『詳説　日本史』を活用するメリット【正しい参考書の使い方】

『詳説　日本史』を活用するメリット

皆さんこんにちは！

小田急小田原線海老名駅から徒歩7分の武田塾海老名校です！

皆さんの中で、

『日本史の勉強法がわからない…』

『日本史は好きなのにテストや模試の点数が思うように伸びてくれない…』

という悩みを抱えている受験生の方はいらっしゃると思います。

そんな受験生の皆さんに向けて、今回は山川出版社さんの『詳説　日本史』を活用した日本史するメリットについてお伝えできればと思います！

最後まで読んでくださると幸いです。

（※本ブログは高校日本史Bを入試科目として用いる、あるいは、同科目の定期試験対策をする方向けのブログになります）

『詳説　日本史』とは？

そもそも皆さんは『詳説　日本史』をご存知でしょうか？

書名を聞いてぱっと思い浮かばない方でも、表紙を見ればすぐにわかるのではないかと思います。

↑これです。

そう！　高校日本史Bの履修者であれば1度は目にしたことがあるであろう「教科書」のことです。

「なんだ…教科書かよ…」と思った方、いますよね…？

しかし、教科書だからといって侮ってはいけません。『詳説　日本史』は受験勉強にも大いに役立ちます。

『詳説　日本史』を使うメリット

以下では、『詳説　日本史』を受験勉強に取り入れるメリットについてお話します。

⓪前提

『詳説　日本史』は歴史の流れを頭にインプットするための「講義系参考書」としての位置づけになります。

つまり、これを読むだけでは、日本史の通史が理解できても細かい歴史用語などは定着しづらい可能性があるということです。

真に「定着」を目指すのであれば、必ず一問一答や問題集など、記憶した知識をアウトプットすることができる教材を別に用意し、これらと併用することをお勧めします。

①通史の背景等を踏まえた理解ができる

『詳説　日本史』は、通史の流れを細かく丁寧に解説している教科書です。

これを読み込むことは歴史上の出来事の背景や各時代の国内情勢の深い「理解」につながります。

そして、これらの「理解」が効率的な暗記をするうえで必要不可欠になります。

上記の「理解」を暗記のフェーズに取り入れることで、各歴史用語を無機的な「点」の知識から、有機的な「線」の知識として効率よく暗記することが可能になるのです。

皆さんにも、ただ暗記するより理解したうえで覚えた方が定着しやすいということは、ご自身の経験則に照らして分かっていただけるのではないかと思います。

通史の流れが十分理解できていないのにやみくもに単語を覚えようとしても難しいですよね…。

とくに、

「単語はたくさん暗記したはずなのに正誤問題でなかなか正答率が上がらない…」

「論述問題に苦戦している…」

「単語の暗記がテンポよくできない…」

こういった悩みを抱えている方は、日本史の用語を「点」として覚えてしまっている、つまり、「単語はたくさん覚えたのにそれらの関連性を意識できていない」という状態に陥っている可能性があります。

インプット教材としての位置づけになる『詳説　日本史』は、歴史上の出来事の背景等を踏まえた説明を通して通史の「理解」を促し、単語どうしを有機的に結びつけながら暗記することを助けてくれるのです。

②難解な表現に日ごろから触れることで入試問題への対応力が上がる

正直、『詳説　日本史』は文章がやや難解です。

このことを理由に同書を敬遠しているという方もいらっしゃると思います。

しかし、この側面はむしろプラスにとらえてほしいです。

実際に入試問題等に触れたことがある方はわかると思いますが、日本史の入試問題って難解な表現や文章が出てきませんか…？

しかし、『詳説　日本史』の文章に触れていれば入試問題も怖くありません。

また、国公立大学等の記述問題対策でも、同書の言い回しや表現というものは十分参考になります。

こういった理由から、文章が難解であるからという理由だけでただちに別の参考書を使用するというのは少し勿体ない気がします。

同書の読み込みは入試への対応力向上に役立つはずです！

③図表問題・地図問題・史料問題にも対応しやすい

『詳説　日本史』は多くの図表や写真、史料が掲載されています。

これらが入試の得点力向上に役立ちます。

学校で配布される資料集も十分良いものではありますが、資料集だとどこに重点を置いて覚えればよいか分からなくなってしまいがちです。

基本的に『詳説　日本史』に掲載されている図表や史料は頻出ですから、これらを覚えれば得点力に直結するということですね！

④マニアックな単語は注釈として掲載

同書では難易度が高い単語が注釈という形で載っている場合が多いです。

これらの単語には、MARCHや早慶にも対応できるレベルのものも含まれています。

比較的コンパクトな一冊で難関大学に通用する知識がインプットできることはもちろん、これらが注釈として掲載されていることで学習の際に優先順位を考慮することができるのは評価できるポイントだと思います。

こんな人におすすめ！

さて、ここまで『詳説　日本史』の魅力を伝えてきましたが、一体どんな受験生におすすめなのでしょうか？

それは、

・日本史が好きで同書を読み込むことに抵抗がない人

・日本史は得意ではないが、同書の文章理解にはそこまで苦戦しない人

・日本史の流れを徹底的に理解したい人

・図表や史料の問題にも対応できるような得点力を効率よく身につけたい人

だと思います。

上記のような人は同書がおすすめできるでしょう。

特に上から2番目に記したような特徴を持つ方は1度だまされたと思って使用してみてほしいです（笑）

読んで文章が理解ができるのであれば、これまでの勉強と比べて日本史のインプット効率は格段に上がると思います。

逆に、同書を読んでも難しすぎて理解するのに極端に時間がかかってしまうという方はあまりおすすめできないかもしれません…。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は山川出版社さんの『詳説　日本史』を使うメリットについてご紹介しました。

少しでも興味の湧いた方がいればうれしいです。

また機会があれば、同書を使った具体的な勉強法についてもお伝えできたらと思います。

この記事が皆さんの受験勉強の助けになることを願っています。

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