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漢文おすすめの参考書「最短10時間で9割とれる共通テスト漢文のスゴ技」の特徴や使い方を紹介!

「最短10時間で9割とれる共通テスト漢文のスゴ技」はどんな参考書?

この参考書の目的は、共通テストの漢文を解く上で必要なエッセンスを学ぶことです。

多くの受験生にとって漢文という科目を勉強する理由は共通テストの国語の中で漢文が出題されるからではないかと思います。共通テストの漢文は他の科目同様に受験生の「基礎学力」を問うものなので、「返り読みの方法」「漢字」「句法」などの基礎知識を確実に習得することがまずは必要となってきます。
しかしそれらの知識があれば自動的に共通テストの漢文で思うような点がとれるかと言うと、そんなことはありません。それらの知識を共通テストの問題を解くためにどのように活用すれば良いか、その頭の働かせ方を学ぶ必要があります。

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本書では「文脈」といった曖昧な説明に頼ることのない「メソッド化」された手順をもとに問題の解説がなされます。時には「え、こんな解き方で良いの?」と拍子抜けするぐらいあっさりした解き方が用いられることもあります。
これまで基礎知識を用いながらなんとか自分の頭だけで問題に挑んできた方にとってこの参考書の解説は「目から鱗」だと思います。本書の著者である寺師先生の軽妙な語り口も相まって、受験生を飽きさせない構成になっていることも、本書の特徴の一つです。
本書の明晰かつ愉快な解説に導かれながら、共通テストの漢文の苦手意識を無くしていきましょう。

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「最短10時間で9割とれる共通テスト漢文のスゴ技」の特徴

ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。

「暗記」の必要性を侮らない解説

 本書では「暗記」の重要性が幾度も語られます。「スゴ技」という名前を冠する参考書なのに、いやだからこそ、「受験漢文」においていかに「暗記」が大切かが、改めて強調されることになります。
「暗記」と聞くとそれだけで憂鬱な気分になってしまう方も多いかと思います。確かに受験における「英語」や「世界史」に必要な暗記量は膨大なものです。しっかりと腰を据えて取り組まなければなりません。しかし「漢文」において暗記すべき情報は驚くほどに少ないです。ほんのわずかばかりの情報を正確に覚えているだけで解けてしまう問題がたくさんあります。本書に取り組めばそのことに嫌でも気づけると思います。

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大切なのは「暗記」を最初から毛嫌いして遠ざけることではなく、「暗記しているだけで解ける問題」と「暗記しているだけでは解けない問題」をしっかり区別して、前者の問題で確実に点を取りに行くことです
そして繰り返しになりますが「受験漢文」では「暗記しているだけで解ける問題」がしばしば出題されます。他にも時間を割かなければならない科目が数多くある中で、漢文の学習はできるだけ効率的に進めたいと思う受験生がほとんどだと思います。「暗記」は効率的な学習を進めるための武器の一つです。本書を通じて取るべき問題を確実に取れるようになりましょう。

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痒い所に手が届く豊かでユーモアのある解説

 しっかり暗記もしたし、ある程度の問題演習もこなしたのになぜか思ったように点がとれない。こういう時に一つの原因として考えられるのが、受験漢文で大切だと言われる言葉遣いの意味が実はきちんと理解できていないということです。
例えば「二重否定」や「反語」という言葉。漢文の学習を進めているとしばしば目にするものですが、改めてこれらの言葉が受験漢文においてどうして大切なのか、それらの知識を実際の問題でどのように活用すれば良いのか、こういう問いに対して正しく答えることは難しいと感じるのではないかと思います。

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 また、「主語と目的語を補うのが大切」「漢字が大切」といった教えを知っている方でも、それらがどうして大切なのか、そもそもどうしてそれらの知識が頻繁に問われるのか、こういう問いに対しても同様に、正しく答えることが難しいと感じるのではないかと思います。

 他の参考書では当然のように前提とされることもある「そもそも」の知識や理解を、本書ではとことん具体的に掘り下げてくれます。また、その際に用いられる表現には著者である寺師さんのユーモアがふんだんに込められており、読んでいて飽きることがありません。知識や経験はあるのに伸び悩んでいる受験生は本書の解説で受験漢文の「目の付けどころ」を新たに学び、苦手意識を克服してもらえればと思います。

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「最短10時間で9割とれる共通テスト漢文のスゴ技」の使い方

①本書の1~10時間目と巻末資料を用いて受験漢文に必要な解法を一つずつ確実にものにする

 本書の「はじめに」でも書かれていることですが、受験漢文はその他の科目と比べて取り組むべき分量が圧倒的に少ないです。なので本書の1~10時間を一つずつ確実にものにすることで、受験漢文の問題を解くのに必要な「武器」が一通り手元にそろうことになります。
全てこなした後の実力アップに期待を膨らませながら学習を進めていきましょう。その際、二つの巻末資料を適宜活用しましょう。受験漢文で必要な「句形」とその他の「重要語」が一挙に掲載されています。
どれだけ解説の優れた参考書であってもそういった「暗記」は自分自身でやるしかありません。本書の解説と巻末資料の両方を活用して受験漢文の確かな実力を養っていきましょう。

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②「実践模試」に取り組んで1~10時間までの総復習を行う

 本書では1~10時間の学習の後に「実践模試」が用意されています。難易度は難しめだと言えます。本書の表現を使えばそれは「本番よりもむしろ強力な敵」です。これまでの学習成果を全て発揮する意気込みで力いっぱい取り組みましょう。

 

以上、「最短10時間で9割とれる共通テスト漢文のスゴ技」についての紹介でした。
漢文のルートを進めて、共通テストのノウハウを学ぶような位置づけで是非取り組んでみて下さい!

参考動画

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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!

 

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