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名古屋市立大学経済学部の配点と合格最低点から決める勉強法

「名市大の経済学部を狙いたいけれど、何をどれだけやれば届くのか分からない」。
武田塾大曽根校の受験相談で、文系の高校生から毎年出る相談です。

結論から書きます。
名古屋市立大学経済学部の前期日程は800点満点で、そのうち数学が300点、英語が300点を占めます。
2科目だけで600点、全体の75%です。
国語や地歴公民を軽視してよいという話ではありませんが、時間の配分を決めるときの基準は明確です。

この記事では、大学が公表している配点と合格者最低点をもとに、経済学部に必要な得点と勉強の順番を整理します。
書いているのは、名古屋市北区で高校生を指導している武田塾大曽根校の校舎長です。

経済学部の前期日程は数学と英語で600点

経済経営学科の募集人員は265名(前期140名・後期70名・その他55名)です。
前期日程の配点は次のとおりです(名古屋市立大学 入学者選抜に関する要項)。

教科 共通テスト 個別学力検査 合計
国語 100 ― 100
数学 100 200 300
外国語 100 200 300
地理歴史・公民/理科/情報から1つ 100 ― 100
合計 400 400 800

共通テストは4教科5科目を使い、地理歴史・公民、理科、情報のうち最も得点の高いものを1つだけ合否判定に使う仕組みです。
情報Ⅰが選択肢に入っているため、地歴や理科基礎が伸び悩んでいる人にとっては逃げ道が用意されていることになります。

共通テストと個別学力検査が400点ずつで、比重は半々です。
「公立大学だから共通テスト重視」という思い込みで共通テスト対策だけに寄せると、個別の記述で差を付けられます。

個別学力検査は英語と数学の2科目だけ

個別学力検査の試験時間は、外国語が9時30分から11時30分の120分、数学が13時から15時までの120分です(令和8年度一般選抜学生募集要項)。
1日で2科目、どちらも2時間の記述試験です。

数学の出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学Cで、数学Bは「数列」、数学Cは「ベクトル」に限定されています。
数学Ⅲは出題されません。
文系の受験生にとっては、範囲が限られていることが大きな利点です。

大学が公開している入試過去問題の解答例を見ると、令和8年度前期の数学は大問4題で、空間ベクトルと四面体、場合の数、数列の漸化式、放物線と面積という構成でした。
奇をてらった単元はありません。
範囲が狭いぶん、同じ分野が繰り返し出ます。

英語は医学部・経済学部・人文社会学部・芸術工学部・データサイエンス学部の共通問題です。
医学部と同じ問題を解くことになるので、難易度は経済学部単独で作られる場合より高めに設定されていると考えておいたほうが安全です。

令和8年度の合格者最低点

大学は合格者の最高点・最低点・平均点を科目別に公表しています。
令和8年度の経済経営学科の数字です(合格者最高点・最低点・平均点)。

前期日程(800点満点) 共通テスト計 数学 英語 総合得点
最高点 351.40 200.00 172.00 667.90
最低点 268.20 75.00 98.00 561.50
平均点 304.12 146.80 139.74 590.66

合格最低点は561.50点、得点率で約70%です。
合格者の平均を見ると、共通テストで76%、個別の数学で73%、英語で70%という水準になります。

注目したいのは、最低点の欄で数学が75点、英語が98点という数字が並んでいることです。
どちらか一方が崩れても、共通テストともう一方で押し返せば合格圏に届く配点だということです。
逆に言えば、2科目とも半分を切ると挽回は難しくなります。

後期日程は英語か数学の一本勝負

後期日程には、英語(Eコース)と数学(Mコース)のどちらかを出願時に選ぶ仕組みがあります。
個別学力検査はその1科目だけで400点です。

後期日程(800点満点) 共通テスト 個別学力検査 令和8年度の合格最低点
英語(Eコース) 400 英語 400 535.00
数学(Mコース) 400 数学 400 611.40

このほか、後期日程の全受験者のうち共通テスト等の成績が上位20名は優先的に合格者となる仕組みも要項に示されています。

得意科目が1つ突き抜けている人には、後期日程は現実的な選択肢です。
令和8年度のMコースは合格者平均が334.72点、400点満点の8割を超えています。
数学で戦うなら、それだけの水準が必要だと分かります。

経済学部の校地と学びの場所

経済学部は滝子(山の畑)校地にあります。
所在地は名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑1で、人文社会学部とデータサイエンス学部も同じ場所です。
医学部の桜山(川澄)校地、薬学部の田辺通校地とは別なので、オープンキャンパスに行くときは場所を間違えないように確認してください。

大曽根から瑞穂区までは地下鉄で通える距離です。
実際に足を運んで校地の雰囲気を見ておくと、志望校が「点数の話」から「行きたい場所」に変わります。
受験勉強が長引いたときに効いてくるのは、この感覚のほうです。

大曽根校が伝えている勉強の順番

配点が分かったら、時間の配分を決めます。
大曽根校で経済学部志望の生徒に伝えている順番です。

時期 英語 数学
高2まで 単語・文法・熟語・英文解釈を1冊ずつ終える 数学ⅠA・ⅡBCの基礎問題集を終える
高3の春 共通テストレベルの長文を毎日1題 出題範囲を数B「数列」・数C「ベクトル」まで確認して穴を埋める
高3の夏 私立大学の標準レベルの過去問で7割 国公立の標準的な記述問題演習を開始
高3の秋 記述式の読解と和訳の練習へ 過去問で時間配分を作る
高3の冬 共通テストの得点率を上げる 共通テスト後に個別の過去問へ戻る

英語と数学を「両方まんべんなく」ではなく、「両方を最後まで落とさない」という発想で進めてください。
片方を捨てて片方に集中する戦い方は、配点が同じ300点ずつである以上、成立しません。

国語と地歴公民は共通テストのみで各100点です。
優先順位としては英数の後になりますが、共通テストの得点率が合否に直結する配点であることは変わりません。
夏以降、週に決めた時間だけ確保する形で進めます。

よくある質問

名古屋市立大学経済学部は共通テストと二次試験のどちらが重要ですか

前期日程は共通テスト400点、個別学力検査400点で半々です。
どちらか一方に寄せる配点ではありません。
ただし個別は英語と数学の2科目だけなので、1科目あたりの重みは共通テストの各科目より大きくなります。

経済学部の合格最低点はどのくらいですか

令和8年度前期日程は800点満点で561.50点、得点率で約70%でした。
合格者の平均は590.66点です。
後期日程は英語コースが535.00点、数学コースが611.40点でした。
年度によって変わるので、最新の数字は大学の公表資料で確認してください。

数学が苦手でも経済学部に合格できますか

配点上、数学を捨てることはできません。
ただし個別の出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル)に限られ、数学Ⅲは出題されません。
範囲が狭いので、基礎問題集を1冊仕上げるだけでも得点は動きます。
後期日程で英語コースを選ぶという選択肢もあります。

まとめ

  • 前期日程は800点満点。数学300点と英語300点で全体の75%を占めます
  • 個別は英語と数学の2科目で各120分。数学Ⅲは出題されません
  • 令和8年度の合格最低点は561.50点、得点率で約70%でした
  • 後期日程は英語か数学の1科目400点。得意科目が突き抜けている人には有利な入試です

武田塾大曽根校の無料受験相談では、経済学部の配点表を一緒に見ながら、英語と数学のどちらにどれだけ時間を寄せるか、今日から使う参考書は何かをその場で決めます。
前期と後期のどちらを主戦場にするかの相談も歓迎です。

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