受験相談の声

【進路】国公立?私立?違いをわかりやすく紹介!

「国公立と私立って何が違うの?
「国公立と私立、どちらを選べばいいかわからない

この記事はそんなことを思う方へ向けて書いています。

 

こんにちは!
金沢駅より徒歩5分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 金沢校」校舎長の酒見です。

先日、志望校の決め方の基本についてブログを書きました。

↓ブログはこちら
【進路】どうやって決める?志望校の決め方を紹介!

このブログを公開したあと、ある生徒さんからお悩み相談を受けました。

「国公立と私立の違いがよくわからない」

志望校を決めるにあたって、国公立大学と私立大学のどちらを目指せばよいかわからず、決め方の基準がほしいとのことでした。

そこで、今回は前回の志望校の決め方の続きとして、国公立と私立の違いや選び方についてご紹介します!

まだ大学受験のイメージが沸かない方は、これを読んで少しでもイメージを具体化できると良いと思います!

それではどうぞ!

 

 

目次

1. 国公立と私立の違い(これだけは押さえておきたい!基本情報)
1-1. 学費
1-2. 入試方式
1-3. 科目数
1-4. 偏差値・難易度

2. 私立?国公立?どちらを選ぶ?
2-1. 学校の先生の国公立推しの罠?
2-2. 負担を減らすために私立専願?
2-3. 自分の信念を貫こう!

3. まとめ

 

 

1. 国公立と私立の違い(これだけは押さえておきたい!基本情報)

国公立か私立か

 

この章では、国公立と私立の違いについて紹介していきます。

主に、次の4つの違いについて紹介します♪
①学費
②入試方式
③科目数
④偏差値・難易度

それではどうぞ!

 

1-1. 学費 

一般に、国公立は学費が安く、私立は高いです。

国公立大学は国や地方自治体によって設立され、私立大学は個人や企業などによって設立されていることからこの差が生まれています。

大学卒業までにかかる学費の総額は、おおよそ次のようになります。
実際の学費は学校によって大きくばらつきがあるため、1つの参考程度に見てください。

 

一般学部の例

国立242万円

私立文系397万円
私立理系541万円

 

参考:オカネコ
私立大学の4年間の学費は?【文系・理系別】の学費や大学生活でかかる各費用を解説
https://mag.okane-kenko.jp/entry/2020/06/09/123532

 

医歯薬学部の例

国立医歯薬349万円

私立薬学部1144万円
私立歯学部2869万円
私立医学部3686万円

 

参考:資産形成ハンドブック
医歯薬系大学の教育費最新事情:私立医学部は3686万円!私立歯学部は2869万円!私立薬学部は1144万円! 
https://shisankeisei.jp/20180529-education-expense-medicine-dentistry-pharmacy/

 

このように、特に医歯薬系の学部において、国立と私立の学費に大きな差があることが見て取れます。

また、いずれにも言えることですが、いわゆる学費以外にも教材費や交通費、一人暮らしなら家賃代や生活費なども別途必要になることに十分ご留意を!

 

 

1-2. 入試方式

国公立

前提として、国公立は前期、中期、後期にそれぞれ1校ずつしか受けられません(前期のみしか募集していない大学も多いです)。

また、受験方式としては、国公立は入試を2回受けなければいけません。
共通テスト(1次試験)とその大学の2次試験です。

国公立受験で留意すべきは、足切り(2段階選抜)がある大学が少なからずあることです。
これは、共通テストの得点による第1段階選抜をクリアした人しか二次試験を受けられないという制度です。
これに引っかかると、問答無用で不合格となってしまいます。

国公立大学志望者は、まず共通テストでしっかりと得点できる力をつけることが大事といえるでしょう。

 

私立

私立は、基本的には一般選抜で決まります。一般選抜とは次の2つを指します。

①その大学の一般入試のみの選抜
共通テストを利用した選抜

基本的には大学の一般入試1回のみで決まります(特殊な選抜方式も多いですが)。

私立は多くの試験日程と多様な受験方式があるので、お金さえ払えば手あたり次第いろんな大学学部学科を受けられます。
さらに、同じ学科に様々な方式で申し込めるなどのメリットもあります。

私立は3教科型入試の対策を基本とし、他の様々な入試方式をネットやオープンキャンパスで調べ、上手く利用したいところですね♪

また今年度は、大学の独自試験を廃止し、代わりに共通テストを利用する入試がたくさんの大学で採用されています。

 

ほかにも、国公立も私立も共通して、推薦入試やAO入試があります。これらについても各自調べておきましょう。

 

 

1-3. 科目数

国公立

先ほど述べた通り、国公立は共通テストの受験が必須です。
そして全科目数とは共通テストで使う科目数のことであり、5教科7科目が普通だと覚えておきましょう。

 

私立

私立はその大学の一般入試のみ(共通テスト不要)が主で、3科目型が多いです。

共通テスト利用入試に関しても3科目型の大学が多いです。

 

このように、国公立のほうが科目の負担が多いかわりに学費が安く、私立は負担が少ないかわりに学費が高いと考えておきましょう。

 

 

1-4. 偏差値・難易度

パスナビなどのサイトで様々な大学の偏差値を調べることができますが、国公立大学と私立大学の偏差値を同列で語ることはできません。

これは、一般に問題形式の違いや、科目数の違いによるところが大きいです。

(これに当てはまらない大学もあります。)

問題形式については、国公立は記述式、私立はマーク式が多く採用されており、記述式のほうが難易度が高い傾向にあります。

また、受験科目数が国公立大学のほうが多く、同偏差値帯でもより多くの科目の勉強に時間を注がなければならなりません。

したがって、国公立のほうが負担が大きく、難易度が高くなります。

 

 

2. 国公立?私立?どちらを選ぶ?

この章では、国公立か私立かを選ぶうえでの注意点を紹介します!

 

2-1. 学校の先生の国公立推しの罠?

地方の高校では「学校の先生の国公立推し」があることが多いです。
石川県の高校でもあります。

初めに述べておきますが、これには学校全体を考えた事情があるので、必ずしも自分にとっても良いとは思わないようにしましょう。

 

ある高校の事例では、上位のクラスになると私立志望の生徒も国立クラスというくくりに入れられ、要らない受験科目の補修まで受けさせられるということです。

このような事例は氷山の一角でしょう。

 

このように国公立推しになる背景としては、学費に対する考え方があります。

地方は都会と比べ、平均年収が低い世帯が多いので、学費をあまりかけられない可能性があります。
特に生徒さんに志望校がない場合は、国公立を目指すよう話しておけば、学費で問題が起こることはないのです。

 

したがって、国公立を目指すよう言われるのはあくまで大多数(であろう)の生徒さんに対してであり、必ずしも自分にあてはまるとは限らないと思っておきましょう。

 

 

2-2. 負担を減らすために私立専願?

私立専願とは、国公立を受験しないことです。
また、共通テストを受験せず、科目を3科目に絞って勉強することで一気に成績を伸ばせる見込みのある戦略となります。

初めに述べておきますが、受験科目数の負担を減らす理由から私立専願にすることは全く問題ありません。
というより、私立に行きたい大学がある生徒さんにとっては、戦略として非常によい戦略でしょう。

しかしながら、実際に自分が行きたい大学が国公立であるのに、受験科目の少なさのみを見て安易に私立専願にすることはあまり推奨できません。

大学の特徴を入念に調べましたか?
オープンキャンパスに実際に行って自分に合っている学校だと感じましたか?
また、浪人はアリなのか、ナシなのか?

その他様々なことを自問自答した結果私立専願の選択をするならば問題はありません。

いずれにせよ、何を求めて大学に行くのかはよく考えておくと良いでしょう。

 

 

2-3. 自分の信念を貫こう

周りが何と言おうが、自分は自分です。
また、偏った視点から私立専願にするのも好ましくありません。

これを読んでいる皆さんが何かの圧力や受験科目のみの視点から受験校を変えざるをえなくなることを避け、フラットな価値観で志望校を選べるようになることを心から願っております。

最後まで自分の信念を貫きましょう!

 

 

3. まとめ

いかがだったでしょうか。

これを読んだあなたは、国公立大学と私立大学それぞれの特徴が分かり、どちらが優れているということはなく、一長一短であるということがご理解いただけたことでしょう。

しかし、現実問題、環境によって国公立偏重の面が存在していたり、逆に時間がないから私立だけしか考えない風潮があるのもまた事実です。

皆さんにはこのような固定観念に縛られてほしくありません。
この圧力や偏見とどう折り合いをつけ、自分の意志を貫くかが重要です。

また、いずれの志望にせよ、本格的に受験勉強を始めた人は英数(共通して対策しなければいけない科目)から勉強してほしいです。

国公立か私立かは高3の夏の終わり位までにゆっくり決めていければ良いです。

一人でも多くの生徒さんが本当に行きたい大学の選択をできるようになることを切に願っております!

 

 

 

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