英語リスニングで点を取れるようになる近道は、耳を鍛えることより先に「聞く前の準備」と「聞いている間の集中の仕方」を変えることです。
結論として、意識すべきことは次の5つです。
- 音声が流れる前に問題文と選択肢を先読みし、人物名などに印をつける
- 音声が流れている間は、前後の問題を考えず音声だけに集中する
- 聞き取れなかった部分は、聞こえた部分と強調から想像で補う
- 2回流れる問題でも、1回目で聞き取るつもりで聞く
- 復習では、スクリプトを見ながら音読する
リスニングは成果を実感しにくい科目ですが、正しい練習を続ければ聞こえるようになるタイミングが来ます。
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この記事は、模試や共通テストの英語リスニングに悩む受験生に向けて、武田塾豊田校がまとめたものです。
リスニングの点が伸びない原因と対策の一覧
まずは自分がどこでつまずいているかを確認してください。
| よくある状態 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 登場人物が混ざって分からなくなる | 先読みで人物を整理していない | 固有名詞ごとに印を決めて先読みする |
| 途中から内容が分からなくなる | 前後の問題を考えながら聞いている | 音声が流れている間は音声だけに集中 |
| 一部が聞こえないと全部諦める | 聞こえない部分を補う発想がない | 強調・リアクション・言い換えから想像する |
| 1回目をぼんやり聞く | 2回目があると思っている | 1回目で聞き取るつもりで聞く |
| 演習量のわりに伸びない | 解きっぱなしで復習していない | スクリプトを見て音読する |
音声が流れる前の準備:先読みと印のつけ方
模試や本番でリスニングが始まったら、まず問題文と選択肢を先読みします。
not のように強調された語に印をつける人は多いと思います。
そこからもう一歩、間違えやすいポイントと固有名詞にも印をつけておくと、聞き取りやすさが変わります。
日本人の名前は聞き慣れていますが、外国人の名前は聞き慣れないため、複数出てくると混乱しがちです。
そこで、最初に出てきた名前には○、次の名前には△のように、人物ごとに印を決めておきます。
リスニングの設問は「特定の人物が何をしたか」を問うものが多いです。
選択肢には、別の人物を主語にしたひっかけが含まれています。
主語の取り違えは命取りになるので、先読みの段階で人物関係を整理しておきましょう。
共通テストのリスニングは解答時間が30分です(大学入試センター「令和8年度 受験上の注意」より)。
限られた時間の中で先読みの時間をどう確保するかも、事前に決めておいてください。
音声が流れている間の聞き方
音声だけに集中する
先読みの段階で、全部の問題を読んで整理するのは時間的に難しいはずです。
それでも、音声が流れ始めたら焦らず、音声に集中してください。
「最初は聞かなくても大丈夫だろう」と次の問題を読み進めると、途端に内容が分からなくなります。
前の問題を考えながら次の音声を聞く、という器用なこともできません。
メモも同じです。
メモに気を取られて音声を聞き逃すなら、メモより聞くことを優先してください。
メモを取った方が聞きやすい人は、そのやり方で構いません。
聞こえない部分は想像で補う
リスニングが得意な人でも、すべての英語を正確に聞き取れているわけではありません。
聞こえた部分を手がかりに、「だいたいこういうことを言っている」と想像で補っています。
強調されている部分や、会話の中でリアクションが大きいところに意識を向けると、話の要点がつかみやすくなります。
言い換えにも注目してください。
大事な内容は、直後に別の表現で言い直されることがよくあります。
前の文が聞こえなかったからと諦めると、せっかくの言い直しも聞き逃してしまいます。
2回流れると思わずに聞く
問題によっては、音声が2回流れるものがあります。
どの問題が何回読まれるかは、受験する年度の問題冊子や大学入試センターの公表資料で確認してください。
ただ、気持ちとしては2回目を当てにせず、1回目で確実に聞き取るつもりでいてほしいです。
2回あると思うと、1回目の集中が緩みます。
2回目は1回目で怪しかった部分の確認にとどめ、余裕があれば次の問題の先読みに使いましょう。
リスニングが伸びる復習のやり方
リスニングの教材には音声がついています。
移動中にその音声を聞くだけでも、英語の音に耳を慣らすことができます。
家で勉強するときは、問題を解いた後の復習が本番です。
- 解き終わったらスクリプトを見て、聞き取れなかった部分を確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを目で追う
- スクリプトを見ながら、音声をまねて音読する
音読をすると英語のリズムが体に入り、同じ表現が聞き取りやすくなります。
リスニングでよくある質問
リスニングはいつから対策すればいいですか?
単語と文法の基礎が入り、短い英文を読んで意味が取れるようになったら始めてください。
音声を聞いても知らない単語ばかりでは、聞き取り以前の問題になります。
基礎と並行して、毎日短い時間でも英語の音に触れる習慣をつけるのがおすすめです。
どの参考書で練習すればいいですか?
共通テスト対策なら、共通テスト形式の対策本や予想問題集で形式に慣れるのが基本です。
基礎から聞き取りの練習をしたい場合は、音読やオーバーラッピングの手順まで示している教材を選ぶと、復習のやり方に迷いません。
今の実力によって最適な1冊は変わるので、迷ったら相談してください。
まとめ:リスニングは準備と集中と復習で伸びる
リスニングで大切なのは、次の3つです。
- 聞く前に先読みをして、人物や設問のポイントを整理する
- 音声が流れている間は音声だけに集中し、聞こえない部分は想像で補う
- 解いた後はスクリプトで確認し、音読で英語のリズムを体に入れる
すぐに結果が出なくても、練習を続けていれば聞こえるようになるタイミングは来ます。
練習方法や参考書に迷ったときは、武田塾豊田校に相談してください。
この記事は、武田塾豊田校(校舎長 小塚 滉太)が、受験相談と日々の指導で出る質問をもとにまとめました。
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- 合格までに必要な参考書と、やる順番
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