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【文理選択】文系VS理系〜稼げるのはどっち?!〜

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「理系は文系より就職有利だから」

「理系に行くと経営者にはなれないよ」

 

さて、文理選択をする上で悩みどころになるのが「文系・理系の将来性」

 

では、世間がよく使う「将来性」とは、一体何を指しているのでしょうか?

 

人のため、世のためになる仕事をすること?

トヨタ自動車のような大企業に入ること?

AIに仕事を取られない独自性のある職業に就くこと?

名古屋大学の教授のようにノーベル賞を取る発明をすること?

 

 

人によって様々だとは思いますが、高校生の皆さんにわかりやすいよう、ここでは

「将来性」=たくさんお金を稼ぐことができること

と定義しましょう!

 

さて、このとき、文系と理系では、どちらの方がより「将来性のある」学問をしているのでしょうか?

本記事では、学校でなかなか聞けない「文理選択における将来性」をお金を稼ぐ(将来性)というちょこっと変わった視点から解説していきたいと思います!

 

平均年収 理系>文系

平均年収(平均年齢46歳)

理系 600.99万円

文系 559.02万円

 

調査によれば、平均年収を比べると理系の方が文系よりも約50万円ほど高く、稼げることがわかります。

また、給料の上がり方も、年齢が上がるにつれて、理系の方が文系よりも「給料が上がりやすい」ことがわかっています。

(参考:独立行政法人経済産業研究所『理系出身者と文系出身者の年収比較』 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/11j020.pdf

 

 

平均年収において理系>文系となる理由

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・理系出身者は「新しいものを創る力」がある

携帯電話からスマートフォンに、ガソリン車からハイブリット車に移行するよう、現代社会では、「様々な新しい技術」が生まれています。

そのような礎を築くのが「理系」であり、また、私たち消費者もそのような技術を評価しているからこそ、「新しいものを創る」力を持つ理系は年収が高くなる傾向があるようです。

 

(参考:独立行政法人経済産業研究所『理系出身者と文系出身者の年収比較』 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/11j020.pdf

 

社長率 文系>理系

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では、新たな発明・創造を行わない文系に「将来性」はないのでしょうか?

実は、そういうわけでもないのです。

ここで注目して欲しいのは、各企業の「社長率」です!

 

日本に数ある会社の社長のうち、70%は「文系」出身

さらに、東証1部・2部上場企業(≒有名企業)の役員は

総じて文系が占めていることもデータにて明らかになっています。

(参考:東洋経済onlineより『役員の「理系比率が高い」500社ランキング』https://toyokeizai.net/articles/-/234119 )

 

このことは、何を意味するのでしょうか?

 

経営者としての文系人材

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開発や発明を一人ですることは、とても難しいです。

専用機械の維持費や、研究費、研究を手伝う人材を一箇所に集めて、みんなの力を合わせないといい研究はできません。

 

したがって、優秀な研究者たちを統括し、統制し、まとめ上げる人材もまた、社会にとっては不可欠といえます。

現在、新たな技術の開発・発明は企業ベースで行われていることから、

基本的にこのような研究者たちをまとめ上げ、会社という組織として経営を任されるのは「役員」や「社長」です。

すなわち、理系の研究者が行う研究費を捻出したり、人事を行ったり、経理を行う人材のほとんどは文系出身です。

 

大企業の役員や社長となれば、もらっている「お給料」は軽く1000万円を超えます。

 

したがって、文系出身者の平均年収は理系に劣るかもしれませんが、

「将来偉くなって役員報酬稼ぎまくりたい」という人は「文系だから理系以上に稼げないことはなく、むしろ理系を使う立場に回る可能性が高い」とも言えるわけです。

 

補足 理系は社長になれないの?

このように考えると、「理系は一生文系に使われ続けなきゃいけないの?」と思ってしまうかもしれません。

実は、そんなことはありません。

現在では、「理系こそ経営人材にすべきなのではないか?」という声が、少数ながら上がってきているのです!

その証拠に、ものづくりがメインの「機械製造業」では50%が文系社長、50%が理系社長という結果になっています。

 

そのため、「理系は文系に使われ続ける」という表現は適切ではなく、

現在では「現場の声を経営に反映させよう」という声も上がっているんです!

 

 

まとめ 文系VS理系〜将来性の観点から〜

 

理系_平均年収が高いが、文系に使われ続ける立場。研究者としての理系人材。

文系_平均年収低いが、理系を使う立場に立つ。経営者としての文系人材。

 

 

このとき、将来性=お金をたくさん稼げるという点から見ると、

 

文系の社長>開発・発明など研究をする理系>その他一般文系

 

という感じに、「将来性」が測れそうですね。

 

しかし、実際に社長や役員になれる人はこの世界に多くはありません

そのため、割合的に見て、大人達は「理系の方が就職に有利」「理系の方が稼げる」といった肌感覚を持っているのだと思います。

 

最後に_将来、求められる力って?

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さて、根底に戻るお話ですが、そもそも「将来性」ってなんでしょう?

お金を稼ぐ」ということを考えても、世の中にはたくさんの企業・職業があります。

そして、多くの仕事は人間が一人で行っているわけではなく、「みんなで力を合わせて」仕事をしています。

そうであるなら、勿論「新しいものを開発することが得意な人」も大切だし、「会社の経営を分析することに長けている人」も必要です。

ここに、どちらの力を持つ人がより社会的に「偉い」のか問う必要もありません。

 

結局、このことから、最終的に高校生の皆さんが求められる力とは、

自分の得意な(好きな)分野を、社会に還元する力」なのだということを、これらデータは言っているのではないでしょうか。

 

そのため、今、文理選択に悩む高校生は

自分の選択に、将来性はあるのかな

というように迷うのではなく、

自分はどんな分野に興味があるのかな

という悩みを持っていただきたいと思います!

 

 

「自分の進路、不安です……」

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文理選択だけでなく、高校生には様々な悩みがあると思います。

そのような方には、ぜひとも「武田塾大曽根校の無料相談会」をおすすめします!

 

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