まだ出願は間に合う！立命館大学　後期入試の特徴と英語の対策

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立命館大学の後期入試は出願すべき！！

今日は立命館大学後期入試の説明会に参加してきました。

色々お話を聞いてきたので、今日はみなさんに情報を共有したいと思います！

後期入試とは？

後期入試とは、大学の一般入学試験における3月に行われる最後の入試を指す場合が多いです。

立命館大学も後期入試を実施しており、他大学よりも合格定員を多めに設けているのも特徴です。

ざっくりと立命館大学の3月入試を紹介します

2018年度の3月入試では729名が合格！！(今年の募集定員は412名)

この数字は他の大学の後期入試と比べてかなり多い人数です。

立命館大学は説明会で「最後まで頑張る学生を入学させたい。なので後期入試にもしっかりと人数枠を設けている」と仰っていました。今年は全体的に私立大学が合格者数を絞る中、例年通りの合格を出しているのが立命館大学ですので、私立大学が不合格で意気消沈の受験生にはぜひ受験していただきたい入試です。また、立命館大学が前期で不合格だった場合も、あと何点必要だったのか、何が足りなかったのかを分析し、後期入試に出願するといいと思います。

出願パターンは４つあります

① 後期分割方式(出願締切は2/24)

　いわゆる一般的な入試です。文系2教科型、理系2教科型、センター試験併用3教科型があります。国語の出題範囲は現代文のみです。1回の受験で併願が可能です。

② センター試験+面接グローバルコース方式(出願締切2/24)

　センター試験の英語(リスニング含)の得点率が80%以上で、数学の得点率が70%以上、面接(英語)の得点率が60%以上であることが合格の必要条件。数学Ⅲと理科の履修が出願要件ではありませんので、文系の学生もチャレンジできますよ！

③ 経営学部で学ぶ感性(記述)+センター試験方式(出願締切2/24)

　同一試験日ですが、時間割が異なりますので、後期分割方式との併願が可能です。センター試験科目で得点率が65%以上以上に達している場合、記述試験(経営学部で学ぶ感性)の成績のみで合否を判定します。

④ センター試験方式後期型4教科型(出願締切2/24)

　高得点を自動的に採用し、合否が出るセンター利用入試です。併願に制限はなく、得点率が8割を超えているはぜひ出願してみると良いでしょう。

後期分割方式

ポイント1　受験科目は英語・国語(現代文のみ)の2教科

ポイント2　解答形式はオールマーク

ポイント3　合格最低点がきちんと大学側から開示されている

→昨年の結果は文学部人間環境学域は151/220点、総合心理学は156/220点、食マネジメント学部は155/200点、産業社会学部現代社会専攻は156/220点でした(一部抜粋)

★法学部・経済学部・スポーツ健康科学部は英語・国語+センター試験の高得点1科目の合計で合否判定をします(=センターを受験していることが必要)

経済学部は数学・公民・地歴・理科、法学部は数学・公民・地歴、スポーツ健康科学部は数学・公民・地歴・理科から高得点の1つが採用されます

経営学部で学ぶ感性+センター試験方式

後期分割方式との併願が可能で、センター試験の得点率が65%以上であることが合格の必要要件です。

センター試験の得点率を達成していれば、記述試験(100点)のみで合否を判定します。

・英語200点+高得点2科目(現代文・数学・公民・地歴・理科の中から2つ)各200点=600点

・記述試験「経営学部で学ぶ感性」問題100点←この試験だけで合否が出ます

大問が3つ出題され、制限時間は120分です。昨年の合格最低点は56点、合格者平均点は59.5点ですので、決して高得点争いという入試ではありませんので、どれだけ減点されない答案を作るかがカギとなるでしょう。この入試では経営学部で学ぶにあたり必要な発想力・構成力・文章表現力などを通して感性を評価する入試です。教科試験のように正解はありませんので、一つの物事を多角的に考えられる力が必要です。対策などは必要なく、普段から思考力を鍛えておくことで対応できるかと思います。ただし、基本的な日本語能力(漢字を正しく書ける、正しい意味で言葉を使うことができる)、文章構成能力、作文用紙を正しく使う力は見直していきましょう。

センター試験+面接グローバルコース方式(情報理工学部)

【英語(リスニング含)80%+数学ⅠA・ⅡBが70%以上】+【面接(英語)15分100点】で合否判定が出ます。

・4年間英語で情報科学・情報技術を学ぶコース

・センター試験の得点率と面接の得点の合算で合否判定

・センター試験英語のかわりに英語外部試験のスコアも使えます

センター試験方式後期型4教科型

国公立志望等で4教科受験している人であればこちらの入試を利用できます。

80%以上得点率があった方は昨年の合格者最低点を参考に出願を視野に入れると良いでしょう。

英語と経営学部で学ぶ感性(記述)の対策

英語

英語の試験については標準程度の難易度と考えられます。ただし問題数に比べて、試験時間が短いですので、時間配分を考えながら試験に臨みましょう。長文問題、空所補充、会話文、文法問題が出題されます。大問は全部で5問、問題総数は49問です。

問題に対する解答の選択肢も全て英語ですので、時間配分をよく考えましょう。また、後期入試の過去問を用いて勉強し、後期の問題が終わってしまった場合は、前期の入試問題を参考にして問題ありません。今まで蓄積してきた力がみなさんにあると思うので、抜け漏れをなくし、英単語・英熟語の復習に時間を使うと良いでしょう。

大問１　長文(29点)

語注があるので難しい単語はさほどないでしょう。また、例年問題に沿って長文も展開されているので、上から読んでいって解答できます。問題文の名詞や語注に着目しましょう。問を和訳し、何が問われているのか正しく理解する必要もあります。

大問2　長文(31点)

空所補充と言い換え問題です。本文中の問題記号に着目し、その記号の前後から解答を探します。選択肢が少し難しい場合があります。言い換え問題での内容は、言い換えを正しく選べるか、do soやthatを正しく理解し選択できるかなどです。

大問3　会話文(24点)

全部で8問題で空所補充となります。簡単な会話文を読み解答するものですが、難しいことは出題されていませんので、文脈を見れば解ける問題ばかりです。

大問4　文法問題(16点)

全部で8問題で語法を問う問題です。文法書1冊を見直したいところですが、動詞の語法、時制、仮定法、関係詞、準動詞などを優先的に復習しましょう。

大問5　空所補充と同意表現の選択(20点)

難しい英単語が出題されています。熟語も含め、１つでも多く単語を覚えましょう。また、言い換え問題も少し難易度は高めです。

経営学部で学ぶ感性(記述)の対策

特別に対策が必要なことはありませんが、正しく日本語で文章を書く技術が必要となります。例えば正しい漢字を書く、正しい意味で言葉を使う、自分自身が考えたことをわかりやすく伝える力は必須でしょう。

例年、大問が3つ出題されており、

① 新しい商品や商売を企画提案する

② 与えあられた文章をヒントに考えたことを論述する

③ 実物や写真を見て考えたことを論述する

などがテーマに出題され、他社に自身の考えを伝えられる表現になっているかを評価しています。

マス目のない問題用紙はイラストを使って解答できたり、自由度の高い解答になる年度もあるそうです。

普段から物事を多角的に捉える練習をすると共に、お家の人やお友達と一緒に考えてみることも良いでしょう。特別に対策が必要と思われがちな出題形式ですが、特に必要はありません。教科試験にある「模範解答」はありません。論理的にあなたの考えを述べ、相手に文章だけで理解してもらえうような力を身につけることを目指してください。

同一日程ですが時間割が異なり、後期分割方式と併願できますので、文系はもちろん、理系のみなさんも受験を検討すると良いでしょう。