ブログ

【世界史の勉強法】イギリス・プランタジネット朝について徹底解説!

こんにちは、武田塾下曽根校です。

今回は世界史を勉強する上で重要になってくる、中世のイギリスの歴史について解説をしていきたいと思います。

イギリスにはノルマン朝の次に、プランタジネット朝が成立することになります。

 

さてそんなプランタジネット朝ですが、どのように勉強していくと良いでしょうか。

それは世界史の勉強法の基本、タテの軸とヨコの軸で考えていくことが大切です。

また地図もきちんとイメージできるようにしておきましょう。

 

地図

1826374

イギリスはこの当時もフランスとの関わりが深いので、地図をチェックしましょう。

「どの辺りの領土を奪いあっていたか」をイメージし、覚えていくと良いです。

最終的には、大陸側の領土のほとんどを喪失し、フランス北岸のカレー市のみを確保しました。

 

タテの軸

王朝の成立とマグナ=カルタ→議会の発展→百年戦争→バラ戦争という流れで覚えましょう。

 

プランタジネット朝の成立とマグナ=カルタ(大憲章)

1154年、ヘンリ2世(アンジュー伯アンリ)によってプランタジネット朝が開かれます。

またヘンリ2世の跡を継いだリチャード1世は、第3回十字軍に参加。

エジプト・アイユーブ朝のサラディンと戦い、その勇敢さから獅子心王の異名を持ちます。

 

次のジョン王は、フランス内に領有していた多くの領土を失い、「欠地王」と呼ばれています。

さらに大司教の任命について教皇・インノケンティウス3世と対立し、窮地に陥りました。

このジョン王の失政を抑えるため、1215年に議会がマグナ=カルタ(大憲章)を認めさせます。

 

議会の発展

翌1216年に即位したヘンリ3世は、失地回復のためにフランスに遠征。

戦費を調達するため、国民に重税を課します。

 

このように大憲章を無視し続けたため、1258年に貴族のシモン=ド=モンフォールが反乱を起こしました。

これが1265年に開催されたシモン=ド=モンフォールの議会に繋がります。

また王太子時代のエドワード1世が、この反乱の平定において活躍しています。

 

国王として即位したエドワード1世は、1295年に模範議会を招集。

これは聖職者・貴族のほか、各州の2名の騎士、各都市2名の市民から構成される議会のことです。

 

百年戦争

エドワード3世は、フランス・カペー朝のフィリップ4世の孫(娘の子)でした。

そのためカペー朝の断絶を受けて成立したヴァロア朝に対し、王位を主張して宣戦布告。

こうして1339年に百年戦争が始まります。

 

百年戦争が勃発して2年後の1341年には、貴族院と庶民院の2つからなる二院制が議会で確立されています。

1346年にはエドワード3世が率いるイギリス軍がクレシーの戦いでフランス軍に快勝。

彼の息子であるエドワード黒太子も、ポワティエの戦いでフランス軍に大勝しています。

 

しかし1381年にはワット=タイラーの乱と呼ばれる農民反乱が起きています。

最終的に百年戦争はフランスの勝利に終わり、イギリスは大陸側の領土の大半を失います。

 

バラ戦争

1455年、ランカスター家ヨーク家の間で、王位継承権をめぐる内戦が勃発します。

これをバラ戦争と呼びます。

 

この時代には議会が強くなっていましたが、その中でも特に影響力が強かったのは貴族でした。

ジェントリ(郷紳)という中小貴族の名称が出題されることもあるので、覚えておきましょう。

 

結局ランカスター家とヨーク家の争いは、共倒れに終わります。

最終的にバラ戦争に勝利したヘンリ7世が1485年に新国王に即位。

テューダー朝が始まることになります。

2126014

ヨコの軸

第三回十字軍

リチャード1世は、フランスのフィリップ2世、神聖ローマ帝国のフリードリヒ1世と共に第3回十字軍に参加。

聖地エルサレムの再奪還に向け、アイユーブ朝のサラディンと戦っています。

 

フランスとの関わり

そもそもこの王朝の開祖のヘンリ2世は、フランス内の貴族(アンジュー伯アンリ)です。

しかしジョン王はフィリップ2世(仏)に、フランス内にあった領土の多くを奪われました。

ヘンリ3世はこのときの失地回復を目指し、フランスに遠征しています。

 

そしてエドワード3世はフランスの王位継承権を主張し、百年戦争が開戦。

最終的には敗れ、フランス北岸のカレー市以外の領土はフランスに取られています。

 

語句の覚え方

まとまりで覚える

柱となる王朝の名前、建国者、有力な国王、その文化などを整理することが大切です。

一つのまとまりをセットで覚える習慣を作りましょう。

 

(例)

・王朝の名前…プランタジネット朝

・建国者…ヘンリ2世

・有力な皇帝…リチャード1世、ジョン王、エドワード3世など

・文化…議会の発展

 

バラバラに覚えると、意味が分からなくなると思います。

この時代はフランスとの領土の奪い合いがあり、議会も発展しました。

「国王たちがフランスや議会とどのように接したか」を押さえ、まとまりを意識して覚えましょう。

 

議会の発展

この時期に議会が発展したことは世界史的にも重要です。

この時期の議会の発展が、現在の世界中の議会政治の基礎となったからです。

一連の流れを掴みましょう。

 

マグナ=カルタ

・イギリス立憲政治の基礎となった既定

・失政を続けるジョン王に議会、貴族が認めさせた

 

●シモン=ド=モンフォールの議会

・イギリス議会の起源となる議会

 

●模範議会

・聖職者、貴族のほか、各州2名の騎士、各都市2名の市民で構成

 

●二院制

貴族院庶民院の2つによって構成される

・貴族院は上院ともいい、大貴族と高位聖職者から成る

・庶民院は下院ともいい、各州の騎士と各都市の代表から成る

 

少しづつ議会が発展していったことが分かりますね。

ただし議会が強くなったといっても、その中心は貴族でした。

ジェントリ(郷紳)と呼ばれる中小貴族は、バラ戦争による影響をほとんど受けていません。

 

意味で覚える

リチャード1世はその勇猛果敢さから、「獅子心王」と呼ばれていました。

しかし治世の大半を外征に費やしたため、内政での目立った実績はありません。

 

一方でジョン王「欠地王」と呼ばれ、フランスにおける領土の多くを失い、教皇と対立。

内政でも失政を続けてしまいます。

良いところのないジョン王ですが、彼の治世にマグナ=カルタが制定されたことは重要です。

 

まとめ

世界史では、用語がカタカナでバラバラになりがちです。

設問ではひっかけ問題もあるので、字面に引っ張られて混同しないように気をつけてくださいね。

「どの分野の何についてなのか」を整理して覚えていきましょう。

そして「間違った覚え方をしていないか」を意識して、日々の勉強に取り組んでいきましょう!

 

志望校に合格したいなら、武田塾。

突然ですが、質問です。

志望校に合格するための条件は何でしょうか?

答えは「入試問題で合格最低点以上の得点を取る」ことです。

すなわち、入試当日に「入試問題が解ける状態」になっていることが必要です。

 

ではここで、共通テスト英語の問題を解いてみてください。

スクリーンショット 2023-06-02 152022

<引用:独立行政法人 大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/>

 

もし今これが解けない状態であれば、入試当日までに何をする必要がありますか?

「単語の意味を覚える」「文法を覚える」「速読力をつける」

こうしたことが必要ですよね。

 

単語の意味を覚えるにはどうすれば良いでしょう?単語帳で意味を隠しながら何度も反復しますよね。

文法の暗記も速読力の強化も同様です。自分で問題を解いていかなければなりません。

これらはすべて、授業ではなく「参考書学習」で行っている事に気が付いたでしょうか?

 

学校で全く同じ授業を受けているのに、なぜ「伸びる生徒」と「伸びない生徒」が生まれるのでしょうか?

それは、自宅で「参考書学習をしているかどうか」の違いだけなのです。

授業はあくまで「理解」に過ぎず、その内容を「暗記=インプット」し、「演習=アウトプット」することで初めてテストで問題を解けるようになるのです。

図1

武田塾では何をするの?

だから武田塾では授業をせず、秘伝のルートに則って参考書学習に100%注力させるのです!

その中で分からない箇所は「全科目」「即座に」質問対応します。これが最も効率の良い学習の進め方なのです!

また、武田塾では授業の代わりに「特訓」を行います。通常の個別指導塾とは異なり、講師と完全1:1の指導で、正解した問題についても「内容が本質まで理解できているか」を徹底指導します。

表面的な理解で正解に辿り着いたのでは、入試問題には一切対応できないからです。

 

武田塾の勉強法

武田塾では一人一人個別のカリキュラムを作成します。現在までの学習状況、志望校、受験までの時間は一人一人異なるからです。

そしてそのカリキュラムから毎週宿題を提示し、間違えた問題は1週間で4回、手を使って解き直しをしてもらいます。

一度解き直すだけでは全く意味がありません。ここまで反復しなければ記憶には定着しないのです。

 

武田塾の勉強法に少しでも興味がわいた方は、下部の「無料受験相談」バナー、又は「校舎直通電話」から、まずは無料相談にお越しください‼

 

無料相談では何をしてくれるの?

 

無料相談では、30分~1時間のお時間を頂戴し、受験のプロが生徒様の現状の成績・学習状況を踏まえ、

・成績を伸ばすために何をすべきか

・選択科目の選び方

・部活との両立方法

・受験校の選定

・入試の傾向や方式

・武田塾の勉強法

・コースや料金体系

などを全て無料でお教えいたします!

 

受験に対する不安を、この機会に一気に解消しちゃいましょう!

 

藤井

下曽根校 校舎長:藤井 亮(フジイ リョウ)

大阪大学 工学部、大阪大学 大学院卒

 

✨指導実績✨

【2023年度】

🎉高3の9月から共通テスト本番まで得点96点アップ🎉

🎉九州歯科大学、立命館大学、現役合格🎉

【2024年度】

🎉2か月間で模試の得点114点アップ🎉

🎉九州工業大学、熊本大学、現役合格🎉

🎉弘学館高校、青雲高校、合格🎉

 

信念は「生徒を第一志望校に合格させ、幸福な人生を歩んでもらうこと。」

 

まずは下部バナーから、お気軽にお問い合わせください‼お待ちしております(^-^)

※無料受験相談を受けたことによる入塾の強制は一切致しません。

 校舎直通電話無料受験相談

************************************************************

日本初!授業をしない武田塾 下曽根校

〒800-0226
福岡県北九州市 小倉南区 田原新町2丁目5-28

☎093-383-7012

受付時間
<月~土曜日>
自習室利用/電話受付可能時間 13:00~22:00

<日曜日>
自習室利用/電話受付可能時間 10:00~19:
00

※祝日による時間変更はございません。

主な通塾学校

<公立高校>小倉高校・戸畑高校・小倉西高校・小倉南高校・小倉東高校・門司学園高校・北九州高校

<私立高校>九州国際大付属高校・敬愛高校・西南女学院高校・常盤高校・東筑紫学園高校

<中学校>曽根中学校・沼中学校・吉田中学校

下曽根駅近辺で大学受験の塾・予備校をお探しなら武田塾下曽根校

************************************************************

LINE

 

「いきなり無料相談はちょっと…」という方!まずは公式LINEから

今の状況、お悩み、質問などをご相談ください!

上記バナーから友達追加し、メッセージを送ってください♪

関連記事

【徹底解説】武田塾と一般的な個別指導塾の違いとは!?

こんにちは、武田塾下曽根校です。 武田塾の特徴はやはり、「授業をしない」点につきます。 では何をしているのかと言うと、自学自習を徹底的に管理・サポートしています! 学生は授業を通さずに、参考書を用いて ..

【高校1・2年生必見】受験の為にはいつから塾・予備校に通うべき?

みなさん、こんにちは! 武田塾下曽根校です! &nbsp; &nbsp; 高校1・2年生の皆さん、「本格的な受験勉強は高3からでいいや」と思っている人いませんか? おそらく多くの人がそう思っていると思 ..

「無料受験相談」から「入塾」までの流れについてご説明します!

こんにちは、武田塾下曽根校です。 さて、今回は武田塾の無料受験相談から入塾までの流れについてご説明したいと思います。 武田塾へのお問合せの中に、 「受験相談ってなにするの?」 「体験とかってないの?」 ..

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる