ブログ

英語おすすめの参考書「英文法ファイナル標準編」の特徴や使い方を紹介!

「英文法ファイナル問題集標準編」はどんな参考書?

本書の目的は、問題のランダムなアウトプットを通じて、英文法の理解の度合いを確認することです。

他のほとんどの学習がそうであるように、英文法の理解にはインプットとアウトプットの両方が必要です。まず講義系参考書で英文法の知識の概略を掴み、その後問題集で、それらの知識の定着を図る。その繰り返しが英文法の理解のために大切です。

しかしここには落とし穴があります。講義系参考書も丁寧に読んだ。問題集も何周もした。英文法についての理解の度合いには自信がある。しかし、過去問など実際の問題に挑むと思ったように点がとれない。そういう受験生の方はひょっとすると、英文法学習の落とし穴にはまってしまっているかもしれません。どういうことでしょうか。

22048155

 

講義系参考書と問題集では、確かにそれらの目的が異なります。前者がインプットで、後者がアウトプットです。しかし、それらには共通点があるのです。それは、内容が各分野ごとにまとめられているということです。当然ですが、分野の名前が動名詞なら、そこでは動名詞についての内容が書かれているはずですし、分詞構文なら分詞構文についての内容が書かれているはずです。そのこと自体に問題があるわけではありません。一つ一つの分野について確実に学ぶことの積み重ねが、英文法理解の総体をかたちづくるからです。

しかし、実際の入試問題を解くためには、さらにもうワンステップが必要です。実際の入試問題では、事前に分野が何であるかを教えてくれるわけではないからです。分野がまとめられていれば、例えば動名詞の分野について学んでいる最中に、問題でingが付いた動詞が問われた場合、「このingは動名詞のingだな」と思うことができると思います。けれども実際の入試問題ではそうはいきません。問題でingが付いた動詞が出てきた場合に「このingは何のingであるか」ということを、自分の力で判断しなければならないからです。この「いま○○の分野についての理解が問われているんだな」ということを判断できる能力が、実際の入試では大事になってきます。

2594509

本書では、文法問題が分野ごとにまとめられているのではなく、それらがバラバラに、ランダムに出題されています。それらの問題を解いていくことによって、自分の英文法の理解度合いがどれほどのものなのかを確認することができます。何の事前情報も与えられていない状態で問題に挑んだ際に、自分の頭からどれだけ素早く正確に英文法の知識を引っ張り出して来れるか確認してみましょう。
当然ですが、素早ければ素早いほど、正確であれば正確であるほど、その人の英文法の理解の度合いが高いことを意味するでしょう。本書を有効に用いて、自分の中にある英文法の知識を、実際の入試で使えるものへと変えていきましょう。

「英文法ファイナル問題集標準編」の特徴

ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。

全10回のテスト形式

本書は英文法の問題集ですが、その中でも終盤に取り組むべき問題集です。少ない問題にじっくり取り組んで理解を深めていく序盤とは違って、終盤ではある程度の分量を、ある程度素早く解いていく力が求められるでしょう。本書は全10回のテストで構成されており、それぞれのテストは50の問題で構成されています。さらに、それぞれのテストを解き終わる目標時間は30~35分に設定されています。本書の10回のテストを通じて、大量の問題を前にしても息切れすることなく、しかも一定のペースを保ったまま最後まで走り切れる体力を身につけていきましょう。

2601491

何が問われたのかがひと目で分かる解説

 本書の解説を読めば、その問題で問われていた知識や理解が何であったかをひと目で把握することができます。文法・語法・イディオムの区別はもちろん、さらに細かい区別、例えば関係詞、前置詞、動詞の語法、副詞を含むイディオムなど、その問題で問われた分野をピンポイントに把握することができます。問題を解いていて何が問われているものなのか分からないと思ったとしても、本書の解説を読むことでそのようなモヤモヤを一蹴することができます。

「英文法ファイナル問題集標準編」の使い方

①前から順に問題を解いていく

 本書はランダムに問題が収録された問題集です。前から順に解いていきましょう。各テストの右上には「標準解答時間」が設定されています。基本的には30~35分に設定されています。各テストは50の問題からなるので、単純計算で1問1分かけているようでは間に合わないことになります。実際の入試は時間との闘いでもありますので、緊張感をもって取り組んでもらえればと思います。その際、問題の最後にある解答用紙を使いましょう。コピーして使うことで、何度も何度も問題を解き直すことができます。

22075149

②解説を読んで復習する

 問題を解き終えたら解答を見て答え合わせをし、解説を読んで復習しましょう。解説には、その問題がどういう分野の知識・理解を問うているかが書かれています。それが、問題を解いている時の予想と合致しているかどうかを確認してみてください。ランダムな文法問題を解いていて大事なのは、その問題で問われている分野が何かということを特定することです。その確認をした上で、個別の知識にまつわる解説を読んでいきましょう。理解が怪しい分野があった場合、分野ごとにまとめられている文法参考書に戻って復習しましょう。自分の苦手分野に気づくことができるということも、本書に取り組むべき理由の一つです。本書を契機にして、自分の苦手分野を徹底的に復習しましょう。

22072357

以上、「英文法ファイナル標準編」についての紹介でした。

 

参考動画

______________

いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!

 

無料受験相談のご案内

武田塾では、最寄りの校舎で無料受験相談をいつでも受付しています。

〒710-0055
岡山県倉敷市阿知1丁目5-18 コンフォートミユキ201
086-425-3977
武田塾 倉敷校│倉敷市(倉敷駅)の個別指導塾・予備校

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる