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勉強の休憩はいらいない?効率的な休憩時間や方法、何をするべきか

勉強の休憩はいらいない?効率的な休憩時間や方法、何をするべきか

武田塾小田原校の岡村です。
武田塾では生徒一人一人の勉強方法を改善・管理しています。

今回は、「勉強をする際の休憩」について紹介していきます。

皆さんは勉強をする際、休憩を取っていますか?
一言に「休憩をする」といっても何をするべきなのか、何をしてはいけないのかが分からないと思います。
おすすめの休憩サイクルや休憩方法などを詳しく解説していきます。

勉強の休憩はいらいない?効率的な休憩時間や方法、何をするべきか

 

勉強に休憩がなぜ必要なのか

軟式野球

①人の集中力には限界がある

一般的に人の集中力が続くのは15分~30分程度です。
長くても90分程度が集中力の限界となります。

休憩をしないと、集中できていない状態でダラダラと学習を続けるだけになります。
学習効率を上げたい人ほど、休憩が重要となります。

②休憩をすることによって、そこまで学んだ記憶を整理することができる。

「コンピューターのスクリーン上に表示される一連の数字を10秒間連続で可能な限り入力し、その後は10秒間の休憩を挟む」というルーチンを35回繰り返させる。

こちらは、海外での研究です。
結果は次の通りです。
「数字を入力する速度は最初の数回で一気に上昇し、11回目以降は成長が横ばいとなった」
ここで重要となるのが、「被験者のスキルはタイピング中ではなく休憩中に向上している」ということです。

つまり何かを新たに学ぶ上では、短い時間であっても休憩を挟むことで成長を促すことが可能ということです。

これは、睡眠を取るべき理由とも繋がりますが、「休んでいる時間=記憶を整理する時間」であることを覚えておいてください。
いつまでも記憶を整理せずに学習をしても、知識を入れるスペースがどんどん減っていき、効率が悪くなるというイメージです。

おすすめの休憩時間とサイクル

本と時計

①ポモドーロ・テクニック(ポモドーロ法)

まずご紹介するのが「ポモドーロ・テクニック」です。
時間管理術のひとつとして、1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案された非常に有名な手法です。

簡単に言ってしまえば25分間勉強したら、5分間休憩をするという繰り返しをしていきます。
この方法の良い点は時間で休憩を管理することで、集中力を維持することが容易であることがあります。
また、集中力の維持できる時間は人それぞれの部分もあるため、必ず「25分+5分」のサイクルで無ければならないわけではありません。

具体的なサイクルは以下の通りです。

1、25分間勉強をする
2、5分休憩する
3、1~2を4回繰り返す
4、15~30分休憩する
5、1~4を繰り返す

学習の途中であっても休憩に入ることで、集中力を保ち、あえて中途半端な状態で学習を区切ることで勉強への復帰を早める効果もあります。
キリが良いところまで終えてから休憩をするのも悪くありませんが、次に取り掛かるのが嫌になってしまいます。

②学校の授業サイクル(1時間おきに10分休憩)

学校の授業のサイクルが自分に合っている人はこちらでもOKです。
「50分+10分」のポモドーロ・テクニックの2倍くらいの時間でサイクルを回す方が多いかと思います。

ただし、ポモドーロ・テクニックよりも時間が長くなることで、後半に疲れやすくなるため学校の授業を集中して受けるのが苦手な方にはオススメしません。

ちなみに、「学校の授業が45分~50分である根拠や経緯はありません」
つまり、なんとなく45分~50分で授業を受けているのです。

③10分休憩勉強法

こちらは武田塾の勉強法などの紹介もしてくださっている、YouTuberの「ブレイクスルー佐々木」が紹介している方法です。
この勉強法の大事な部分は「10分休憩をする」ということだけが決まっていることです。

勉強時間自体は5分でも1分でもOKで、「必ず10分休憩すること」を繰り返します。

「5分や1分だけの勉強」では内容が身につかないと思いますよね。
ただ、自然と1分やれば5分、5分やれば30分など勉強をする中で、気づいたらもっと勉強をしてしまうという状態になります。
これを「作業興奮」と呼ぶようです。

まとめると、「勉強をする(時間は決めない)」→「疲れたと感じたら10分休憩をする」という2つ手順を守るだけでOKとなります。

休憩中は何をするのが良いのか

休む猫

休憩の際にやりたいことは「なるべく何もしない。休憩することに集中する」ということです。
その上で、オススメの休み方を紹介していきます。

①目を閉じる

人は、目を開けているだけで多くの情報を得ることが可能です。
一方で、それだけ脳も多くの情報を処理する状態となるため、自然と疲れてしまいます。
そのため、目を閉じているだけでも疲れにくい状態に切り替えることが可能です。
更に、目を閉じている時には脳がリラックス状態となり、脳の疲れを減らすことが可能です。

また、身体の疲れは「ベッドなどで身体を横にする」ことでしか本質的には回復出来ません。
眠れない時なども、目を閉じているだけで熟睡している時の80%ほどの効果が得られるのでオススメです。
そうこしていると自然と眠くなってくると思います。

②仮眠をとる

①の内容と重複しますが、1分間だけ目をつぶる「1分仮眠」が特にオススメです。
短時間であっても目をつぶるだけで疲れの大部分を減らすことが可能です。

ただし、どうしても眠い時などは15~30分間と時間を決めて仮眠をするようにしましょう。
それ以上の時間を寝てしまうと、深い睡眠のサイクルに入り、その後も眠くなってしまうので注意が必要です。

③音楽を聴く

勉強中に音楽を聴きたいという方もいらっしゃるかと思います。
ですが、基本は歌詞があるような楽曲は学習の妨げとなりやすいため注意してください。

休憩の際も同様で、なるべくは情報を入れないのが理想のため音楽を聴くのがベストとは言えません。

ただ、モチベーションを高めたり、学習のテンポを速めるために音楽を聴くことは良いでしょう。
「勉強のみ」の時間が続くと辛いと感じる方にはオススメです。

④運動をする

勉強の合間に運動をすることは記憶力を上げるためにオススメです。

運動をすることでドーパミンの生成を促すことが可能で、「やる気」に繋がります。
また、有酸素運動を取り入れることで脳が活性化し、集中力を高めることが可能です。

実際に休憩をする際に、5分間ジョギングをするだけでもOKです。
簡単な運動から始めてみましょう。
健康のためにも重要ですし、体力がつけば、机に向かって学習する時間も伸ばしやすくなります。

休憩中のNG行動

スマホ

①ゲーム

スマホアプリなどが筆頭です。
手軽に、楽しく遊べるスマホアプリは多くの人がお世話になっているのでは無いでしょうか?

友達と遊ぶなど、コミュニケーションのためにも利用されるため完全に禁止にするのが難しいこともあります。
ただ、スタミナなどの制限のあるものだと時間に縛られやすかったり、攻略情報を求めて様々なサイトを見たりすることになり、結局「勉強の内容を忘れてしまう」という結果を招きかねません。
集中力の低下にも繋がりかねません。

ゲームをしたい方は、なるべく「勉強をしたご褒美」として扱うことをお勧めします。

②SNS

受験生の多くの方が、SNSを活用されているかと思います。
様々な情報を得やすく、コミュニケ―ションツールとしても必須となっています。

ただし、情報が多いからこそ、勉強には関係の無い内容が入ってきてしまったり、時間を無限に浪費する可能性もあります。

使用したい場合もある程度は制限を設けた方が良いでしょう。

③ネットサーフィン

多くの受験生が陥るのが、勉強のために「勉強法の勉強」ばかりしてしまうということです。
「勉強法」や「受験情報」にばかり詳しくなって、結局は勉強時間が短くなってしまうというのは良くあることです。

これ以外のことも含めて、興味あることを沢山調べるようなネットサーフィンも休憩にはオススメできません。
時間もかかるし、情報も多く入ってきてしまうので勉強との相性は良くありません。

NG行動のまとめ

まとめると、休憩中は「何もしない」ことを重要視してください。
休憩をしている間に記憶を整理します。
その時間に「新しい情報」を入れてしまうのは避けてください。

スマホなどは学習する上でも活用出来る方には素晴らしいツールとなりますが、扱い方次第では「スマホが原因で不合格」という可能性も十分あり得ます。

武田塾小田原校の自習室を活用しよう

家で学習をしていると、誘惑が非常に多いのが問題です。
休憩も自由でダラダラとしやすいので、メリハリがつかないことが勉強での問題点となります。

武田塾小田原校では、自習室の時計から30分毎にチャイムが鳴るように設定しています。
これは、休憩時間の目安として活用して頂くためです。

①チャイムが鳴ったら休む。
②5分休憩する
③残り時間勉強をする

というサイクルを作るだけで、自然と「ポモドーロ・テクニック」が実践出来るようになっています。

校舎スタッフが見回りをしているので、長い時間寝てしまったり、ゲームなどをすることはできません。
自分の学習を自分だけで管理しようとするよりも、環境を作ってしまう方が効率が良くなります。

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