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【九州大学】2023年度大学入試情報【数学】

九州大学2023年度 入試情報まとめ 数学

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目次

・記事を読む際の注意
・九州大学医学部医学科二次試験 数学について
・・・試験形式
・・・傾向と対策
・・・配点と合格点
・・・出題傾向
・・・対策
・・・分析
・・・目標点

 

記事を読む際の注意

『入試における「年度」の考え方について』

入試においては、「令和6(2024)年度入試」といえば「令和6年度に入学する予定の人に対する入試」という意味で使うのが一般的とされています。
九州大学の資料や赤本などもそのような表記がなされています。「令和6(2024)年度入試」自体は、令和5(2023)年度(2023年4月〜2024年3月)に行われています。Webサイトによってこの表現の仕方が異なるため、混乱してしまわないように気をつけましょう。

Webサイトでは、九州大学の表現と統一して、「令和62024)年度入試」という言葉を、「令和6年度に入学する予定の人に対する入試」という意味で用いています。

 

九州大学医学部医学科2次試験数学まとめ

試験形式

時間:150分

大問数:大問5つ

配点:250点満点

形式:記述式

 

九州大学医学部医学科の数学の合格に必要な点数は?

直近5年間の九州大学の合格最低点・合格平均点・合格最高点は、1150点満点中以下のようになっています。

 

合格最低点

合格平均点

合格最高点

2023年度入試

856.5 (74.5%)

910.1 (79.1%)

1029.0 (89.5%)

2022年度入試

852.5 (74.1%)

904.4 (78.6%)

1042.0 (90.6%)

2021年度入試

824.0 (71.7%)

885.8 (77.0%)

1010.0 (87.8%)

2020年度入試

879.7 (76.5%)

940.7 (81.8%)

1037.0 (90.2%)

2019年度入試

880.9 (76.6%)

924.1 (80.4%)

1012.0 (88.0%)

 

合格のために計画を必ず立てること

・合格点を取るための点数計画を細かく立てること

今回の記事では目標点数の目安は250点満点中190点を想定していますが、他の科目の得意不得意を踏まえて自分に合わせた目標点を設定しよう。

設定が難しい場合は武田塾の無料受験相談を利用してみてください。

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出題傾向

・微分・積分(数学Ⅲ)

・複素数・複素数平面

・空間図形または平面・空間ベクトル

が特によく出題されているので過去問などを用いて対策しておこう。

さらに直近2年間(2023, 2022年度入試大問4)で出題されている『数学Ⅲ版の共通テスト』のような問題にも要注意。

 

 

対策

・九大入試の最後の対策としては、過去問演習が中心になる。問題を解き、九大の傾向を分析するとともに、自分の苦手な分野が見つかればその分野に対する修正を行う。

・入試は、情報戦・分析戦・頭脳戦である。正しい情報を仕入れ、目標と自分の実力を正しく分析し、対策に励んでほしい。

 

2次試験数学の配点・試験時間・難易度について

数学は150分で大問5つ、各50点の250点満点であり、全て記述式です。大問1つに30分の時間をかけることができるといえます。難度の高い問題や記述量が多い問題も出題されるため、医学科の合格点を満たすには、問題を解く力だけでなく解答を作るスピードも要求されます。

数学の問題は、工学部や理学部などの他の理系学部と同じであるため、標準的な難易度のものから難しいものまでバランスよく出題されています。(逆に言えば、問1から難しすぎるような問題は出にくくなっています。)

ここ数年は難化傾向にあり、また、共通テストを意識したような問題も出題されているため、数学は特に力を入れて対策するべき科目であるといえます。

医学部医学科を目指す生徒は、標準的な難易度の問題については必ず解ける必要があります。基本的な問題をしっかりと得点できれば、それだけで30〜50%程度の得点は見込まれるため、あとは難度の高い問題のうち半分ほどを解くことができれば、十分合格点を取ることができると考えられます。

 

分析

2021年度入試から共通テストに移行したことにより、平均点や合格最低点は2021年度以降下がっています。特に共通試験が難しかった2021年度の合格平均点・合格最低点は前年より数十点下がっているようです。ここ数年の合格最低点は850点(74%)前後、合格平均点は900点(78%)前後、合格最高点は89%前後になっており、今年もこのようになると予想されます。

目標点数

目標としては、少なくとも860点(75%)以上にしておきましょう。さらに、できるだけ合格の可能性を上げるには、昨年の合格平均点である910点(79%)以上を目標にするのが良いでしょう。

(余談ですが、目安として合格最低点は合格平均点の約50点下にあると思っておくと良いです。この50点分は、数学で言う大問1つ分に相当します。910点ほど得点できる実力をつけていれば、当日想定よりも数学が大問1つ分解けなかったとしてもまだ合格する可能性はあるといえます。)

 次に、具体的に、910点を取るためには2次試験の各科目で何点取れば良いかを考えてみましょう。2023年度共通テストの九州大学のボーダー得点率が86%ほどでしたので、共通テスト86%の774点を取ったとします。このとき共通試験は450点満点に換算すると、387点となります。よって目標の910点を取るためには、2次試験であと523点ほど取る必要があります。

2次試験は700点満点ですから、目標達成のためには75%程度の得点率が必要です。よって目安点数は、数学190点、理科2科目で190点、英語150点となります。ここから、英語が得意な人はもう少し英語を高くして、数学を下げるなど、個人で点数の調整をしてみましょう。先ほど余談で述べましたが、ここから50点は失点しても合格可能性はあると想定できるのです。例えば、『共通テストで900点満点中720点を取り、450点満点換算で360点。2次試験で数学160点、理科190点、英語150点の合計860点』でも、2023年度は合格できたのです。

 具体的に計算をしても、「じゃぁ自分がどのくらいの点数を取れるのか?」とここがわからない人も多いと思います。そんな人は、大手予備校が夏などに行っている、九州大学のオープン試験を受けてみると良いでしょう。(武田塾では行っておりません。)医学科を目指している人の中での順位や、自分の取れる点数、九大の問題形式や傾向が大まかにわかります。模試以外にも、過去問を1年分解き、学校の先生などに添削・採点をしてもらうのも良いと思います。

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