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【参考書】日本史用語2レベル定着トレーニング【使い倒し方】

こんにちは!

武田塾丸亀校、講師の多田です。

多田さん

このブログを読んでいる人の中には、日本史が覚えることが多くて暗記が苦手という人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、武田塾イチオシの日本史の参考書「日本史用語2レベル定着トレーニング」を使った勉強法を紹介します。

今回の内容は、実際に武田塾丸亀校の個別指導で教えている内容です。

日本史の勉強で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください!

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長く使い続けられる日本史でイチオシの問題集

「日本史用語2レベル定着トレーニング」は、武田塾一冊逆転プロジェクトで中森先生が監修し、河合塾の石黒先生が執筆された問題集です。

日本史の勉強のハードルを下げ、「いかに勉強しやすくするか」をコンセプトに作られました。

そのため、受験生にとって使いやすい問題集となっています!

基礎レベルと発展レベルの2段階で勉強できる

この問題集は2つのレベルの用語を一冊で勉強できるように作られています。

その2つのレベルとは、「基礎用語」と上位私大向けの「発展用語」です。

実力に合わせて勉強する内容が変わるので、正しい使い方を必ずチェックしましょう!

読みづらい用語には「ふりがな」付き

読みづらい用語には「ふりがな」が振られています。

声に出して用語を覚えていくと、記憶が定着しやすくなります。

どんどん声に出し、用語を覚えていきましょう!

テーマごとに動画が用意

各テーマごとに、テーマ内容を要約した文章と解説動画が用意されています。

文章だけだと理解しづらい内容も、動画を見ればイメージがつかめやすくなります。

解説文だけでは理解できなかったら、動画をぜひ見て下さい。

「日本史用語2レベル定着トレーニング」の使い方を解説!

それでは、この問題集の具体的な使い方を解説します。

①「時代の流れを確認しよう」の文章を読む

各章のはじめに「時代の流れを確認しよう」というページがあります。

まずは、大まかに今から勉強していく内容を確認しましょう。

 

下のサンプルのように、その時代を「ひとことでいうと」という説明とイラストがあるので、それをザっと押えましょう。

2レベル定着 講義部分サンプル

②動画で全体を把握しよう

ページ右下のQRコードから動画を視聴し、テーマの全体像を把握しましょう。

何度も見直さなくても大丈夫。

ざっと確認できたら、次ページの問題に取り組みましょう。

③問題を解いてみよう

テーマの全体像を掴んだら、問題を解いていきましょう。

次ページの穴埋め問題をやってみよう」に進んで下さい。

もし分からない用語があっても、この段階では深く考え込まず、次の問題に進みましょう。

一通り問題が解けたら、丸付けをしてください。

④間違えた問題の用語を覚えよう

間違えた問題の用語は、教科書や講義系参考書で見直しをしましょう。

この時は、ザっと読むのではなく、しっかりと内容を理解して覚えるところまで仕上げて下さい。

⑤もう一度、問題を解き直す

間違えた問題の用語が覚えられたら、すぐに問題を解き直しましょう

ここで時間を空けてしまうと、せっかく覚えたことを忘れてしまう恐れがあります。

③、④、⑤のノート例

2レベル ノート例

間違えた問題を全て正解することができたら、次のテーマに進みましょう。

この手順で勉強することで、効率よく進めることができます。

レベルごとの勉強方法

この問題集は、同じページに「異なる難易度の用語」が掲載されています。

それでは、習熟度によって、どのように使い分ければ良いのかを説明していきます。

まずは基礎レベルの用語を覚えよう!

これから本格的に日本史の勉強を始める人は、基礎レベルの用語から取り組んで下さい。

2レベル 穴埋めページ

空欄になっている用語を暗記!

空欄部分を何度もテストしながら暗記していきましょう。

勉強の手順は『日本史2レベル定着トレーニングの使い方』で紹介した手順で進めてください。

文章の中には赤字になっている発展レベルの用語がありますが、発展レベルの用語の暗記は、この段階でやらないでください。

まずは基礎レベルの暗記が大切です。

赤字部分は「空欄の用語」を答えるためのヒントとしてみておいてください。

漢字の練習も忘れずにしよう!

用語を暗記できたら、実際に漢字で書けるかチェックしてください。

なお、用語の暗記は、漢字の練習と分けて取り組んで下さい。

一緒にやろうとすると、効率が悪くなります。

日大レベルの過去問を80%以上できるようになったら!

日東駒専レベルの過去問で8割以上取れるようになったら、発展レベルに取り組みましょう。

勉強の進め方は基本的に変わりませんが、発展レベルでは「赤字」で書かれている用語を覚えていきます。

ノート例

2レベル 赤字問題ノート例

赤字の用語を覚えよう!

勉強は、基礎レベルの用語を暗記する時と同じやり方で進めていきます。

発展レベルで覚える用語は、赤字の部分です。

なお、発展レベルの用語を覚えるときは、同時に基礎レベルの用語(空欄)も答えられるか、あわせてチェックしましょう。

忘れていたら、すぐに覚え直して下さい。

2レベル 赤字用語ページ

用語は関連情報とセットで覚えよう!

用語を覚えるときに意識して欲しいことがあります。

それは、関連人物や時代背景(原因と結果)などとセットで覚えることです。

 

例えば、平安時代の延久の荘園整理令という用語があったとします。

この令に関連する人物は後三条天皇です。

また、この令が出された原因は、当時権力を持っていた藤原氏が、それまで荘園を没収されていなかったので、天皇の領地を回復させるために延久の荘園整理令が出されました。

結果、藤原氏などの有力貴族の荘園を没収し、皇室の力を強化できました。

このように、セットで用語を覚えることを目標にしましょう。

 

日本史は覚える用語や知識が多いですが、問題として問われる以上、問題文や史料の中に正解が判断できるだけのヒントが入っています。

日本史では、そのヒントから覚えた用語や知識を関連づけて思い出せるかがカギになります。

そのため、知識はできるだけセットで覚えていきましょう。

とはいえ、最初から全てをまとめて覚えようとすると時間がかかります。

まずはこの問題集の空所の用語を思い出すのに必要なキーワードを1つずつセットにして覚えていきましょう。

用語をセットで覚えられているかのチェック術!

用語をセットで覚えられているかをチェックするオススメの方法があります。

必要なものは、無地のA4用紙(裏紙で十分!)かノートにペンだけ!

①覚えた用語を一つ書き出す

今日勉強して覚えた用語を一つ、用意した紙やノートに書き出しましょう。

書き出す用語は何でも良いです。

②その用語に関連する事柄を書き出す

次に書き出した用語に関連する事柄を、箇条書きで書き出します。

ここでは深く考え込まず、思いつかなくなるまで書き続けましょう。

あくまでチェック。

覚えきれていないものは、後で見直して覚えれば良いのです。

③関連する事柄をより詳しく書く

②で関連する事柄を書き出した後、その事柄についてより詳しく書けそうなら説明を書いていきます。

この時も深く考え込まず、思い出せそうにないなら潔く諦め、見直しに力を入れましょう。

下に保元の乱を例にしたサンプルがありますので、参考にしてください。

2レベル チェック 保元の乱

このチェックを行うことで、講義系参考書や教科書を読んで確実に覚えられているかを確認することができます。

日本史などの社会科目は、用語の暗記が多く読んだだけで満足してしまう人も多いです。

しかし、覚えたつもりではなく、しっかりと覚えている状態にしておかないと日本史の問題は解けません!

覚えたつもりになっていないか確かめる意味でも、上の手順を参考にして知識をチェックしてみてください。

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チェックノートと具体例

チェックノート

チェックノートの書き方は、この書き方じゃないとダメというものはありません。

覚えた知識と関連する知識をどこに書くかを決めておき、自分が見やすいようにチェックノートを作ってみてください。

いまいちどう書いていっていいか分からないという人は、下のノート例を参考にしてください!

具体例

例えば、後三条天皇という用語に関連する知識を思い出せるか確かめる場合、用語を書いた後に、藤原氏を外戚としない、大江匡房を登用、延久の荘園整理令、宣旨桝の制定といった風に関連事項を書いていきます。

そして、書き出した内容でさらに、説明できるところを詳しく書いてみましょう。

下のノートでいうと、大江匡房をどのように登用したか、延久の荘園整理令はどのようなものか、という風に書いていきます。

一度で完璧にできる人は少ないので、復習や参考書の周回数が多くなるにつれて、書ける知識を増やしていきましょう

2レベルセットで覚えよう

まとめ

今回は、「日本史用語2レベル定着トレーニング」の使い方を細かく解説しました。

まずはレベル1の基礎レベルの暗記から始めていき、日東駒専の過去問で8割取れるようになってから、レベル2の発展レベルの暗記に取り組んでいって下さい。

同じ参考書を何度も繰り返して勉強していくので、この1冊を完璧に仕上げるだけでも難関大学で戦える実力が付いてきます

もっと具体的に、細かい内容まで聞いてみたい!という方は、無料受験相談でお気軽に質問して下さい。

じっくり、みっちりと、この問題集の使い方をレクチャーします!

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