んでみてください

このとき音読する文章はすでに内容を把握して構文で詰まる文がないものにしましょう。

英文を英文のまま理解するつもりで何度も音読してください!これを怠る受験生は多いですが、音読を繰り返すことで長文を読むスピードも上がっていきます。

おすすめの参考書は『The Rules』シリーズや『英語長文ポラリス』シリーズなどの音声や音読用の白文がついているものです!

TheRules2

これらを使い、単純な音読だけでなくシャドーイングにも取り組みましょう!

 

単語の意味を思い出すのに時間がかかってしまっていた場合は、単語帳の復習が必要です!英単語を見て2秒以内に日本語訳が言えるようになって初めてその単語を覚えていると言えます。

読解スピードが遅い理由が長文慣れなのか語彙力なのかの判断を間違えないようにしましょう!

 

③時間をかけて7~8割(時間内に解いて5~6割)

まずは精読の練習をしましょう!時間を気にしすぎずに丁寧に読むことを心がけると点数は上がってくるはずです!

初めから速読をしていると文章のレベルが上がったときに手も足も出なくなってしまいます。丁寧に構文解釈しながら読むことを心がけましょう!!

もし語彙に不安がある場合は、単語帳の復習もしましょう!今回の模試の場合、特別難しい語彙はありませんでした。単語で少しでも悩んだものがある方は今持っている単語帳を何周も何周もまわして語彙力をより強固にしていきましょう!

 

④時間をかけて7割未満

正直、今の時期は長文ができなくても問題ないです!武田塾に通う多くの生徒もこの時期の模試はこのくらいの点数を取ることが多いです!それでもここから難関大学に合格していっているので、焦らずに基礎を固めましょう。

まずやるべきことは、単語と文法のインプットです。

単語帳はターゲット1900(中学レベルの単語も怪しい場合は1200,1400)、システム英単語、必携英単語LEAPなどがおすすめですが、既に学校で配られているものでかまいません!とにかく1冊を完璧に仕上げること!これだけでも点数は上がります。

文法は『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎編』や『英文法ポラリス1』がおすすめです。自分のレベルにあったものを1冊完璧に仕上げましょう!

文法における1冊を完璧にした状態とは、単元名を言われたらその単元に関して参考書に書かれている内容を何も見ずに人に説明できる状態です!本当に『大岩の英文法』は完璧ですか?是非舐めずに取り組んでください!

次に取り組むべきなのは構文解釈です。構文解釈については長くなってしまうので今回は割愛しますが、とても大事です!!こちらも舐めずに取り組んでください!

 

英語の最後に、

少しテクニック寄りの話になってしまいますが...

共通テスト英語リーディングの第5問、第6問は知識で解けてしまうことが多々あります(私も昨年度の共通テスト第6問のクマムシの問題は本文をほとんど読まずに知識だけで解き切りました)。

幅広いことに興味を持ち自分の記憶の片隅にでも留めておけると思わぬところで役に立つことはあります。他科目での知識や日常で出会う物事にも少し興味を向けてみることも時間との勝負の中では役立つこともあります。様々な分野の内容を結び付けることは大学生になってからも大人になってからも大事なことだと思います。

また、大問ごとの細かいテクニックも存在します。が、まずはテクニックに頼らず8割を取れる英語力をつけるようにしてください!

 

英語(L)86/100

リーディングがかなり長くなってしまったので簡潔にまとめます。

リーディング同様、とりわけ難しい問題はなかったように思いますが、この時期はリスニングに手が回っている受験生は少ないと思いますので、なかなか点数も取れなかったのではないでしょうか?

リスニングに関しては秋以降の模試ブログの方で詳しく解説させて頂こうと思います!

一点だけリスニング対策に重要なことをあげると、長文の音読です。長文の対策だけでなくリスニング対策にもつながるので、やはり音読は必ず行うようにしてください!

 

ちなみに難しい問題はなかったと言いましたが、私は第6問が0点でした(笑)

 

国語 102/200

現役時代も含め過去最低点でした。

なので、今回は解説はしないでおきます(笑)

次回の第1回駿台atama+共通テスト模試のブログで国語については解説しようと思いますので是非ご覧ください!

ちなみに第1回駿台atama+共通テスト模試では古文漢文は満点を取ることができましたので、古典に苦手意識がある受験生の皆様に向けての解説もする予定です!

 

地理 56/100

まず、私の感想から。

約10年ぶりに地理に触れ、とにかく知識が抜けていました。2択までは絞れるもののその2択をはずし続けました。

 

地理に関してはこれからの対策に明確な基準があります。

まず、私のように7割を下回った方は、圧倒的に知識不足です。共通テスト以前のセンター試験時代から思考力が問われる科目と言われている地理ですが、最低限の知識は当然必要です。

7割を下回っている場合、まず間違いなく知識不足ですので、とにかく知識を蓄えるための学習をしましょう!

 

この時必要なものは

①講義系の参考書

『山岡の地理B教室』や『大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本』、『村瀬のゼロからわかる地理B』などがおすすめです。

『山岡の地理B教室』は系統地理分野しかないので地誌に関しては別途参考書が必要になります。

共通テスト地理

②地図帳

学校で配られたものでかまいません

地図帳

③資料集

こちらも学校で配られたものでかまいません

地理資料集

の3点です!

 

まずは講義系の参考書を一気に読みます。この時一度で覚えようとしないでください。一周目はざっと読み切ってください。こんなことを学ぶんだな、こういう風に知識を結び付けていくんだな、といったように今後の勉強の指針を思い浮かべながら読み進めると効果的です。

そして最低3周は読んでください。そして、2周目、3周目では横に地図帳と資料集を置きながら読んでください!講義系の参考書を読む中でわからなかったものは資料集で調べ、その知識+地名や重要な経緯線を地図帳に書き込みましょう!

最終的にすべての知識が地図帳に書き込まれている状態になれば地理の点数は大幅に上がっていきます!

また、白地図などにまとめるのも有効です!

代表的な国・都市はもちろん、山脈や河川、そこで取れる鉱山資源などなど、あらゆる知識を白地図にまとめることで知識が体系的にまとめられ、多くの問題に対応できるようになります。

かなり根気のいる作業ですが地理で高得点を目指す方はしっかり取り組みましょう!

 

7割を超えるようになってからはアウトプットの作業を中心にしながらより知識を固めていきつつ、解き方・頭の使い方を身につけていきましょう!この勉強法に関しては詳しくは次回の模試ブログで解説します!

 

ちなみに地理選択は国公立理系志望に多いと思います。理系の皆さんは英数理科が固まるまでは地理に時間を使いすぎないように気を付けてください!優先すべき科目は二次試験でも使う科目です!!

 

数学Ⅰ・A 91/100

手ごたえとしては昨年度の本試験と近い難易度の問題でした。

個人的には函館の五稜郭や牧場の面積問題、データと統計では農林水産省の統計データが出てきたりと北海道出身で農林水産省で働いていた身としては楽しく(?)なる問題でした。

そんなことはさておき...

共通テストの数学はかなり特徴的な問題形式となっており、慣れていないと高得点を取ることは難しいでしょう。武田塾のルートで言うと日大レベルの参考書を完璧にして始めて8割を超えられるようになります。

具体的な参考書で言うと『基礎問題精講』のすべての例題において、問題を見て5秒以内に解法が思いつくようになっている必要があります。ここまでできて初めて共通テストは「時間内に」解けるようになります。

数学基礎問

また、数学は大問1、2の必答問題、大問3~5の選択問題のどちらかは完答を狙えてどちらかは後半に骨のある問題があることが多いです。

この難易度の見極めが8割を超えるためには必要になってきます。模試や過去問でこのことを意識しながら慣れていきましょう!

 

数学Ⅱ・B 97/100

こちらも昨年度の本試験と同様の難易度でした。Ⅰ・Aと比べて比較的とっつきやすい問題が多く、基礎的な内容が身についていれば高得点が取れた受験生も多いのではないでしょうか?

今回の問題で8割を下回っていた場合、基礎の学習に抜けがある、もしくは完成度が低いことが考えられます。

特に点数の低かった大問を中心に、今一度『基礎問題精講』などの参考書で基本的な解法をマスターし、全例題問題を見て5秒以内に解法が思いつくか、解き始めて途中で手が止まることがないかを確認しましょう。このレベルまでできて初めて「基礎問題精講が完璧になった」ということができます。

この出来が1月の共通テスト、さらには2月の二次試験の結果を大きく左右します。今回模試の点数が振るわなかったみなさんはぜひ基礎内容の復習に取り組んでください!

 

共通テスト数学の対策についても軽く説明します。

この時期から意識してほしいことは常に別解がないか考える癖をつけるということです。

 

共通テストの数学は誘導がとても丁寧にできています。

しかし、普段はしないような解き方を要求されることも多いので、普段の参考書学習の段階から別解はないか考えるようにしましょう!様々な角度から同じ問題を見つめることでその問題や公式への理解が深まりますし、共通テストでどんな誘導が出てきても焦らずに対応できる力がつきます!

 

また、各大問途中でわからなくなっても、その問題を飛ばした次の問題は解ける!ということもあります。諦めずに取れるところで点数を稼ぐ意識も大切になってきます。

試験監督の「解答をやめてください」の声が聞こえるギリギリまで粘りましょう。

 

物理 51/100

昨年は校舎に生物選択の生徒が多く私自身も生物を教えることが多くなり、約1年半ぶりの物理となりました。

ほぼ忘れていて全然解けませんでした(笑)

普段共通テスト形式の問題に触れたことがなければ見たことのない問題ばかりで、苦戦した受験生も多いのではないでしょうか?(私もですが...)

 

ちょうどゴールデンウィークの頭だったこともあり、1週間物理の復習をしたうえで解きなおしてみましたが、今回の模試は基本知識の確認にもってこいの内容でした。

例えば第2問のBなどは定義を覚えているかを確認するのに良い問題です。

N(ニュートン)という単位をなんとなく深く考えずに使っている人は急に具体的な数値とともにg(グラム)が出てきて慌てたのではないでしょうか?

普段の学習の中でも公式の意味や、言葉の定義を理解しながら勉強することを心がけてください!共通テストはただ公式の運用ができればよい問題は少なく、しっかりとその背景知識まで理解しているかが問われます。

参考書の問題が解けたからOK!ではなく、一歩踏み込んでなぜこの公式が成り立つのか?また、どういった条件の時にこの公式や法則が成り立つのか?まで理解するようにしてください!

 

どの科目にも言えることですが、物理も基礎的な内容の理解が一番大事な科目です。基礎内容を身につけただけで旧帝大の問題まで解けるようになる人もいます。

物理の場合、どんなに難しい問題でも起きている現象が理解できれば基礎的な内容に落とし込んで解くことができます。今回私のように7割を下回っている場合基礎力不足なので、まずは基礎的な参考書(『秘伝の物理問題集』など)をやり込みましょう!

そのとき必ず、この問題ではなぜそのような解き方になるのか、なぜこの公式が使えるのかを意識して問題を解くようにしてください!

秘伝の物理

ただし英数の基礎がまだ固まっていない場合は、まずは英数を優先しましょう!夏以降には理科も手を付けていないと受験までに間に合わなくなってしまうので、それまでには英数の基礎を固めましょう!タイムリミットは7月です!!

 

私は今回の結果が悔しくて1週間物理の勉強をし直した結果、駿台の模試では9割を超えることができました。共通テストの問題は一見難しく感じますが、上述した背景まで押さえた勉強をすることで高得点を取ることができます。

私が1週間取り組んだ内容も公式の確認と少し基礎的な問題を解いてみただけです。この完成度次第で結果が大きく変わるということです!

基礎の勉強はつまらない、めんどくさいと感じ早く応用問題を解きたい!と焦る受験生が毎年多いですが、難関大においても基礎力こそが本番での点数、さらには合否を分けますので是非今のうちに基礎を身につけてください!

化学 93/100

化学も解きがいのあるとても良い問題揃いでした!今年の共通テストで出てもおかしくない問題ばかりでした。

共通テストでは思考力を問う問題が出ますが、化学の場合も物理と同様基礎的な知識の組み合わせで解けるように作られています。

思考力と言いますが、ひらめき力のようなものは必要なく、基礎知識と基礎知識を結び付けて正しく現象を理解することができれば解くことができます。

化学は物理と比べると暗記するべき内容は多いですが、すべてを闇雲に丸暗記することはお勧めしません。学校の定期テストであればその勉強でも点数が取れるかもしれませんが、共通テストではそうはいきません。

必ず「理解」したうえで暗記することが必要です。化学は基本的に目に見えないものを扱います。目に見えないものを文字で丸暗記するには高校化学は範囲が広すぎます。

現象を理解した状態で暗記することで暗記量を減らすことができ、見たことがない物質や初めて聞く実験が出てきても知識を組み合わせ、考えて解くことができるようになります。

 

化学に関して有効な勉強を一つお話しします。

それは国公立大学の入試問題です。共通テスト化学は国公立大学の問題と似ているので、たとえば信州大学静岡大学の入試問題は共通テスト対策としてピッタリです。

旧帝大を目指している方は、二次試験対策をしっかり行ってください!その勉強は共通テストにも活きてきます!

数学や物理に関しては「二次試験では点数が取れるのに共通テストだと点数が取れない」ということも起こり得ますが、化学に関しては二次対策が万全であれば、共通テストでもしっかり結果が出せるのです!

 

まとめ

今回は、第1回全統共通テスト模試についての解説をしてきました!

どの科目でも書きましたが、この時期はとにかく基礎を徹底すること!これに尽きます!

今回点数が振るわなかった受験生も、できなかった部分を復習することで成績は上がっていきます!

逆に、今回思い通りに点数が取れた受験生も今後の過ごし方次第でさらに伸びるか、伸び悩むか変わってきます。

模試はあくまでも現状の理解度を測るためのものであり、これで合否が決まるわけではありません!

しっかりと復習をして、本番までに必要な勉強をしていきましょう!

 

余談ですが、今回私が直接会場で模試を受けてきた中で一番驚いたことは、試験中に寝ている受験生が何人もいたことです。

仮に早く解き終わったとしても必ず時間ギリギリまで見直しをし、1点でも多くとる意識を持ちましょう。この1点が合否を分けるかもしれません!!

 

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