「南山大学の外国語学部に行きたいけれど、何をどの順番でやればいいのか分からない」。
武田塾大曽根校の無料受験相談で、愛知の高校生から毎年出てくる相談です。
この記事では、南山大学外国語学部の5つの学科の違い、入試方式ごとの配点と募集人員、そして配点から逆算した勉強の順番を整理します。
数字は南山大学が公表している入試の資料から引いています。
大曽根校の校舎長がまとめました。
読み終えたときに、「自分はどの方式で、どの科目に時間を寄せるのか」が決まっている状態を目指しています。
結論は「英語200点をどう取るか」で決まる
南山大学外国語学部の一般入試は3教科500点満点です。
内訳は外国語200点、国語150点、地理歴史・数学150点。
外国語と国語だけで350点、全体の7割を占めます。
つまり、まんべんなく勉強するより、英語と国語に時間を寄せたほうが合計点は上がります。
地理歴史や数学を捨てるという意味ではありませんが、時間の配分を配点どおりにするだけで、同じ勉強時間でも結果が変わります。
これが外国語学部の入試のいちばん重要な性質です。
以下で方式ごとの数字を確認していきます。
外国語学部は5つの学科に分かれる
外国語学部に置かれている学科は次の5つです(南山大学 外国語学部)。
- 英米学科
- スペイン・ラテンアメリカ学科
- フランス学科
- ドイツ学科
- アジア学科
入試の配点は5学科で共通ですが、募集人員が学科ごとに違います。
英米学科が最も多く、他の4学科は同じ方式でも枠が小さくなります。
学びたい言語で選ぶのが基本ですが、募集人員の差も把握しておいてください。
なお、入試で課される外国語は英語です。
学科ごとに違う言語の試験があるわけではありません。
スペイン語やドイツ語を学びたい人も、入試で使うのは英語です。
一般入試の配点と募集人員
南山大学で最も募集人員が多いのが一般入試です。
2027年度の外国語学部の内容は次のとおりです。
| 教科 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 外国語(英語) | 200点 | 90分 |
| 国語 | 150点 | 90分 |
| 地理歴史・数学から1科目 | 150点 | 60分 |
| 合計 | 500点 | ― |
英米学科のみ、外国語にリスニングテストが加わります。
学科ごとの募集人員は、英米学科65名、スペイン・ラテンアメリカ学科25名、フランス学科25名、ドイツ学科27名、アジア学科23名です。
試験日は2月9日から2月12日までの4日間から自由に選べます。
同じ学科を複数回受験することもできます(1日に受験できるのは1学科のみ)。
合格発表は2月20日、試験場は名古屋の南山大学です。
同じ学科を4日間受け直せるというのは、それだけ受験機会が多いということです。
1回で決めようとせず、日程を複数押さえる前提で計画を立ててください。
全学統一入試との配点の違い
もう一つの主要な方式が全学統一入試です。
個別学力試験型と共通テスト併用型があり、個別学力試験型の外国語学部の配点は一般入試と異なります。
| 教科 | 一般入試 | 全学統一入試[個別学力試験型] |
|---|---|---|
| 外国語 | 200点 | 200点 |
| 国語 | 150点 | 150点 |
| 地理歴史・数学 | 150点 | 100点 |
| 合計 | 500点 | 450点 |
出典:南山大学 2027年度 全学統一入試[個別学力試験型]
地理歴史・数学の比重が、全学統一入試のほうが軽くなっています。
英語と国語で得点を作れるタイプの受験生は、こちらのほうが有利に働きます。
全学統一入試の募集人員は、英米学科10名、スペイン・ラテンアメリカ学科5名、フランス学科7名、ドイツ学科5名、アジア学科6名です。
試験日は2月6日と2月7日で、どちらか一方でも両日でも受験できます。
試験場は名古屋のほか全国の主要都市に置かれています。
このほか、共通テストの得点だけで判定する共通テスト利用入試(前期3教科型、前期5教科型・6教科型、後期)があります(南山大学 主要な入試)。
英語の資格・検定試験を使う手がある
全学統一入試の個別学力試験型では、英語の資格・検定試験で基準スコアを満たしている場合、個別学力試験の「外国語」の得点を満点として扱う仕組みがあります。
外国語200点が満点扱いになるということは、450点満点のうち200点が確定するということです。
これは大きい差になります。
高2のうちに英語の資格試験でスコアを取っておく価値は、外国語学部志望なら特に高いと言えます。
対象となる試験と基準スコアは大学が別紙で公表しています。
出願前に必ず最新の一覧を確認してください。
配点から決める勉強の順番
大曽根校で南山大学志望の生徒に伝えている進め方です。
配点が英語200点・国語150点なので、時間の配分もその比率に寄せます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高2まで | 英単語と英文法を1冊ずつ完成させる。地理歴史は学校の授業についていく |
| 高3の春 | 英文解釈に進む。並行して古文単語と古文文法を終える |
| 高3の夏 | 英語長文の演習を始める。現代文の読解を型で解く練習に入る。過去問を1年分解く |
| 高3の秋 | 地理歴史を通史で1周し、抜けを埋める。英語の資格試験のスコアを確定させる |
| 高3の冬 | 過去問を日程分だけ解き、時間配分を固める |
参考書を選ぶときに気をつけてほしいのは、完成度です。
効果のある1冊でも、中途半端なまま次に進むと点になりません。
難しい本を早く始めるより、基礎の1冊を「答えを見ずに解ける」水準まで仕上げてから次へ進むほうが、結果的に速く進みます。
英語の完成度を測る目安は、単語帳の見出し語を見た瞬間に意味が出るかどうかです。
「考えれば出てくる」では、長文を読む速度が足りません。
よくある質問
南山大学外国語学部の入試で英語の配点はどのくらいですか
一般入試も全学統一入試の個別学力試験型も、外国語は200点です。
一般入試は500点満点なので4割、全学統一入試の個別学力試験型は450点満点なので約44%を英語が占めます。
英米学科の一般入試では、外国語にリスニングテストが加わります。
一般入試と全学統一入試はどちらを受けるべきですか
地理歴史・数学の配点が、一般入試は150点、全学統一入試の個別学力試験型は100点です。
英語と国語で得点を作れる受験生は全学統一入試が向きます。
両方を受けることもできるので、日程と募集人員を見て組み合わせるのが基本です。
外国語学部の入試ではスペイン語やドイツ語の試験がありますか
一般入試と全学統一入試で課される外国語は英語です。
学科ごとに試験の言語が変わることはありません。
志望する言語は入学後に学ぶことになるので、受験勉強では英語に集中してください。
まとめ
- 外国語学部は英米・スペイン・ラテンアメリカ・フランス・ドイツ・アジアの5学科
- 一般入試は外国語200点・国語150点・地理歴史・数学150点の500点満点。英語と国語で7割を占める
- 全学統一入試の個別学力試験型は450点満点で、地理歴史・数学の比重が軽い
- 英語の資格・検定試験で基準スコアを満たすと、全学統一入試の外国語が満点扱いになる
武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望する学科と方式を配点から一緒に決め、英語をどこまで仕上げれば届くのかを参考書の順番に落とし込みます。
学科を決めきれていない段階でもご相談ください。
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入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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