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【英語:苦手克服 Part 1】英語が嫌いになる原因と対策!

こんにちは!武田塾大府校講師のKです!

突然ですが質問です。皆さんは英語が好きですか?

私は嫌いでした!

嫌いなのに一番必須な科目だったので、苦しみながら習得していった記憶があります…。

 

では、もう一つ質問をさせてください。皆さんには「日本語が嫌い」という感情がありますか?また、嫌いになったのはいつですか?

おそらく、好きでも嫌いでも無い方がほとんどではないでしょうか。

嫌いな方も、嫌いになったのは早くて「日本語が国語という教科として扱われ始めてから」だと思います。

 

ほとんどのことに共通しますが、最初から好き嫌いが決まっているなんてことはありません。

何かについて好きになったり嫌いになったりするときは、必ず何かしらの原因が存在します。

今回は、英語が嫌いになる理由を分析・対策していきます!

 

英語が嫌いになる理由

いきなり核心に迫りますが、英語が嫌いになるのは何故でしょう?

私は、「分からないから」「興味が持てないから」、或いはその両方だと思っています。

今回は「分からなくて嫌いになる」ことについて、解決方法を考えてみます!

(「興味が持てなくて嫌いになる」ことについては、以下の記事で解決方法を考えています!)

https://www.takeda.tv/obu/blog/post-208604/

 

英単語が分からない!

「英単語が分からない、覚えられない」という問題は、多くの人が直面してきた壁だと思います。

私も、とにかく英単語が覚えられず苦労しました。

この状態を受験生まで放置していると、嫌でも無理矢理覚えなければならなくなるのですが、そんな苦しいことはしたくないですよね。

なので、時間がある内に「英単語が分からない」原因を探り当てて対策しましょう。

英単語が覚えられない理由は大きく分けて2つ有ります。

 

英単語のイメージが湧かない・結びつけられない

1つは「英単語のイメージが湧かない・結びつけられない」ことです。

少し抽象的すぎるので、ここでは私たちがどのように母国語を習得してきたか振り返りながら、具体的にお話しします。

 

まず、私たちが一番最初に教えられた単語は何でしょう?

おそらく、両親が「パパだよ・ママだよ」と話しかけてきたのではないでしょうか。もしかしたら、祖父母達が「じぃじ・ばぁば」と呼ばせようとしてたかもしれませんね。

このような場面を想像すると、赤ん坊に対して自分を指しながら、簡単な単語で呼ばせようとしているイメージが浮かび上がってきませんか?

その後も、リンゴや馬など新しい言葉を覚えるときには、図鑑や実物などを目の前にしながら練習してきたと思います。

つまり、言語はイメージや”もの”を記号化したものなのです。

英語も言語の一つなので、英単語はそれだけで覚えようとしても覚えられないのです。

ちなみに、英単語を覚えるときはそのものをイメージしたり、体を動かしたりしてみると覚えやすくなります。

少し面倒に思うかもしれませんが、とても有効な方法なので試してみてください!

 

英単語のレベルが高すぎる

もう1つには「覚える英単語のレベルが高すぎる」ことが挙げられます。

突然ですが、「購入する」という意味の英単語は何か分かりますか?

考える人

おそらく、

・しっかり覚えていて「purchase」と答えた人

・分からないけど「購入する≒買う」と考えて「buy」と答えた人

・分からないけど「購入する≒お金を払って買う」と考えて「pay」と答えた人

・想像もつかなくて「分からない」と答えた人

の4パターンに分かれていると思います。分からなかった人はこれを機に覚えていただけると嬉しいです。

 

さて、難しい英単語には少なくとも2通りの覚え方が有ります。

1つは、簡単な単語と同様に、イメージをしながら覚える方法です。文系の方はこの覚え方を用いていることが多いです。

もう1つは、難しい単語を簡単なものと関連付けて覚える方法です。理系の方はこちらの方が覚えやすい傾向にあります。

そして、後者の方が英単語を覚えられないという壁に直面しやすいです。

何故かというと、英語でも日本語でも、簡単な単語に置き換えられないような単語が数多く存在するからです。

 

例えば、先ほどの「purchase」は簡単に「purchase≒buy」と置き換えられる単語でした。

では、某ボールペンのシリーズ名にもなっている「friction」はどのような意味でしょうか?

答えは「摩擦」です。某ボールペンは摩擦熱によってインクを消す技術から名付けられています。簡単にイメージできますね。

 

では、「摩擦」を簡単な単語に言い換えることは出来ますか?

簡単にしようとすると、逆にとても難しくなってしまいますよね…。

このような場合は結局、その単語を1から覚えなければならないので、1つ目の覚え方を用いるしかありません。

そのため、2つ目の覚え方しか出来ない人は難しい単語に詰まりやすいのです。

 

2つの見出しに分けたにも関わらず、どちらも結論が「単語を覚えるにはイメージが重要」という1つに収束してしまいました…。

ただ、言語を覚えるときはそれだけイメージが大事になるのです。

繰り返しになりますが、英単語をうまく覚えられない方は、第一にイメージを意識して取り組んでみてください!

 

英文法が分からない!

「英文法がややこしくて分からない」というのも、英単語と同じくらい大きな問題です。

例えば、関係詞や分詞あたりで英語が嫌いになった方も多いのではないでしょうか。

英文法が分からなくなる方のほとんどは、「構造の分析が苦手」な傾向にあります。

 

まず、文法とは「文章の法則」のことです。つまり、共通の決まりが存在します。

例えば、

・前置詞の後には、名詞・動名詞・関係代名詞など、名詞の働きをもつ単語がくる

・形容詞は名詞を、副詞は動詞・形容詞を修飾する

・1語で修飾する場合は、修飾する単語の直前に修飾語を置く(ex. crying baby)

・2語以上で修飾する場合は、修飾する単語の直後に修飾部を置く(ex. baby crying on the bed)

などなど。覚えることは沢山ありますね…。

このような決まりがいっぱいある上に、それらが組み合わさって私たちに立ちはだかってくるので、複雑だと感じてしまうことも多々あります。

しかし、英文法を覚えるときは「2種類の分析」を行い単純化することで、格段に覚えやすくなります。

 

「文法同士の共通点」を分析

成長・発展には、必ず変化する前のものが存在します。

英文法もやはり徐々に発展してきたものです。

難しい文法も急に成立した訳ではなく、それぞれが既存の文法から派生して形成されました。

つまり、多くの文法にはそれぞれに共通点があるのです。

 

例えば、ある単語について修飾したり説明したりするときに、よく分詞や関係詞を使います。

・The pen which is put on that desk is mine.

・The pen put on that desk is mine.

これらは2つとも「あの机の上に置かれているペンは私のものです。」という意味の文章です。

上は関係代名詞を、下は分詞の修飾をそれぞれ用いています。

 

実は、2つの文法はそれぞれ別の由来を持っています。

関係代名詞は、2つの文章を1つにまとめるために成立したのに対し、分詞の修飾は最初から1つの文章で説明するために成立したものです。

それにも関わらず、出来上がった2つの文章はとても似たものになりました。

このようになったのは、「2語以上で修飾する場合は、修飾する単語の直後に修飾部を置く」という共通のルールがあるためです。

 

以上のように、文法同士を比較してみると、様々な共通点を見つけることが出来ると思います。

しかも、中学校の最初の方に習った文法と今習っている文法を比較した方が、共通点を見つけやすいです。

訳の分からない文法に出会ったら、間違い探しならぬ「同じもの探し」をしてみると覚えやすくなるかもしれません。

 

「文章の構造」を分析

長い文章ほど多くの英文法が組み合わさっていますが、それらをいくつかのまとまりに分けて考えると内容の把握がしやすくなります。

英文を区切るための目印は、主に接続詞・前置詞・to 不定詞・関係詞です。試しに、次の英文を分析してみましょう!

It is hard for us to understand English easily because of the difficult words and complex grammar.

この文章を分かりやすくするために、いくつかのまとまりに分けてみてください。

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私は、

It is hard for us / to understand English / because of the difficult words / and complex grammar

 というような分け方をします。

それぞれを、

「私たちにとって大変である / 英語を理解することは / 難しい単語のため / 複雑な文法と」

というように訳せれば、後は並び替えをするだけです。

 

もし、関係詞が省略されているなどして文節の目印が見つからなければ、主語を探してみてください。

例えば、

The pen my mother has put on that table is mine.

という文章には、「The pen」と「my mother」の2つが主語になります。

この2つを中心に考えると、

The pen / my mother has put / on that table / is mine.

という分け方が出来ます。

has put は現在完了形なので、それぞれ、

「そのペン / 私の母が置いた(置いている) / あの机に / 私のものだ」

というように訳すことが出来ます。後は、自然な日本語になるよう言葉を調整して並び替えれば完成です。

 

如何ですか?

この方法は、reading だけでなく writing や speaking にも応用できるので、是非意識してみてください!

もし「やってみようかな」と少しでも思ってくださったならば、まずは簡単な reading から徐々に慣れていきましょう!

 

最後に

如何でしたか?

今回は、英語が嫌いになる原因になりやすい「単語」と「文法」について、それぞれ分析してみました。

 

・英単語を覚えるには、単語とイメージを結びつけることが大事

・英文法を覚えるには、それぞれの英文法に共通しているルールを意識すると覚えやすい

・複雑な一文は、文節の目印を見つけていくつかのまとまりに分けると分かりやすい

 

これらの3点を意識してみると、英語の知識が身につきやすくなります!

ただし、勉強の質を改善しても、量をこなさなければどうしても知識は身につきません。

次回は、「英語ができると楽しい」ことについてお話しします。

量をこなすために必要なモチベーションを高めるネタをいくつかお話ししますので、次回と併せて英語の勉強に役立ててくださると嬉しいです!

 

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