福岡大学合格に近づくための物理の勉強法とおすすめの参考書

はじめに

皆さんこんにちは、武田塾春日原校の有村です！
今年も残すところ一か月半となり、共通テストに至っては、あと70日を切ってしまいました。
これからも勉強し続けて合格を勝ち取るしかありませんね。

なかなか成績が伸びずに悩んでいる人や本番までに入試問題が解けるレベルに達するか不安な人が多いと思います。

今回は福岡の私大といったら、おそらく一番に名が挙げられるであろう。福岡大学の物理の入試問題の傾向と対策方法について書いていきたいと思います。　よろしくお願いします！！

出題形式と出題内容

　出題形式

　例年、両日程とも大問3題で、試験時間は70分です。〔１〕〔２〕は、選択肢のある空欄補充形式である場合が多いです。〔３〕は解答のみを記述する形式で、導出の過程などは求められてはいません。

　出題内容　

　出題範囲は「物理基礎・物理」です。　3題中、１題は力学、1題は電磁気から必ず出題されています。残りの1題は、熱力学と波動がそれぞれどちらかの日程で出題される場合が多いが、2020年度はどちらも波動からの出題でした。すべて幅広い分野から出題されていますが、典型的な問題がほとんどを占めています。

難易度について

　難易度は教科書の章末～発展問題レベルであり、出題は典型的なものが多いです。しかし、各大問の後半では思考力を必要とする問題や、計算に時間のかかる問題も見られるので、正確な計算力が必要です。〔１〕〔２〕は設問の数が多いので、〔３〕で時間不足にならないように、時間配分に注意して解答したいです。

対策とおすすめの参考書

１　教科書で基本事項をまとめる

　　幅広い分野から出題されていますが、典型的な問題なので、まずは教科書や問題集で原理や公式の使い方を理解し、典型問題の解法を身につける必要があります。発展問題やコラム等も含め教科書はすべて目を通す必要があります。

２　正確な計算力を養う

　　数値計算はもちろんですが、文字式においても複雑な式変形が含まれる場合があります。また、数値計算を記述式で答える出題では常に有効数字を意識する必要があります。小問数も多いので、標準レベルの問題を数多く解いて、早く正確な計算力を養いたいです。

３　力学と電磁気は必須

　　例年、力学と電磁気は必ず出題されています。記述式で出題される場合も多いので、難易度の高い問題にも対応できるように、入試基礎～応用レベルの問題にも取り組み、問題文から物理現象を正確に読み取って高得点を狙えるようにしていきたいです。

４　空欄補充形式に慣れる

　　空欄補充形式の場合、問題文の流れに沿って考えを進め、前後の内容から設問で要求されていることを的確に把握しなければなりません。そのためにも、赤本を活用し、なるべく多くの過去問を解いて慣れておくことが望ましいいです。

オススメの参考書

　教科書レベルの問題やその解説を求めるならば、「物理のエッセンス」をお勧めします。
　物理事態に苦手意識を持っていて、はじめから学びたい人には「漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本」や「橋本の物理をはじめから丁寧に」がオススメです。物理を一から学びたい人にとってこの本最適だと思います。解説系の参考書なので、仕組みを丁寧にくどいと思うまで教えてくれます。

　橋元の物理をはじめからていねいに【改訂版】力学編 (東進ブックス大学受験名人の授業シリーズ) 大学入試漆原晃の物理基礎・物理[電磁気編]が面白いほどわかる本物理のエッセンス力学・波動 (河合塾シリーズ)