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【物理・化学】共通テスト対策って何から始めればいいの?

こんにちは!武田塾水戸校です。
共通テストが少しずつ近づいてきました。今は焦らず、本番に向けてひたすら自分の力を高めていく時期です!
今日は、共通テストの化学基礎・化学の対策について書いていきます。受験生はもちろんのこと、非受験生も来年、再来年の参考として読んでみてください。

共テ物化_s

2021年度共通テスト分析

物理

共通テスト試行調査通り大問数4題の出題となりました。第1問はセンター試験と同様の小問集合で、力学、電磁気学、波動、熱力学の分野から出題されました。第2問の出題分野は電磁気学、第3問は波動と原子、第4問は力学、と物理の全範囲から広く出題されていました。また、第1問から第4問のすべての問題が必答問題です。
センター試験に比べ、法則を用いて計算を行い結論を得る問題が減少し、物理概念や身近な現象への基礎的理解を問う問題が大幅に増加したようです。日常的に経験される現象を物理的に考察する問題も見られましたが、試行調査にあるような新傾向の問題はあまり見られませんでした。

化学

共通テスト試行調査通り大問数5題の出題となりました。個別試験レベルの難易度の問題、計算の量が多い問題、問題文や図表から必要な情報を読み取る問題、解答に至るプロセスを自ら設定する思考力・判断力を要する問題が出題されており、時間のやりくりに苦労した受験生も多かったのではないでしょうか。
第1問と第2問は理論分野、第3問は無機分野、第4問は有機分野、第5問は理論分野と有機分野からの出題でした。第1問 問4の蒸気の圧力の温度変化の問題、第2問 問3の氷の昇華熱に関する問題など、既習の知識を活用しながら問題文や図表を読み解いたり、作図の結果を用いたりして判断する問題が多く、思考力・応用力が重視される試験となっていました。

 

学びエイド理科の鉄人の伊丹龍義先生が、試行調査を踏まえたセンター試験と共通テストの比較を武田塾チャンネル内で行っています。こちらも参考にしてみて下さい。

 

共通テスト物理・化学の対策

基礎知識は常に確認!
化学と物理にかぎらず、基礎知識の定着は非常に時間がかかる作業です。というのも、用語そのものを覚えても、実際の使い方を問題を通して学んでいかないと入試問題は解けないからです。基礎知識を使いこなすためには、問題を解き、どのように知識が使われるかを学び、その上で再度覚えなおすという流れを反復して行っていく必要があります。基礎の段階が終わった後も講義用の参考書・教科書は手元において常に確認できるようにしてください。特に実験系・コラムなど日常生活と結びつく内容は重点的に見ておきましょう

自分に必要なレベルの見極め
化学における難問は、複雑な計算内容も絡みあってくるため計算力も必要とされます。一方物理では、文字計算がほとんどです。どちらの計算にも慣れておく必要がありますので、模試や練習で解いたときに時間が足りないと感じる場合は、計算練習も追加しましょう。
また、その場で考えることが求められる考察問題が最近の入試では増えてきています。ハイレベルな問題に片っ端から挑んでいくよりも、武田塾の基本ルートを完璧にしたうえで過去問対策を十分にしたほうが効果的なことが多々ありますので、判断を誤らないようにしてください。共通テストレベルまでの対策で十分なのに、難関私大の問題対策に時間をかけすぎるのはちょっともったいないですよね。

化学では図説(便覧・資料集)を活用する!
化学の勉強では、図説(便覧・資料集)を活用しましょう。炎色反応や物質、指示薬の色や、実験器具は写真や図で見たほうがイメージがつかみやすいことも多いです。視覚的に暗記したものは、普通に暗記するよりも記憶が持続するという研究結果も出ているそうですよ!

単位に注意!
物理・化学には様々な単位が出てきます。単位の違うものをたしたり引いたりすることはできませんし、単位計算をすることで、自分の立てた式が正しいのかを確認することができます。時間の少ない試験中、効率的に見直しをするのに役立ちますので、必ず単位は意識して覚えましょう。

図を描く
物理化学だけでなく数学にも共通して言えることですが、『図を描いてください』。
面倒だからと言って図を書かないという選択をしてしまうと、状況整理が出来ずに問題の正答率に影響が出てきてしまいます。
化学の試行調査では、グラフを書く問題が出題されていました。問題用紙の中に方眼紙があり、そこに自分でグラフを描いて考える問題で、このような自分でグラフを描いてから数字を読み取って解くような新しい形式の問題は、今後も共通テストにも出願される可能性があります。
物理の図や化学のグラフを描く練習もしっかりと取り入れて、とれるはずの問題がとれなかった、ということがないように準備しましょう

日頃から身の回りの事象に興味を持つ
理系科目は、実際の現象とリンクさせる問題が増加傾向にあります。演習を増やし頭の中にパターンを入れておくことももちろん必要ですが、日頃から身の回りの現象に興味を持ってみましょう。例えば、
化学だったら、
・普段飲んでいる清涼飲料水にはどのような成分が入っているのか?
・カロリーゼロの甘い飲み物(食べ物)ってどういうこと?
・水だけで洗うよりも、せっけんで手を洗う方が感染症対策になるのはどうして?
物理だったら、
・どうしてジェットコースターは逆さまになっても落ちないの?
・虹の色って順番が変わることはあるの?
・蛍光灯よりLEDの方が省エネなのはどうして?
なんかは、みなさんの生活の中でも不思議に思うことがあるのではないでしょうか?

また、「Newton」や「日経サイエンス」などの科学雑誌を読むだけでも、理系知識の幅は広がります。実は、科学雑誌で扱われている題材は英語長文のテーマにも使われることもあるんです!入試問題で読まなくても内容を知っているテーマが出たら、ちょっとラッキーですよね?興味がある特集のところだけでも良いので、勉強の息抜き代わりにこういったものにも触れてみましょう。

 

オススメの共通テスト対策参考書と勉強法

物理

・「物理のエッセンス 力学波動」(河合出版)
・「物理のエッセンス 電磁気・熱・電子」(河合出版)
・「良問の風」(河合出版)
・「秘伝の物理問題集」(Gakken)
・「2022年共通テスト実践模試 物理」(Z会)

一般入試対策をやりつつ、共通テスト対策もする場合は、共通テスト向けの参考書を、従来の物理のルートの参考書に追加してやっていきましょう。「物理のエッセンス」「秘伝の物理問題集」「良問の風」をやって物理基礎・物理の基礎を固めてから共通テスト対策や私立の過去問対策に入ります。

物理の勉強で大切なことは、解答解説を見たときに「どうしてこの公式を使うと判断したのだろうか」と考えることです。解説は、「この公式つかいますねー」と最初から書かれていることがほとんどですが、それをそうなんだ、と覚えるだけでは、初見の問題で対応できませんよね。どういう公式を使うことが考えれらるのか、いくつか候補があるときはどうしてそれを選んだのか、必ず考えるようにして下さい。

共通テスト対策としては、『短期攻略センター物理』で共通テストの出題傾向を把握し、次に共通テスト向けの実践問題集を解いていきます。過去問が少ないので、その後はマーク式や河合、駿台、Z会の問題集を使って演習をやっていきます。最後の仕上げとして、予想問題パックにも触れてみましょう。

化学

・「鎌田の化学をはじめからていねいに」(ナガセ)
・「化学(化学基礎・化学)基礎問題精講」(旺文社)
・「リードLightノート化学基礎」「リードLightノート化学」(数研出版)
・「化学頻出!スタンダード問題 230選」(駿台文庫)
・「化学 重要問題集 化学基礎・化学」(数研出版)
・「短期攻略共通テスト化学」(駿台文庫)
・「2022年度共通テスト実践模試化学」(Z会)

一般入試対策をやりつつ、共通テスト対策もする場合は、共通テスト向けの参考書を、従来の化学のルートの参考書にしてやっていきましょう。基本の暗記が一通り暗記が終わったら、「化学頻出!スタンダード問題230選」「重要問題集」でとり実戦的な問題にチャレンジしていきます。
共通テストや一般入試で「化学」と書かれた試験科目の多くは「化学基礎・化学」です。一部、化学基礎でしか取り扱わない内容もあるので、必ず化学基礎も対策をして下さい。

化学の勉強で大切なことは、「説明できるように覚える」ことです。例えば、「弱酸の遊離ってどういうこと?」が説明できるように覚えておけば、解説を見たときに「だからこの反応をするのか」とわかるようになります。また、有名な実験は、それはどんな実験で、何を使って何を合成(分解)するのかが言え、反応式も書ける状態にしておきましょう。

共通テスト対策としては、『短期攻略センター化学』で共通テストの出題傾向を把握し、次に共通テスト向けの実践問題集を解いていきます。過去問が少ないので、その後はマーク式や河合、駿台、Z会の問題集を使って演習をやっていきます。最後の仕上げとして、予想問題パックにも触れてみましょう。

解答解説の読み方や、暗記のレベルの違いで、最後の仕上がりが全く違うものになります。
ぜひ、勉強をするときはこれらのことを意識してみて下さい!

以上、物理・化学についてのお話でした。

 

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