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【学部の選び方】~文系学部編~ 大学の主要5学部を徹底解説

【大学の学部の選び方】~文系学部編~ 主要5学部(法・経済・文・教育・外国語)を徹底解説

京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩1分のところにある、学習塾・予備校である武田塾桂校 校舎長の森田です。

大学の学部 について 文系編

 

本日は「大学の学部選び」をテーマに、文系学部の特徴について紹介していきたいと思います。

大学の学部はざっくり大きく分けると3種類の系統があるのですが、あなたはどの分野に興味がありますか?

さまざまな文系学部の紹介から、「そこで何が学べるのか」「将来どんな就職先があるのか」、そして「失敗しない学部の選び方・受験戦略」についてまで詳しくお話ししていきます!

 

目次
  1. 大学の学部は大きく分けて3系統(人文科学・社会科学・自然科学)
    1. 「人文科学系統」の特徴と就活での注意点
    2. 「社会科学系統」の特徴と倍率の傾向
    3. 「自然科学系統」の特徴
  2. 法学部の特徴とは?学べることや主な就職先
    1. 法学部に向いている人の特徴
  3. 経済学部の特徴と3つの主な学問モデル
    1. 1. 理論経済学(ミクロ・マクロ経済学)
    2. 2. 応用経済学(現実の経済へのアプローチ)
    3. 3. 思想と歴史(経済学の歩み)
    4. 経済学部・経営学部・商学部の違いとは?
      1. 経済学部:お金の動きやシステムを学ぶ
      2. 経営学部:実際の企業経営や組織管理を学ぶ
      3. 商学部:マーケティングや貿易に特化
    5. 経済学部に向いている人の特徴
  4. 文学部・人文学部の特徴と4つの専攻系統
    1. 1. 言語系(文学・語学の研究)
    2. 2. 思想系(哲学・何故を突き詰める)
    3. 3. 歴史系(歴史学・考古学・文化人類学)
    4. 4. 行動系(心理学・社会学の実験)
    5. 文学部に向いている人の特徴
  5. 教育学部の特徴と「将来は先生」以外の進路
    1. 教員養成系:先生を目指すルート
    2. 教育学系:教育の本質を広く学ぶルート
    3. 教育学部に向いている人の特徴
  6. 外国語学部の特徴とグローバルな就職先
    1. 言語研究(文法や言語史の探求)
    2. 言語の習得(実用的な語学力と異文化理解)
    3. 外国語学部に向いている人の特徴
  7. 大学受験における文系学部の志望校選び・併願戦略
    1. 社会科学系統(経済・法)を志望する際の注意点
  8. “元祖 管理型!”“授業をしない” 武田塾 桂校
    1. 武田塾 桂校のアクセス・お問い合わせ

 

ちなみに「理系編」と「その他学部編」の記事は下記よりどうぞ!

 

大学の学部は大きく分けて3系統(人文科学・社会科学・自然科学)

大学の学部には、大前提として以下の3つの系統が存在します。

「人文科学系統」

「社会科学系統」

「自然科学系統」

 

「人文科学系統」の特徴と就活での注意点

人文科学系統には、「文学・語学・哲学・心理学・歴史学・考古学・文化人類学」などの学部・学科が存在します。

これらの学部のうち、特に文学、哲学、神学などに集まる人の特徴としては、「純粋に学問としての勉強がしたい」という点が挙げられます。

勉学に励むのは学生の本分ですが、その調子で大学3年になってしまうと、就活に出遅れるリスクがあります。

人間は「周りの5人が自分の常識を形成する」と言われており、自分が所属する学部内のみでコミュニティが完結していると、以下のような状況になりかねません。

「社会科学系統の人が就活の準備をしているときに、人文科学系統の人はまだ学問の話をしている」

就活に出遅れないためにも、他学部の人とも積極的に交流しましょう。おすすめはインカレサークルなどに所属し、社会科学系統の学部の人とも積極的に情報共有を行うことです。

 

「社会科学系統」の特徴と倍率の傾向

社会科学系統には、「法学・経済学・経営学・政治学・商学・社会学・国際関係学」などがあります。

文系受験生には経済学部や法学部が特に人気ですが、この2つは「片方の倍率が上がれば、もう片方は下がる」といった、シーソーのような関係になっていることが多いです。

そのため、経済学部や法学部を志望する人は、過去数年間の倍率推移がどうなっているのかを事前に調べておくことが重要です。

 

「自然科学系統」の特徴

自然科学系統には、理学・工学・農学・医学・宇宙工学などがあります。

自然に属する対象を扱い、その法則性を明らかにしようとする学問で、多くの理系学部がこの自然科学を扱っています。

 

さて、ざっくりとした3つの系統が分かったところで、今回は文系のメジャーな主要5学部を紹介していきます。

文系の主要学部は「法学部」「経済学部」「文学部」「教育学部」「外国語学部」の5つです。

 

法学部の特徴とは?学べることや主な就職先

法学部はその名の通り、法律について学ぶ学部です。

「将来、弁護士などの法律家になりたい人だけが行く学部」と思われるかもしれませんが、実際の就職先を見てみると、国家公務員や地方上級公務員、民間の金融機関(銀行・保険など)に就職する人が大半を占めていたりします。

したがって、法学部に入ったからといって、将来の可能性が法律家や弁護士だけに狭まるわけでは決してありません。

そして、法学部での膨大な暗記、さらに「ルールをただ当てはめて判断するのではなく、曖昧にしか表記されていないルールをどう解釈して、どう自分の有利に運んでいくか」という法的思考(リーガルマインド)を学べる機会は、法学部ならではの強みです。

ちなみに余談ですが、六法全書を丸暗記することはしません。あれは辞書代わりに使うものです(笑)

 

法学部に向いている人の特徴

・日常のレポート提出などよりも、一発勝勝負の定期試験のほうが向いている人

・暗記や論理的な思考が得意な人

 

経済学部の特徴と3つの主な学問モデル

文系学部の中で最も設置数が多く、受験生からの人気も常に高いのが経済学部です(経営学部もほぼ同じくくりとされることが多いです)。

文系学部ではありますが、講義や研究で数学を多用するため、数学が極端に苦手な方にはあまりお勧めできません。特に数Ⅲの知識を使ってお金の動きを論理的に追っていくこともあります。

経済学部では、主に以下の3つのモデルを学ぶことになります。

 

1. 理論経済学(ミクロ・マクロ経済学)

ミクロ経済学:個人や企業の物の売買、需要と供給の理論を学ぶ学問です。

マクロ経済学:国単位での政府の政策、所得や失業率などを理論的に考える学問です。

 

2. 応用経済学(現実の経済へのアプローチ)

1番の「理論経済学」で学んだ(言ってしまえば)理想論を、現実の経済問題(環境問題や労働問題など)に落とし込んで「応用」していく学問となります。

 

3. 思想と歴史(経済学の歩み)

経済学の歴史や経済思想の変遷を学びます。経済学部自体は社会科学系統ですが、この分野のみ人文科学系統寄りとなります。数学もあまり使いません。

 

経済学部・経営学部・商学部の違いとは?

受験生からよく質問される、経済学・経営学・商学の違いを分かりやすく解説します。

 

経済学部:お金の動きやシステムを学ぶ

社会全体における「お金の動き」がメインテーマとなります。「国や自治体の税金がどのように動いて、どのように富が分配されるか」などの仕組み・システムを学びます。

 

経営学部:実際の企業経営や組織管理を学ぶ

資金調達、社員管理(人事)、会計の方法、PR戦略など、「実際に会社を経営するためにはどうすべきか」といった具体的な内容を学びます。将来、起業したい人や実家の事業を継ぐなど、「経営」が身近にある人におすすめです。

 

商学部:マーケティングや貿易に特化

主としてマーケティングや流通、貿易関係を学びます。経済や経営にも共通する部分はありますが、やはり商品流通や商関連に特化した教授は商学部に多く在籍しています。ヒット商品を作るマーケティング等を学びたい受験生が多いため、近年商学部の偏差値は上昇傾向にあります。

 

経済学部に向いている人の特徴

・文系だけど数学が得意、または抵抗がない人

・お金の仕組みや世の中の経済ニュースに興味がある人

・企業の経営戦略に興味がある人

 

文学部・人文学部の特徴と4つの専攻系統

この学部は人文科学系統に属し、専攻できる中身が非常に多岐にわたるのが特徴です。大きく分けると以下の4つに分類されます。

 

1. 言語系(文学・語学の研究)

つまるところ「文学」です。日本国内に留まらず、全世界のさまざまな文学作品に触れ、それらを研究・理解していきます。学生時代は大量の文学作品や論文を読み進めることになります。

 

2. 思想系(哲学・何故を突き詰める)

つまり「哲学」です。高校の科目でいうと「倫理」がこれに繋がります。普段当たり前すぎて「思考」というステップを踏んでいなかった日常の営みにメスを入れていきます。

よく言われているのは、「哲学を学ぶと、もう学ぶ以前の物事の見方をしていた自分に戻ることはできない」ということです。何に対しても「何故?」と深く考えるのが好きな人に向いています。

 

3. 歴史系(歴史学・考古学・文化人類学)

歴史学や考古学、文化人類学がこれに当てはまります。現存している遺跡、建造物、古文書などの一次資料から、過去に起こった出来事を正確に紐解いていく学問です。

「自分の中の思い込みを捨て、そこにある客観的な証拠のみを判断材料として事実を構築していく」スタイルですので、実は現代文の読解が得意な人に向いている学問でもあります。

 

4. 行動系(心理学・社会学の実験)

心理学や社会学が当てはまります。人間の認知や行動パターンを学び、「人がどのような状況でどのような行動を起こすのか」を科学的に研究します。心理学は人を対象とした実験やデータ収集が多く、授業も実験中心となるため、面白いと感じる学生が非常に多い分野です。

 

文学部に向いている人の特徴

・文化、歴史、人間の心理、思想などが純粋に好きな人

・一発勝負の試験よりも、レポートをじっくり論理的に作成するのが得意な人

 

教育学部の特徴と「将来は先生」以外の進路

教育学部と聞くと「卒業後は学校の先生になる」と思われがちですが、実際に学んでいる内容はもっと多岐にわたります。

「そもそも教育とは何か」という根本的な問いから、親のしつけ、文部科学省が掲げる教育政策、企業における人材育成まで、「教育」と名のつくものすべてが教育学部の研究対象となります。

教育学部は国立大学に多く設置されているのが特徴です。気になる卒業後の進路としては、教員のほかにも、教育学の研究者、公務員、民間企業の一般職など様々です。

また、教育学部の大きな特徴として「教育実習」があります。実習を通して「他人に何かを教えること」の難しさや重要性を学ぶことは、将来どの職業に就こうとも必ず大きな武器(スキル)となります。

教育学部には、大きく分けて以下の2つの分野があります。

 

教員養成系:先生を目指すルート

こちらは世間一般的なイメージ通り、小・中・高校などの教員免許の取得と教員育成を第一の目的としています。

 

教育学系:教育の本質を広く学ぶルート

こちらは先述した「社会教育や教育制度など、教育と名の付くものすべて」を学問として研究するルートです。

 

教育学部に向いている人の特徴

・子どもが好き、人と関わることが好きな人

・学校の先生になりたいという明確な夢がある人

・日本の教育制度や社会問題としての教育に興味がある人

 

外国語学部の特徴とグローバルな就職先

外国語学部では、ただ語学を趣味として学ぶのではなく、「実用的なレベル」での外国語運用能力を身につけます。その目的は、言語自体の研究と、その言語を用いてグローバル社会で活躍することです。

 

言語研究(文法や言語史の探求)

対象とする言語の文法、語法、言語史、語彙論、語源研究、方言など、言語の構造そのものを学問として深く学んでいきます。

 

言語の習得(実用的な語学力と異文化理解)

高い言語運用能力を習得したのちは、その言語が使用されている国・地域の歴史、文化、社会システム、経済の現状などを総合的に学びます。

卒業生の進路はグローバルなものが多く、総合商社、外資系企業、航空会社(CA・グランドスタッフ)、通訳、英会話講師などが代表的です。中には、さらに言語研究を極めるために海外の大学や大学院へ進学する人もいます。

 

外国語学部に向いている人の特徴

・外国語を不自由なく話せるようになりたい人

・留学や異文化交流、海外旅行が好きな人

・将来、グローバルな職業(総合商社や航空業界など)に就きたい人

 

 

さて、ここまで文系の主要5学部の特徴を見てきました。これらを踏まえた上で、ここからは重要な受験戦略の話をします。

 

大学受験における文系学部の志望校選び・併願戦略

文系受験生が失敗しないための、学部選びの戦略について解説します。

 

社会科学系統(経済・法)を志望する際の注意点

冒頭でも述べたように、人気のある「経済学部」と「法学部」は倍率がシーソーの関係にあります。「何が何でも経済学部だけ」のように、単一の学部のみに絞って併願を組むと、その年の倍率高騰に巻き込まれて失敗する恐れがあります。

そのため、滑り止め(併願校)には「国際学部・情報学部・心理学部」などを視野に入れることをお勧めします。これらの学部は、経済・法に比べて年度ごとの倍率の大幅な変動が起きにくいため、滑り止めとして機能しやすいのです。

確実に合格を掴み取るための戦略として、同じ大学ランクの中で無理に学部を変えて受けるのではなく、「大学のランク(難易度)を一つ下げた上で、倍率が安定している学部を併願受験する」というセオリーを必ず覚えておいてください。

 

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