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【志望校・決め方】選ぶポイントから受験戦略も解説(決定版)

こんにちは!
板橋区東武東上線ときわ台駅から徒歩1分の個別指導塾、大学受験予備校の武田塾ときわ台校の佐立です。

11月も折り返しに入り、いよいよ受験が目の前に迫ってきました。

そこで今回は多くの受験生が頭を悩ませる「受験校の決め方(一般選抜版)」について解説をしていきます。

 

決め方のポイントから意識するべき受験戦略まで解説するのでぜひ最後までご覧ください。

 

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受験校の決め方とは?

まず、受験校の決め方としてお勧めなのは、自分の学力レベルからみて

「挑戦校」

「適正校」

「安全校」

と3段階に分けて考える決め方です。

それぞれがどのような基準で分けられるのか順番に説明をしていきます。

※ここでは、今年度中に受験を終わらせたい人を前提として話を進めます。

 

挑戦校

挑戦校とは自分の学力レベルから見て、偏差値が高い学校の事です。

模試の判定で言えばD判定やE判定であり、合格確率はあまり高くない状態です。

しかし、受験に絶対はありません。

直前期の過去問のやりこみによって合格確率が大きく変化します。

そのため、模試の判定が良くない場合でもあきらめずに受験をして欲しいです。

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適正校

適正校は自分の学力レベルからみて、偏差値が妥当な学校の事です。

模試の判定では安定して、B判定、C判定が取れ、過去問でも合格最低点を超える事が出来る状態が理想です。

適正校に受かることで、安心して挑戦校を受検できるともいえるでしょう。確実に抑えておきたいランク帯です。

 

安全校

最後に説明するのは安全校です。一般的に言い方では滑り止め校の事ですね。

安全校は模試の判定でA判定、過去問でも毎回合格点が取れる状態が理想的です。

そして実はこの安全校の選定は最も重要だと言えます。

何故なら、安全校で結果が出ないと全落ちをしてしまう可能性があるからです。

そのため、安全校といえども過去問演習には欠かさずに取り組みましょう。

 

安全校と言えども、過去問を解いてみると、思ったよりも難しいこともあるので確認が必須です。

 

受験校は何校にするべき?

それでは受験校は何校にするべきでしょうか?

5~7校くらいが一般的でしょう。

その内訳は、

挑戦校1~2校

適正校2~3校

安全校2校

です。

難易度をバランスよく分散してリスクを減らすことがポイントですね。

 

もちろん人によっては挑戦校が無く適正校と安全校に一点集中する人もいるでしょうし、人によっては一つの大学にしか行きたくない場合もあるのであくまでこれは目安です。

 

受験校の決め方の失敗例

続いては受験校の決め方の失敗例を紹介します。

受験校の決め方は案外分からない人が多いものです。

皆さんはここで紹介した失敗例を反面教師にして、受験校選びを行ってください。

 

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安全校を受けないor対策しない

安全校は先ほども言ったように、かなり重要です。

安全校を受けないことで全落ちのリスクが高まったり、滑り止めがないことによる精神的なストレスを感じやすくなってしまいます。

そのため、明確な理由が無い限りは安全校を受験するようにしましょう。

 

また過去問はかならず解いておきましょう。

入試直前期は、志望校や適正校の過去問に時間を取られるので、早い段階で着手できると良いですね。

 

学部を意識しない

皆さんは自分自身が受験する「学部」を決めているでしょうか?

もし決めていない場合は、大学名だけでなく学部まで検討をしましょう。

学部選びを失敗すると自分の興味のない分野を学ぶ事となり、大学に対してのモチベーションが下がってしまう可能性があります。

もし自分の学びたいことが明確でない場合は、幅広く様々な学問が学べる学部を選びましょう。

例えば社会学部などは学ぶ範囲を限定しすぎないことから、近年人気のある学部の一つになっています。

 

立地を考慮しない

大学に入学した後の「通いやすさ」も考慮しましょう。

家から大学までの距離が遠いと、早起きが必要になったり自由時間が取りにくくなります。

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また場合によっては家から大学が通いにくく、一人暮らしが必要になるなど生活環境を変える必要がある場合もあります。

そのため、立地も十分検討したうえで受験校を選びましょう。

 

意識するべき受験戦略とは?

続いては受験をする上で忘れてはいけない戦略面での話をします。

配点

国公立大学

国公立大学の場合、1次試験の共通テスト、2次試験の個別学力試験と2つの試験を受験します。

この共通テストと個別学力試験の配点が大学ごとに大きく異なります。

北海道大学と千葉大学のそれぞれ教育学部で見比べてみましょう。

北海道大学
共通テスト 個別学力試験
300点 450点

 

千葉大学
共通テスト 個別学力試験
450点 1000点

北海道大学が

共通テスト:個別学力試験=1:1.5

に対して、

千葉大学は

共通テスト:個別学力試験=1:2.22

です。

この配点から、

北海道大学は共通テストで高得点を取る事が重要であり、

千葉大学は個別学力試験の出来が合否の明暗を分けると言えます。

また、共通テストの配点が高いのであれば、英語のリスニング対策も必須となります。

 

私立大学

早稲田大学を例にとって見ていきます。

 

商学部

社会科学部 文化構想学部 文学部
外国語(英語他) 80点 50点 75点 75点
国語 60点 40点 75点 75点
地歴 60点 40点 50点 50点

さらに商学部は

 

地歴・公民型

数学型
外国語(英語他) 80点 60点
国語 60点 60点
地歴・公民 60点 -
数学 - 60点

といった配分となっております。

早稲田大学に限らず、英語の配点を高めに設定している私立大学、学部は非常に多いです。

また、文系学部でも数学が受験科目にある場合、英語の配点は低めになる傾向があります。

それだけ、大学側は英語(ないしは数学)の得意な生徒を求めているという事です。

 

入試方式(私立)

共通テスト利用方式

こちらの方式は1月15日、16日に実施される共通テストの点数を合否基準とし、個別の大学試験は無しという方式です。

つまり、共通テストを受験する前後に、この方式に願書さえ出しておけば無試験で合否の判定がされます。

大抵の大学の場合、願書の締め切りは共通テストの試験日の後(例:1月20日締切)であるため、共通テストの出来栄えを確認してから願書を出す事が出来ます。

上記の事から、大変お手軽な入試方式です。

しかし、募集人数は少ないため、大変な倍率になります。

また、上位校を第一志望としている学生が滑り止め確保のために下位校の共通テスト方式に出願して来る事が多いです。

それらの事から、安易な気持ちで申し込むと痛い目に合います。

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もし利用するのであれば、自分の相応レベルの2ランク下程度の大学に対して申し込んでおく位の気持ちでいましょう。

 

全学部統一方式

その名の通り全学部の試験を同一日に同一試験にて実施する方式です。

試験日に志望学部を申請するのが一般的で、大学ごとにその試験名称は様々です。(A日程、T日程等)

個別学部試験日とは別日に日程が組まれてる事が多いため、志望学部の試験を実質2回受験するチャンスがあります。

そのため、この方式もやはり大変人気が高いです。

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しかし、自分の志望学部の配点と全く違う配点だったり、過去問傾向が全く違うケースも多々あります。

また、全学部統一方式はマークシート方式解答の場合が多いです。

そのため、記述方式のほうが得意な方は避けておいた方が無難だと思います。

とにかく数をたくさん打ちたい、2回受験するチャンスを活かしたい!という方にはお勧めです。

 

個別学部方式

お待たせいたしました。

こちらが昔ながらの伝統的な試験方式です。

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学部ごとに試験があり、合否判定も学部ごとに行っております。

試験日の順番的には後方の日程となる事が多いです。

また、大学によっては、前期、中期、後期と細かく日程を組んでいるところもあります。

この試験方式の最大の特徴は、何といっても

補欠合格がある事

だと思います。

学部の定員割れを恐れる大学は、この個別学部方式で一定数の補欠合格者を出し、定員の調整を図ろうとします。

全学部統一方式でも一部の大学で補欠合格がありますが、その数は微々たるものです。

試験の日程的にも最終局面となる可能性が高く、正に大学受験のクライマックスといえる試験方式です。

 

外部検定試験利用方式

こちらは大学側で独自の科目試験を課さず、外部の試験、資格の合否によって判定する方式です。

科目でよく使われるのは英語で、一番メジャーなのは英語検定(通称:英検)です。

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文部科学省による「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」の影響により、ここ数年で爆発的に採用する大学が増えました。

そしてその要件の緩さから、高校生の英検取得への取り組みが一気に激化しました。

2022年度の東洋大学の社会学部を例に見てみましょう。

前期3教科均等配点

国語100点

英語100点

地歴・公民100点

このうち、英検2級(CSEスコア1980以上)の場合、英語の点数は8割は最低保証され、実際の試験の点数と比べて高い方が合否判定に採用されます。

昨年の東洋大学社会学部の合格最低点が175点前後であり、そのうちの80点は最低保証され、残りの2科目で95点以上取れば合格ラインという事になります。

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こんな感じで要件が緩いため、皆、高3の11月までに死に物狂いで英検取得に取り組みます。

更に凄いのは立教大学ですが、それはまた別の機会にお話します。

まとめ

今回は受験校の決め方や戦略について解説をしました。

何を決め手にすればよいか分からない受験生はぜひ今回の記事を参考に選定を行ってみてください。

皆さんの成功を心よりお祈りしております。

 

 

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