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医学科生の就活体験記

こんにちは、武田塾医進館広島校です 。

 

医学部生の就活とは、研修医として働く病院を決めることですが

今回はその就活体験記を紹介します

 

以下の内容は、医進館広島校の講師の体験記に基づきます。

コロナ禍の時期のもので、今とは少し状況が違う点があることはご了承ください

 

研修病院の選択

研修先の病院を決めるとき、私がまず考えたことは広島で研修をするか、それとも県外に行くかということでした。

私が広島で働くことに決めた理由は以下の2つです。

・将来広島で働きたい→研修医のうちから知り合いを増やすことができれば将来働きやすくなるかもしれない

          →医局の雰囲気を研修医の間に身近に見ることができ、将来進む科を決める際に参考になりそう

 

県外で研修をする、となると情報が集めにくく地元の学生が有利なことに加え、

見学に時間もお金もかかるし、早めから準備をしておく必要があります。

そのため、私のように広島生まれで広島大学に進んだ人は、

県外に行くぞ、というしっかりとした意思がないとそのまま広島で働くことになると思います。

少しでも県外を考えている人は早めからマッチングについて先輩に聞き情報を集めるなど、

準備は早いうちから始めることをお勧めします。

(早い人は4年生の夏、冬くらいかなと思います。広島県内を考えている人は5年生の夏で遅くはないと思います。)

 

病院見学と病院説明会

私は友達に誘われて4年生の冬に広島市内の病院に見学に行きました。

そこからコロナの影響で病院ごとに見学の受け入れの可否が時期によって異なっていたため、

受け入れをしている病院があれば行き、そうでなければ積極的にオンライン説明会に参加しました。

具体的には

第一志望の病院:4年の冬、6年の夏、オンライン

第二志望の病院:6年の春と夏、オンライン

第三志望の病院:オンラインのみ(1度も見学受け入れになりませんでした)

その他の病院:5年の夏と冬、6年の春、オンライン

 一般的には2,3回見学に行く人が多いと思います。

特に6年生の見学の時には一緒に働くかもしれない1年目の先生方の雰囲気を知ることができますし、

仲良くなっていると研修医の投票が採用に関係している病院では有利にはたらくかもしれないです。

コロナのこともあり、見学回数はマッチング試験に関係ないとする病院が多かったですが、

自分がどの病院がいいか判断するためには、情報がなるべく多いほうがいいと思います。

 

見学の際は先輩や同級生にどんな感じだったか聞いて行くことができると安心です。

また、マナーや身だしなみ等ももちろん大切ですが、

研修医の先生や採用担当の先生と話す際に聞きたいことを予め考えていくことが大事かなと思います。

とっさに、何か質問ある?と言われてもなかなか思いつかないし、せっかくの見学の機会がもったいないです。

 

マッチング試験

6年の夏にマッチング試験(病院が採用する研修医に順位をつけるための試験)があり、

広島県の多くの病院は7月頃に履歴書を提出します。

特に人気病院では受験者が多く、採用の先生方も面接の印象をすべては覚えられないと思うので、

手元に残る履歴書が重要になるのではないか、と考え、

力を入れて取り組みました。

各病院のホームページに履歴書の形式が発表されるのでそれに合わせて

アピールポイントや学生時代にやってきたこと、自分の考えなどを端的に書きました。

面接で突っ込んでほしい話を盛り込むと、面接の時話しやすくなるのではないかと思います。

ただし、印象に残るために奇を衒ったことを書いたり、ウケを狙うような内容を書いたりすることはお勧めしません。

あくまでも常識の範囲内で、自分の個性を出すことが大切だと思います。

また、履歴書の送付については受付初日に届くよう、日付を指定して送るといいかもしれません。

もしかしたら印象が良いかもしれないし、受付順で受験番号が決まる病院なら早く面接を終えることができます。

試験は、広島県だと面接だけの病院が多いです。面接に加え小論文がある病院や、筆記テストがある病院もあります。

面接でどのようなことを聞かれたか、小論文や筆記試験の内容について、

病院見学の際に研修医の先生方に質問しておくといいと思います。

 

面接対策としては、履歴書の内容をまず頭にきちんと入れ、話す内容に矛盾が無いようにすることが大前提です。

その上で、自分をどのように見せたいかを意識し、

その方向性で1.5倍くらい盛って自分を良くアピールするよう心がけました(笑)。

友人や家族に履歴書を見せ、その場で色々質問してもらう、という練習をしたり、

自分が話している様子を録画し、変な癖がないかの確認や、

どうしたら自分が良く見えるかを研究したりしました。

本番では、アピールしたい自分になりきることを意識しました。

そうすれば、想定外の質問が来てもきちんと整合性の取れた回答ができると思います。

 

各病院の研修プログラムや、見学での雰囲気など様々なことを加味して志望順位を決めます。

志望順位の決定はマッチング試験の後に行い、研修病院が決まるのは10月末とかなり遅いです。

私が志望順位を決めるうえで意識したことは、

科がそろっていること

(→特に行きたい科が明確に決まっていない人は、

2年間の研修で色々見ることができると科の選択の際に参考になるのではないかと思います)、

当直など自ら何かできる機会が多いこと

(→救急外来の雰囲気は各病院でかなり違うので、見学の際よく見ておくことをお勧めします)です。

他にも、病院の規模や立地・待遇、プログラムにおける自由選択の期間の長さ、

地域医療研修の場所、学会参加や論文作成等の機会など、考慮するポイントは様々かなと思います。

色々書きましたが、マッチングで大切なのは

情報をきちんと集めることと準備をきちんとして臨むことだと思います。後輩の皆さん、頑張ってください。

 

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