こんにちは！
武田塾府中校です。
少しずつ気温が上がってきてダウンじゃなくてジャケットでも過ごせるようになってきましたね。
この季節になったということは、浪人を決めた人はそろそろどこの予備校に通うか決める時期だということです。
しかし、予備校は数が多い上に、宅浪という選択肢もあって、決めかねている人も多いと思います。
そこで、今回は宅浪という選択肢のメリットデメリットを紹介するので、
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
宅浪でも合格ができる？
A.おすすめはできない
宅浪がおすすめできない理由①時間の管理を自分でやる必要がある
まずは私の考えからお伝えさせてもらいます。個人的には、宅浪はお勧めできません。
なぜなら宅浪するとなると、勉強内容と勉強習慣の両方を自分で管理しなければならないからです。
しかし、これらの二つがしっかり管理できていたのであれば現役時に合格できたでしょうし、
現役で管理できなかったのであれば、学校の先生からの助言もなくなってしまいますし、
浪人時の方が疎かになってしまうでしょう。
宅浪がおすすめできない理由②アンバランスな金銭感覚
加えて、20歳前後の最も重要な時間を勉強のみに割くのに、お金を渋るのはアンバランスに思えます。
お金を渋った結果、志望校に合格できなければ時間を徒らに失ったことになり、予備校に通っておけばと後悔するでしょう。
予備校に行ったからといって合格できるとは限りませんが、1年間の勉強を最大限有意義にするためには予備校に通うべきというのが私の考えです。
しかし、金銭的な問題ですから家庭によって事情が違います。
奨学金を借りてまで予備校に通うべきなのか、また、予備校費用を貯めるためにバイトしながら通おうか悩んでいる人もいるでしょう。
そのような人は特に、メリットとデメリットをよく考えて決断してもらえたらと思います。
【宅浪のメリット】一覧
宅浪のメリット１：通塾費用の削減が期待できる
一般的な大手予備校の通年プランであれば、長期休暇にも授業を取るとすれば総額150万を超えることもあります。
しかし、宅浪の場合は受講費が一才かからないので、教材費と数回の模試費用を足しても10万円を超えることはありません。
宅浪のメリット２：自由な勉強計画が作成できる
予備校では、週によってどの分野の授業が行われるかが決まっており、予習や復習が間に合わなければ効率的な勉強ができなくなってしまいます。
しかし、宅浪の場合は自分で設定することができるため、苦手科目は初期から念入りに、得意科目は後回しでのように各科目で勉強量を調整することができます。
【宅浪のデメリット】一覧
宅浪のデメリット１：予備校に通う人よりも勉強効率が低いこと
予備校生は教材＋講師で効率的な勉強をすることができますが、宅浪の場合は講師に直接教えてもらうことはできず、参考書を自分で読み解く勉強法になります。
加えて、質問が生じたとしても誰かに聞くことはできず、調べながら自分で解決する必要があります。
自分で調べる方が誰かに教わるより深く理解できるでしょうが、その分何倍もの時間がかかってしまいます。
宅浪のデメリット２：スケジュールは自分で管理しなければならないこと
予備校であれば、授業についていくことができれば問題なく受験に間に合う勉強ができます。
しかし、宅浪の場合は自分でスケジュールを組む必要があるため、最初にどの参考書をいつからいつまでに終わらして、次は何をするのかを明確にしておく必要があります。
しかしそのスケジュールも、たくさんの生徒を抱えてきた予備校のノウハウとは程遠いでしょう。
スケジュールを完遂しても合格できない可能性があり、かつ進行状況に応じて微調整をする必要があります。
宅浪のデメリット３：モチベーションの維持が難しいこと
競争したり、話し合うことができる仲間もおらず、受験全般のことについて相談しにくいのが宅浪の特徴です。
一方で、予備校であれば周りの仲間と競いながら、励まし合いながら勉強することで、モチベーションの維持がしやすいです。
加えて、個別塾であれば担当講師に、集団塾であればチューターの人に不安や悩みを相談できるので、モチベーションを落とすことなく勉強しやすい環境が整っています。
宅浪のデメリット４：最新の受験情報が入手しづらいこと
近年、教育課程や共通テストの科目で様々な変更が加えられています。
特に、変更があって初めての共通テストであれば、出版済みの参考書では対応が難しく、リアルタイムで内容を変更できる予備校の方が圧倒的有利になってしまいます。
さいごに
このように、宅浪のメリットとデメリットを比べるとデメリットの方が多くなってしまいます。
もちろん、宅浪する人で第一志望に合格する人もいますし、予備校通っても成績が向上しない人もいます。
どれだけの時間を勉強に割けることができ、どれだけ勉強が効率的だったかが合否を決めるので、
一人でも自信がある人は宅浪も選択肢の一つとして検討してみてください。
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