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科学的な根拠に基づいた「記憶に定着しやすい勉強法」と武田塾での活用法

こんにちは。
武田塾小田原校の岡村です。

私は勉強に関して「根性論」があまり好きではありません。
勿論、最後まで受験勉強をやりきるために必要な部分もあるでしょう。

ただ、「やる気」などが無くなってしまうのは「勉強法が間違っている」というケースがほとんどです。
努力を沢山しなくても、効率的に学習を進めることが可能であれば、そこまでやる気を必要とはしないはずです。

そこで今回は2つの「記憶に定着しやすい勉強法」を紹介します。
科学的な実験などを元に多くの論文が存在する勉強法です。
根性論ではなく、人間の脳の特性や性質を上手く利用した勉強法ですので、多くの方に有用な勉強法となります。

それでは、1つずつ紹介をしていきます。

科学的な根拠に基づいた「記憶に定着しやすい勉強法」と武田塾での活用法

記憶に定着しやすい勉強法①「アクティブリコール」

脳科学

アクティブリコールとは、学んだ内容を能動的に思い出すことやアウトプットすることです。
多くの研究から、思い出す作業やアウトプットが記憶の定着に重要であることが示されています。

医学生を対象とした研究では、アクティブリコールをしたグループが正答率が高かったという結果が得られたほか、アウトプットをするグループが学習効果が高かったことも報告されています。

アクティブリコールのアウトプット方法

・練習問題やクイズを解く。
・勉強したことを書き出す。
・暗記カードを使用する。
・声に出して誰かに教えるイメージで話をする。
・白い紙に書きながらアウトプットする。

アクティブリコールは効果的な勉強方法であり、記憶の定着に効果的です。
特に感覚反復という学習方法と組み合わせることが効果的です。
アクティブリコールによる思い出し作業は脳に負荷をかけるものです。
辛く、面倒くさいと感じることもあるでしょう。
ただ、勉強の本質であるため、意識して取り組むことが重要です。

具体的な活用例「英文法でのアクティブリコール」

例えば、受験生の多くの方が勉強している英文法での活用例を紹介します。

英文法の場合、問題の多くが4択などの選択肢での学習となるかと思います。
こういった問題は「答えの丸暗記」になってしまうことが懸念されます。
どれだけ意識していても失敗しやすいポイントです。

そのため、具体的にアクティブリコールを行うとすれば、「選択肢を見ないで解く」という方法がオススメとなります。
強制的に「思い出す」必要があるため、この方法で解けなかったとしても、ステップとして取り入れるだけで定着率をグッと上げることが可能です。
ただし、インプットの学習をしっかりと行っていることが前提となります。
1日の終わりや1週間の復習などで自信を持って問題が解ける段階になってから行いましょう。

武田塾での「アクティブリコール」

武田塾の指導の中でも、「アクティブリコール」をしてもらうタイミングがあります。
それは、個別指導の中で行う「口頭チェック」です。
口頭チェックでは、正解した問題であっても「なぜそのように解いたのか」を説明してもらいます。
こういった根拠の確認を行うことで、強制的に「思い出す」ことを繰り返し行っています。

また、普段の学習であれば、寝る前に1日の勉強の振り返りを行うだけでも大きく定着度の差をつけることが出来るでしょう。

記憶に定着しやすい勉強法②「間隔反復・分散学習」

忘却曲線

間隔反復・分散学習は、感覚反復とも呼ばれます。
学習内容をまとめて1回で勉強するよりも、感覚を開けて勉強する方が記憶に定着しやすいとされています。

忘却曲線(エビングハウスの忘却曲線)によると、人は数日経つと覚えたことのほとんどを忘れる傾向があります。
しかし、感覚を開けて繰り返し学ぶことで、忘却の曲線が緩やかになると考えられています。

研究結果の例

10歳ぐらいの子供を対象とした研究では、英単語を同じ日にまとめて勉強した場合と、2回に分けて勉強した場合を比較しました。
5週間後のテスト結果では、間隔を空けて勉強した子供の方が英単語を覚えていたという結果が得られました。

また、1979年の研究では、スペイン語の単語の学習を1日で行ったグループと、1日間隔で学習したグループ、30日間隔で学習したグループを比較しました。
30日後の試験結果では、1日で学習したグループは最初の点数が高かったものの、30日間隔で学習したグループよりも低い点数になりました。

科学的に根拠のあるアクティブリコールと間隔反復を組み合わせることで、より効果的な勉強法が実現できます。
さらに、連続的再学習という手法も注目されています。
長期的に何かを覚えたい場合には、アクティブリコールと間隔反復を組み合わせた学習方法が有効です。

「間隔反復・分散学習」を行う勉強法

1.最初の勉強ではアクティブリコールを使って、1回から3回思い出す勉強を行います。
2.数日から1週間後にアクティブリコールを繰り返します。
3.さらに数週間後や数ヶ月後にもアクティブリコールを繰り返すことで、記憶がより定着します。

繰り返しアウトプットする作業の重要性も忘れてはなりません。
習慣化することで知識量が変わると考えられます。
勉強の際には、アクティブリコールや感覚反復を取り入れることを推奨します。
勉強の合間にアクティブリコールや感覚反復を行うことで、記憶の定着が促されると思われます。

武田塾での「間隔反復・分散学習」

「間隔反復・分散学習」に関しても武田塾の勉強法には必ず取り入れられています。
それは、宿題のペースで調整されています。
「4日2日ペース」と呼ばれるペースを基本としており、4日間勉強を進め、2日間その復習を行う方法です。
当然、このペースを守ることが前提となりますが、武田塾では自然と「間隔反復・分散学習」が出来るようになっています。
更に、カリキュラムの中でも復習のサイクルが組み込まれているため、正しく学習を進めれば、それだけで定着しやすい学習となっているのです。

記憶に定着しやすい勉強法まとめ

英語

今回紹介した勉強法を活用することで、無駄になってしまっている努力を大幅に減らすことができます。

勉強は単に時間をかけたり、回数をこなすだけでは意味がありません。

自分の労力をなるべく減らすためにも正しい勉強法で勉強を続けることに意味があります。
そこに、あまり主観を入れすぎないようにしましょう。

結論として言うならば「武田塾の勉強法を守り続ける」、たったこれだけのことが受験合格に最短で近づく方法と言えるでしょう。
勿論、今回紹介した方法だけで合格できるというわけではありません。
様々な観点から、一人一人に合った勉強のやり方や計画をしっかりと調整することで合格を掴み取れるのです。
また、教材選びも非常に重要です。

こういった科学に基づいた勉強法などを取り入れ、効率的に勉強したい方は武田塾小田原校の無料受験相談にお越しください。
現状の勉強法を見直し、一緒に逆転合格を目指しましょう!

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