こんにちは!
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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。
医進館大阪校では、現役の医学部生が講師となって皆さんの学習をサポートしています。
今回はそんな講師の中でも大阪公立大学に在学している先生に実際の大学生活について聞いてみました!
入学に至るまでの受験勉強で気を付けたことや力を入れたことも聞いてみたので、ぜひ合わせて読んでみてください♪
※なお、この記事の画像はすべて講師が撮影しました!
大阪公立大学医学部 基本情報
【アクセス】
大阪公立大学医学部は大阪市阿倍野区の阿倍野キャンパスにあります。
・JR天王寺駅から徒歩約10分
・大阪メトロ御堂筋線・谷町線天王寺駅から徒歩約10分
・近鉄阿部野橋駅から徒歩約10分
駅から学舎までほとんど地下道でつながっていて便利です。
また天王寺という立地からもわかるように、大抵のことは徒歩圏内で済ませることができます!
【入試情報】
医学部の定員は医学科92名です。
内訳としては、前期75名/学校型選抜12名/総合型選抜5名、となっています。
大阪公立大学医学部はどんな雰囲気?
大阪公立大学医学部は大阪府内から通っている学生が多く、体感では約7割程度が大阪在住です。
理由としては、大阪市在住の場合は学費が免除される点が挙げられるかもしれません。
男女比は、3分の2が男子学生、3分の1が女子学生と、やはり男子の方が多いです。
現役率は大体50%前後で、浪人生の内訳は1浪が7~8割、2浪が2割くらい、3浪以上が数人という割合です。
学生の雰囲気はかなり明るく仲がいいと思います!
授業は総合大学ではありますが、基本的には医学科の全員が受ける必修授業が多いため、医学科の全員と知り合える環境です。
大阪公立大学ではこんな事ができる!
医学部でできること
大阪公立大学では、1~3回生は早期臨床実習というものを実施しています。
この実習は、1回生で看護師、2回生で医師、3回生で患者さんに付き添います。
これを通して、医療に携わる者としての意識、覚悟、責任感、そして相互連携のありようをなどを学ぶことができます。
特に、1回生でのこの実習は、初めて実際に医療の現場に触れる機会で、将来医師になるという実感をより得られるものになっています。
医学部特有のこと
医学部特有のこととして挙げられることは、解剖実習だと思います。
大阪公立大学では2回生の後期に行われ、ご献体を解剖させていただき、人体についてより深く理解していきます。
他学部でも、研究などで動物の解剖をすることはありますが、実際の人体を解剖することは医学部だけが行っていることです。
共通施設の活用
入学してすぐに経験できることといえば、新キャンパスである森ノ宮キャンパスを使えることです!
新しいキャンパスということもあり、何もかもがすごく綺麗で、教室によっては大阪城を見ることもできます!

阿倍野キャンパスでは、なんといってもスキルスシュミレーションセンター(SSC)という臨床手技もシュミレーターで練習できる施設があります。実は、この施設も今年から新しくできた看護学舎の中に移設されており、ものすごく綺麗で広くなりました!
また、グループ学習室という勉強部屋もあり、テスト前には友達とこの部屋で質問し合いながら勉強をしていました。
部活動・サークル活動について
部活は医学部の部活と全学(医学部以外と考えてもらえばOK)の部活がありますが、9割以上の学生が医学部の部活に入って活動しています。
また、兼部している例も多く、医学部の部活を兼部している学生もいれば、医学部の部活+全学のサークルの兼部をしている学生もいます。
部活と言っても、全学の部活ほど練習が多いことはありません。
イメージは全学の部活とサークルの間という感じで、やるときはやる、それ以外は遊ぶ、とメリハリをもって活動しています!
また、全員が将来医者になるということもあり縦のつながりはものすごく強いです!
部活の先輩から過去問をもらったり、一緒に遊びに行ったりもしています。
ちなみに僕は、医学部水泳部と医学部オーケストラ部を兼部、これに加えて、臨床手技サークルというサークルにも所属しています!
複数の部活・サークルに所属していますが、バイトをしたり友達と遊んだりする時間もあり、存分に大学生活を楽しめています!
入学してから苦労したことは?
やはりテスト勉強はかなり大変でした(笑)
前提として、医学生は勉強が忙しすぎて遊べないというわけではありません。
ただ、テスト前だけはレジュメ1000枚以上の知識を詰め込んでいかないといけないので、その時はかなり頑張る必要があります。
僕は、テスト前の土日には朝から終電直前まで、グループ学習室で友達と協力してひたすら勉強していました。この時だけは受験期より勉強していた気がします(笑)
計画的に勉強しましょうって話なんですけど…
入学前とのギャップは?
受験生の時は、医学部生のインタビュー記事で「受験期の方が100倍しんどい」という言葉を見ても信じられませんでした。
自分がいざ医学部生になってみると、本当にその通りです!
もちろん勉強をしないわけではないですが、受験のように落とすためのテストではないので、進級できるように勉強をするという点で前向きに取り組めます。
また、入試のように奇をてらったような問題は少なく、過去問と似た問題が出ることも珍しくないため、対策がしやすく受験期よりも気持ちに余裕が持てます。
もう一つ、入学して驚いたことは、部活動の項目でも述べたように本当に縦のつながりが強いです!
特に同じ部活の先輩とは、学年の差が大きくても関わりが強く、よく遊びに行ったりご飯に連れて行ってもらったりと、一緒の時間を過ごすことが多いです!
医学部に入って良かったこと
医学部の学生は例外なく全員が厳しい受験を乗り越えて入学しています。
そのため、自分と同じレベルの人が集まっているからこそ、話をしていても共感できるところも多くすごく楽しいです。
テスト勉強を友達としていた時にも、わからないところを質問して教えあうことでお互いに切磋琢磨していけていることを実感できました。
将来医者になる者同士だからこそ、仲間意識も持って頑張っていこうと励まし合いながら勉強していくのはとても楽しく、医学部に入ったからこそ感じられることなのかなと感じます!
もう一つ良かったと感じることは、医者としての責任の重さを実感できたことです。
医学部に合格してからは、学校の先生や友達、家族や親戚、近所の人までもが褒めてくれました。そのことはとてもうれしいですし、誇らしく、努力が報われたと感じました。
ただ、周りの人からは、褒められることと同時に自分が病気になったときは頼みますなどの声もよく聞きました。
そうした言葉を聞くたびに、医者という職業は頼られる存在であり、それだけ責任を伴ってくるものであることも実感できました。
このことから、医者になるということの重みを感じることができていると思います。
大阪公立大学を選んだ理由は?
僕が大阪公立大学を選んだ理由は、「仁」を育てるための教育をしているためです。
これは、高校2年の秋に大阪公立大学医学部の説明会に参加したときに知りました。
大阪公立大学医学部のアドミッションポリシーは、「智・仁・勇」です。(詳しくは大学HPへ)
大学の理念として「智」と「勇」は自分で磨くことのできるものであり、教えやすいもの。
一方で「仁」は教えるのが難しいものであり一番大事なもの。
だからこそ、この「仁」を持った医者を育てられるように教育しているということをきき、この大学で学びたいと感じました。

受験勉強中に気を付けたこと・特に頑張ったこと
僕が受験期に意識したことは、「いかに効率的な時間の使い方をするか」です。
僕は高校3年の8月まで吹奏楽部で週5~6くらいで活動していたため、勉強時間の確保をすることにすごく苦労していました。
そんな中で、医学部に合格するためにはより効率的に勉強して、最短距離で合格というゴールにたどり着くしかありませんでした。
そのために必要だったことは、
①そもそもの勉強時間を確保する
②その時間をどのように使うか
③自己分析
の3点だったと思います。
勉強時間の確保
部活動の引退までは、放課後の時間を奪われてしまうことは仕方ないことでした。
だからこそ、自分の生活を見直して、朝は1時間早く学校に行き、勉強することを始めました。
生活習慣として睡眠をとることも大切なので、七時間半は寝られるように就寝時間を決めていました。
また、寝る準備ができた後にスマホなどを見てしまうことが多かったので、その時間は単語の音読の時間と決めることで怠けてしまわないようにしていました。
お風呂の時間は無駄になっていると感じたので、お風呂につかるときはリスニングの勉強時間にあて、シャワーを浴びるときだけはストレス発散として全力で歌っていました(近所迷惑になってないことをねがってます笑)
このように使える時間は使い切るように意識していました。
時間の使い方
勉強時間を確保しても、だらだらと過ごしてしまったら意味がなくなってしまいます。
そこで、お風呂や寝る前の時間のように、やることを決めて短時間に集中してやる部分と、その日にやることを先に決めてから勉強を始めることを意識していました。
特に部活を引退して以降は、時間はとれるようになったからこそ最短距離で進められるように計画を立てて逆算しながら、勉強に取り組みました。
自己分析
前にも書いたように、最短距離でいくためには時々軌道修正をしなくてはなりません。
それをするためには、自己分析が大切だと思います。
参考書を解いたり、模試の結果を分析したりすることで、自分に何が足りていないのかを把握し優先順位を決め、計画を練り直し、それを実行する。
これを繰り返して効率的に勉強することは、一番大切にしていたと思います。
受験生に向けてのメッセージ
僕は、受験とは間に合うかどうかの戦いだと思っています。
受験日は決まっているわけで、そこまでに自分が合格最低点以上をとれる学力、そしてメンタルを持っていくことができるかどうか。それがすべてだと思います。
それが間に合わなければ、解けない、またはミスをして不合格を突き付けられるだけです。
受験生には、間に合うかどうかはわかりません。
そんな受験生ができる唯一のは、間に合うように今目の前にある1秒を最大限有効活用できるよう努力することだけです。
その一秒を無駄にするのか有効に使うのかを決められるのは、受験生自身です。
「やればできる」は、「やらなければできない」ともとれます。
今それをやって、合格の二文字を勝ち取ってください!頑張れ!
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
武田塾医進館では今回紹介したような勉強法のお話やオススメ参考書のこと、さらに入塾のご相談までを、無料の「受験相談」にて承っております。
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