【講師が通う大学紹介シリーズ第３弾～神戸大学編～】オシャレ？登山？神大生が教えます！
「神大」
皆さん、この二文字を見て何と読みますか？
おそらく「しんだい」または「じんだい」に分かれることでしょう。
関西出身の人は「しんだい」と読み、神戸大学を指し、
関東出身の人は「じんだい」と読み、神奈川大学を指している場合が多いです。
今回は関西人が思う「神大」、いわゆる神戸大学の紹介をさせて頂きます！
神戸大学って実は…？
関西では一般的に京大、阪大に次ぐ国立大学として知られています。
しかし京大、阪大と大きく異なる点が一つあります。それは…
旧帝大ではない！
この違いは大きくて、やはり国の補助金が旧帝大の大学と比べると少なくなってしまいます。
しかし！それら大学に対抗するかのように、お金がないなりに偉大な研究や人材を残してきています！
あのiPS細胞で有名な山中伸弥さんも実は神戸大学の医学部医学科出身なのです！それだけでなく海外の多くの大学ともつながりがあり、留学制度を設けているグローバルな学部も存在します！
オシャレな神戸大学
私はよく「神大ってオシャレやろ！」って言われます。（私はあまり思わないのですが…笑）多くの人が神戸大学にオシャレなイメージを抱いているみたいです。
では神大のオシャレポイントを少し紹介しましょう。
・キャンパスが映画のロケ地に！
神戸大学にはオシャレなキャンパスがたくさんあります。特に六甲台第一キャンパス（主に経済学部、経営学部、法学部のキャンパス）は国の登録有形文化財に指定されるほど、古き良き時代を感じさせるとても美しい建物です。その美しさから多くの映画作品のロケ地として用いられてきました。
（www.kobe-u.ac.jpから引用)
作品名
「海賊とよばれた男」、「日本のいちばん長い日」、「火垂るの墓」 など...
・おしゃれな街並み！
大学を取り囲む神戸の街は本当にオシャレです。大学までの道中には高級住宅街があり、とてもきれいで高級車もたくさん見られます。また三宮や元町まで電車で二駅と遊びスポットへのアクセスも良く、多くの神大生は大学終わりに三宮や元町に足を運び、おしゃれなカフェでスイーツを食べたり、居酒屋でわちゃわちゃしています。
「登山」と「下山」
登山？下山？いきなり何言ってんの？って感じですよね。
最寄駅から神戸大学にたどり着くには急かつ長い坂道を乗り越えなければいけません。そのため、神大生は徒歩での登下校をそれぞれ「登山」、「下山」と呼びます。一番上にある六甲台第２キャンパスになると、もはやただの登山です。
市営バスも出ていますがお金がない学生達は、有料で優雅に「登校」するか、210円をケチって「登山」をするか、毎日この究極の選択に迫られます。
また山の上に立地していて自然が豊かであるがために、野生のイノシシが頻繁に出没します。それが理由かどうかはわかりませんが、イノシシをモチーフにした「神大うりぼー」が神戸大学公式マスコットキャラクターになっています。ちなみに「神大うりぼー」君の趣味はお菓子作りで、ダイエットに励んでいるそうです。
(http://www.kobe-u.ac.jp/info/public-relations/uribo/index.htmlから引用)
登山の先に見えるもの…
上記の通り、確かに登山は非常にしんどいです。しかし！決して悪いことばかりではありません。登山の苦労の後に待っている、景色はまさに圧巻の一言です。
晴れている日であれば大阪湾の向かいにある大阪まで見え、また日が暮れると言葉を失うほどの美しい夜景を見ることが出来ます。
六甲台第二キャンパス内にある百年記念館から見る景色がおススメです！
クオーター制度
「クオーター制度」とは、一年を第1Qから第4Qといったように四分割して授業を行う制度のことです。神戸大学ではこの制度を導入しています。ちなみに二分割したものを「セメスター制度」と言います。
ではなぜこの「クオーター制度」を導入するのでしょうか？
二学期制であれば、もし海外留学に行く場合、休学もしくは留年をする必要がありますが、「クオーター制度」であれば、一つのクオーターと長期休暇を合わせた4か月を短期留学や課外活動に費やしたとしても、四年間で卒業することが可能です。学生の内に様々な経験をしたい方にはとても魅力的です。
しかし、この制度には賛否両論あります。4クオーターあるということは、もちろん試験も年に四回存在します。そのため各試験の間隔が短く、学生達は常に試験に追われる状況になりがちです。また、学生だけでなく教授もその影響を受けていて、もともとセメスターで区切られていた講義を、クオーターごとに完結させなければいけなくなってしまいます。よく講義中にぶつぶつとクオーター制の愚痴をこぼす教授を見かけます。（笑）
このように様々な側面を持つ「クオーター制度」ですが、しっかり考えて活用すれば、勉強はもちろん、留学、インターンなど含めた充実した大学生活を送ることができるでしょう。
最後に
最寄り駅から大学までの登山手段は様々あり、少しややこしくなっているので、神戸大学の受験をお考えの方は実際に大学に足を運んでおくことをお勧めします。
神戸大学には登山も含めて魅力的なところがたくさんあります。今回の紹介で少しでも興味をもたれた方は大学を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてください。
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