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医学科生の就活のしくみと流れ~研修医として働く病院を探す

こんにちは、武田塾医進館広島校です 。

 

医学部生は大学の卒業試験をパスし、国家医師試験に合格すると

研修医として病院勤務が始まります。

今回は、医学部生の就活、どのようにして勤務する病院を探すのか

を紹介します。

 

マッチング

医師としての第1歩である、マッチングは、一般的な就職活動とは異なった部分がかなりあります。

研修医マッチング(組み合わせ決定)とは、

研修医と、臨床研修を行う病院(研修病院)の双方の希望を踏まえて、

一定の規則(アルゴリズム)に従って、コンピュータにより組み合わせを決定するシステムです。

 

研修医は行きたい病院を、病院は採用したい研修医を順位をつけたリストにして提出します。

これをもとに2つをなるべく高い順位同士で結びつける仕組みです。

詳しいルールや選考方法は医師臨床研修マッチング協議会のホームページ(https://www.jrmp.jp/)にありますので

中身をもっと知りたい人はご覧ください。

 

行きたい研修病院を探す

例えば以下のような点が研修病院選びではポイントになってきます。

・勤務条件と待遇

・診療科ごとに連携している病院はどこなのか(外病院研修を実施する病院もあります)

・研修医室があるのか

・研修医がどこまで診療や手技に携わることができるのか

 

候補が見つかったら

マイナビやレジナビなどから、病院説明会に行って就活が始まります。

 

目指す病院によって動き始めの時期は変わってきます。

首都圏や関西圏、中京圏、地方でも有名なブランド病院(倉敷中央など)は

4年生夏くらいから動き始める人が多いです。

それ以外だと5年生の夏からの始動になることが多いです。

 

病院見学

希望が固まった人はその病院に見学に行きます。

一般的な病院見学のマナーは研修医就職サイト(マイナビ、MEC)などを参照して準備します。

病院見学の目的は

・病院の情報集め

・複数回の見学で、採用担当の先生や研修医の投票に関わる人に認知してもらう

などです。

 

マッチング試験

マッチング試験とは、研修病院側が採用したい研修医のリストで順位をつけるために

行われる試験です。

 

筆記試験や小論文が試験科目の病院では、病院見学で研修医の先生から情報収集できます。

病院によっては研修医から過去問や出題する問題の候補を教えてもらえます。

積極的に情報収集をお勧めします。

 

筆記試験がある場合は傾向を分析しておくことをお勧めします。

医師国家試験を超えて、内科専門医試験レベルの試験を課すところもあるので、

必要に応じた対策を心がけましょう。

志望理由書や面接対策についても十分に時間をとる必要があります。

 

医学部を目指す生徒様とその保護者様へ

研修医病院を決める活動は、

医学部6年間の中ではほかの項目より個人で取り組みに違いがでます。

年齢(正しくは医師免許取得順)の縦のつながりのあるなし、

地域による有利不利は少なからずあるだろうと予想できます

それを覆すのは学業成績と早めの情報収集しかないとみています

 

 

 

 

 

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