こんにちは！
武田塾印西牧の原校の講師
蟻波です。
受験勉強に励んでいるみなさん、
勉強は長時間派？
短時間派？
周りの友達から
「今日は10時間以上勉強した！」
と言われたことはありませんか？
周りの友達に
長時間勉強を行っている人はいませんか？
今回は
長時間継続して勉強を行うのと、
短時間区切りながら勉強する
のはどちらが効果的なのか
考えてみたいと思います。
初めに…
私は断然、短時間派です。
なぜ、短時間派なのかというと、
私は集中力がそこまでなく、飽き性なので、
何時間も同じ教科を継続して
勉強することが苦手
だからです。
大学の授業中、
いつも時計を見てしまうので、
私は集中力がないんだなと
実感しました。
なので、普段の英単語の勉強等も
「先ずは15分から！」
という気持ちでいつも行っています 。
さて、
長時間勉強と短時間勉強
どちらがよいのでしょうか？
朝日新聞に東京大学の教授が見解した
『集中力の維持と長期的な
学習効果につながる方法』
という記事がありました。
＜実験内容＞
『進研ゼミ中学講座』にて、
中学１年生をグループに分け、
中２・中３レベルの英単語を覚えてもらった。
【比較対象】
グループ①１時間を通して学習
「６０分学習」
グループ②４５分×３回に分けて学習（休憩あり）
「１５分×３（計４５分）学習」
＜実験結果＞
事前に行ったテストからの上昇スコアは
「６０分学習」のグループの方が高くなったが、
翌日の上昇スコアは
「１５分×３（計４５分）学習」グループが
「６０分学習」グループを逆転。
１週間後のテストでも、
「１５分×３（計４５分）学習」グループの方が
好結果を残しました。
１週間後の上昇スコア
「６０分学習」グループ１６．００点、
「１５分×３(計４５分)学習」グループ１８．７５点
「１５分×３(計４５分)学習」グループの上昇スコアは
「６０分学習」グループの
１１７．２％となりました。
この結果から、
学習の合間の休憩やリフレッシュが、
学んだことを定着させるのに有効である
という可能性があることが分かります。
また、長時間学習よりも短時間で集中する
“積み上げ型学習”の方が、
学習成果を長期的に身に付けるという点では、
効果を発揮していることが分かります。
また、実験では、学習している中学生の
脳波の計測なども行われました。
教授は
「脳波は前頭葉のガンマ波が集中力に関与している」
と述べ、
どれだけ集中力を維持しながら学習できているかを
見る目安と考えています。
ガンマ波とは、知識や意識に関連付けられる
脳波のパターンの1つです。
〈計測結果〉
「６０分学習」グループは時間の経過とともに
ガンマ帯域のパワーが低下しており、
特に４０分を境に急激な降下が観察された。
この事実は
集中力が４０分ほどしか持続しない
ことを表しているとされています。
一方で、
「１５分×３（計４５分）学習」グループでは
各ブロックで初期のガンマ波パワーの低下は
観察されましたが、
休憩によりパワーが回復し、
「学習時間全体として
一定以上のレベルを維持していた」と、
教授は述べています。
今回の実験結果を受け、教授は
「脳波を見る限り、集中力やガンマ波の
パワー回復に差異が見られました。
休憩を挟むことは集中力の維持に寄与し、
より少ない学習時間にも関わらず
長期的に見て高い学習効果を発揮する可能
性が示唆されます」と総括。
「英単語の記憶」という
一部の測定ではありますが、
１５分の集中を積み上げるほうが、
長時間続けて学習するよりも
１週間後の結果が良いというデータが得られました。
ここから
更に詳しく見解していきます
情報化が進行している現代、スマートフォンなどの
メディアに時間を費やすことが多くなった中で、
皆さんは、学校の勉強、宿題、習い事、受験勉強等、
多忙な日々を送っているかと思います。
しかし、
1日は24時間しかない！
限界があります。
勉強を充実させるためには先ず、
限られた時間の中で
自分がどれだけ時間を有効に使えるか、
つまり、
「時間をコントロールする力」を
身につけることが重要だと感じます。
「時間をコントロールする力」は
早めに定着させておくことに
越したことはことはありません！
その分、受験勉強もしやすい！
日々の勉強も効率的にできる！
将来、自分が仕事をするようになった際に、
「時間をコントロールする力」が
十分に備わっていると、
仕事も効率的にこなしていけると思います。
時間はお金に変えられないし、
決して戻ってくることはないので、
一日一日を後悔しないように
生活していきましょう！
芦田愛菜さんのこと、知ってる？
芦田愛菜さんが偏差値70前後とされる
都内の複数の難関中学校に合格したことは知っていますか？
受験期間は毎日12時間勉強していたそうです。
受験勉強をスタートしたのは小学校6年生。
難関中学校を受験する場合、
小学6年生の夏スタートはかなり遅い方であり、
合格につなげるには、相当な努力が必要となると思います。
彼女は努力家で元から基礎能力が高いことで有名ですが、
きっと一日の勉強量が多く、
質の高い学習をされていたんだと思います。
しかし！
長時間勉強することができても、
集中できなければ意味がない！
また、集中力が切れた時に
無理に勉強を続けても逆効果です。
集中力が切れた時には、
他の教科の勉強に取り組んだり、
休憩を取ることが大切です。
一日中同じ場所で勉強していると疲れてしまうので、
時には場所を変えて気晴らしをしましょう。
環境を変えることも
勉強に集中するために大切なことです。
武田塾 印西牧の原校では
広い自習室を毎日使えます！
学習の成果は
「学習の量」×「学習の質」
で表されると思います。
集中力が欠けたままの長時間学習は
なかなか効果は上がらない
ということは承知の上だと思います。
・時間の使い方
・勉強量
・質の高い学習
は自分に大きな効果をもたらします。
また、自分には長時間勉強が向いている！
という人もいると思うので、ブログは参考程度に、
自分に見合った勉強方法を継続して
是非、合格を勝ち取ってもらいたいと思います。
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