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共通テストまで2ヶ月!今から始める共通テストの古文対策を解説

こんにちは!丸亀校校舎長の三好です!

共通テストまで2ヶ月ほどとなりました。

共通テスト対策用の問題集や予想問題集を使って演習を始めていることと思います。

今回は共通テストを受験予定の皆さん向けに、共通テストの古文をどのように勉強して欲しいかを紹介していきます。

 

実際に今年の武田塾丸亀校で生徒さんに指導していった内容になるので、効果はお墨付きです。

共通テストの古文で40点以上を狙いたい人は、ぜひこの記事を参考にしてください!

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問題を解く前にやるべきこと!

古文問題を解く前に、必ずやって欲しいルーティンが2つあります。

・作品名とジャンル(物語・随筆・日記・説話…)を確認する

・問題前の導入文・注釈は必ずチェックする

 

時間がもったいないからと、このプロセスをすっ飛ばす人が多いのですが、問題を解くうえで重要なヒントがここに詰まっています。

例えば作品が「源氏物語」など知っている内容でしたら、話の流れをつかむヒントになりますよね。

また、導入文や注釈には登場人物や難解語など、本文を読み解く上でのヒントととなる要素があります。

 

必ず本文を読む前にこのルーティンは組み入れてください。

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現代語訳ができないと古文は点が取れない!

古文も英語の長文読解と同じで、結局は現代語訳ができないと点数は取れません。

なぜなら「解答の根拠」が本文の中に隠されているからです。

この「解答の根拠」を正しくとらえるには、現代語訳で文意を読み取らなければなりません。

ですから、古文は現代語訳で得点が決まるといって過言ではないでしょう。

 

単語と文法は秒で識別できるまで仕上げよう

古文は日本語ですから、ある程度は文法がわからなくても読めることがあると思います。

しかし、実際の入試で問われる問題は、なんとなく読んでわかる部分から出題されることはありません

古文単語や文法の知識を駆使しないと解けない部分から出題されます。

 

逆に単語と文法をしっかり固めておけば、解答の選択肢を簡単に絞り込むことができるようになります。

例えば、単語の意味が間違って訳されている選択肢などは、単語の意味を知っていれば、それだけで誤った選択肢だとすぐに分かりますよね。

 

ではどのくらい仕上げておけばいいのかということですが、ポイントを教えます!

【単語】

・1語につき複数訳覚えられている

・単語の訳を1語2秒以内に思い出せる

 

英単語と異なり古文単語は1語につき複数訳覚える必要があります。

これは1つの単語がポジティブな意味とネガティブな意味の2つを持っていることがあるからです。

その区別は文脈判断でしか行えないため、必ず複数訳を覚えるようにしましょう。

 

また思い出すのに時間がかかるようでは時間が足りなくなってしまいます。

単語帳の単語はすぐに思い出せるまで繰り返し勉強しましょう。

 

【文法】

・助動詞は「接続」「活用」「意味」「意味の使い分の4つが言える

・係り結びの法則など古文の重要表現を説明できる

 

古文文法は「助動詞」を最優先に固めましょう。

覚える内容は「何形接続か」、「何段活用か」、「その助動詞の意味は何か」、「どのパターンでどの意味になるか」の4つをスムーズに言えるようになりましょう。

普段の勉強では、以下の要領で説明できるように練習してみて下さい。

未然形接続の「」は下二段活用れ・れ・る・るる・るれ・れよ」・意味は「受け身・自発・尊敬・可能」の4つ。

意味の使い分けは「打ち消し-反語の意味を伴うときは多くの場合で可能の訳になる」等」

 

また、係り結びの法則など重要表現もあります。

これらは人に説明できるまで仕上げるようにしましょう!

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本文の訳が分かるまで復習する!

読解問題の演習をして、答えの導き方を見て分かった気になっていませんか?

どう解くかももちろん大事ではありますが、読めるかどうかがもっと大事です。

繰り返しになりますが現代語訳ができないと点数は取れません。

 

読解問題を演習する際は、何も見ずに本文の現代語訳ができる状態になるまで復習をしましょう。

答えの解き方だけ分かっても、主語の転換や敬語の対象が曖昧のまま残していると、初めて見る問題に対応出来なくなります。

 

読解問題の復習は、ヒントも何も見ない状態で解いた問題文を現代語に訳せて、その訳になる理由も説明できる状態を完成度の目安としましょう。

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実践的なテクニック  

ここからは問題を解く上での実践的なテクニックを解説していきます。

本文を読む前に必ずやっておくこと

本文を読む前に必ず「前書き」「注」「設問」の三点を確認しましょう。

「前書き」や「注」が提示されているのは、それらが「読解において必要な情報」だから。

解答根拠を見つけるために必要な情報だから、あえて知らされているのです。

また、あらかじめ「設問」を読んでおくことで、「どこに注目して本文を読めばよいのか」が分かるようになります。

本文を読む前に知っておけば、効率的に読解を進められるようになります。

 

内容説明の設問

傍線部の文意を問われるタイプの設問では、二つのステップが大切です。

一つ目のステップは、傍線部を現代語訳に置き換えることです。

ここでは定石通り、一つ一つの単語や文法を正確に訳していきましょう。

二つ目のステップでは、この現代語訳を参考に、選択肢を絞り込んでいきます。

大切なのは、現代語訳に含まれている一語一語が、選択肢の文中にもしっかり入っているのかをチェックすることです。

迷った時には、前後の文脈も考慮に入れると、見通しが立ちやすくなります。

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理由説明の設問 

「~はなぜか」というような、理由説明が求められる設問では、二つのポイントに注目しましょう。

一つ目のポイントは、「已然形+ば」「連体形+を」「連体形+に」の形になっている箇所に注目するということです。

これらの箇所の前には、その後に書かれていることの「原因・理由」が記述されているので、解答の根拠が隠れている可能性が高いです。

二つ目のポイントは、選択肢の「文末」に注意することです。

文末によって文意が大きく変わることもあるため、ケアレスミスを減らすためにも文末は要注意です。

 

心情説明の設問

心情説明の設問では、「形容詞」「知覚動詞」「会話文」「和歌」の4か所に注目しましょう。

というのは、これらの要素は全て「登場人物の内面・気持ち」をあらわす言葉である可能性が高いからです。

また、心情を読み解く際には、好きに自己投影して推測するのではなく、必ず上記のような「客観的な」本文の要素から導くようにしましょう。

 

和歌の設問

和歌に関する設問では、次の3点に注目しましょう。

一点目は「句切れ」です。

句切れの前後には、「因果関係・逆接・倒置」などの関係が成り立っている場合が多いため、読解のポイントとなります。

二点目は「文脈」です。

前後の文脈と照らし合わせることで、文意が取りやすくなります。

三点目は、「修辞」です。

特に「掛詞」などの修辞には、深い意味合いが込められていることもあるため、注目するようにしましょう。

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ラスト一か月の勉強法 

ここから、共通テスト直前の一か月での、勉強法を紹介します。

追い込みの時期で一気に力を伸ばせるよう、効果的な取り組み方を身につけておきましょう。

 

苦手な人は古文問題だけを解く

まず、古文が苦手な人は演習を行う際、国語の問題全体を通してではなく、古文の問題だけを解くようにしましょう。

この時、意識することは「時間制限」と「徹底的な復習」です。

まず、現代文や漢文との兼ね合いを考え、最大でも「20分以内」、できれば「15分以内」には抑えられるよう、そのつど時間を計りながら練習を重ねましょう。

そして、解き終わった後には、白文だけでも完璧に理解できるくらいにまで復習をします。

この過程で、単語や文法などの基礎も改めて確認していきましょう。

 

演習で取り組むもの

この時期の演習では「過去問(本試、追試)」→「予想問題」→「これまでに解いたもの(模試など)」の順に取り組んでいきましょう。

まず、センター試験から共通テストへの変更はさほど大きくないので、過去問を解いておくとかなり力になります。

また、予想問題は本番の感覚を掴む上で重要です。

そして最後の総仕上げとして、過去に受けた模試などを解き直し、苦手分野を確実に潰しておくようにしましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

共通テストの古文対策について紹介してきました。

古文で高得点を取るために、本記事で紹介した「古文問題の大原則」「実践的なテクニック」「ラスト一か月の勉強法」の3点を、ぜひ参考にしてみてください。

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