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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 保土ヶ谷校」です！！
今回は文系受験生向け相性の悪い併願校について解説します。
受験が近づいてきて、併願をどの大学にするか考え始める時期だと思います。
大抵の場合、第一志望の大学よりも入試レベルの低い大学から決めていくと思います。
しかし、文系学部は大学によって入試傾向が異なるため、偏差値だけで併願を考えると痛い目を見ます。
そこで、このブログでは相性の悪い併願を私立、国公立に分けて解説しています。
これからの受験校決定の参考にしてみてください！
（年度によってはブログ内の受験情報に変更点がある場合があります。詳細は大学HPの入試要項を確認してください！）
私立文系志望
早稲田と慶應
早慶受験者の多くが早稲田と慶應の両方を受験しようとします。
しかし、どちらにも合格できる受験生は本当にごくわずかです。
というのも、早稲田はかなり難易度の高い国語、慶應は小論文と受験科目が異なるからです。
どちらも対策するとなると、他の教科に相当余裕がない限り難しいでしょう。
両校とも受験するにしても、メインをどの大学にするのかは決めておきましょう。
どうしても早慶に合格したい人は、どちらか一方に絞って同じ大学を複数学部受験しましょう。
早慶と上智
以前までの入試形式では、早慶の滑り止めとして上智を受験するパターンが多くありました。
しかし、上智の入試が共通テスト併用型かTEAP併用型のみになりました。
そのため、通常の私大文系の対策だけでは受験することができません。
共通テスト併用型は国公立受験者の方が有利ですし、TEAPを受験する場合は追加で対策が必要です。
加えて、学部によっては二次の独自試験で、複数科目が範囲になった総合問題が出題されます。
なので、TEAPでハイスコアを取っていて、上智以外でも英語外部試験利用を考えている早慶志望以外は、上智を滑り止めにするのは難しいでしょう。
青学個別日程と立教とその他のMARCH
MARCH志望の受験生は、とりあえずMARCHの大学を万遍なく受験していくと思います。
しかし、立教と青学個別日程には注意しましょう。
立教は英語の独自入試がなく、英語外部試験のスコアか共通テストの英語が得点となります。
しかも、英検準一級か共通テストが9割なければ、確実に合格することは難しいでしょう。
そのため、立教は英語にかなり比重を置かなければいけません。
英検をすでに持っている人は立教と他のMARCHを受験することをお勧めしますが、そうでない場合は立教を受験校から外す方が賢明です。
次に、青学の個別日程についてです。
青学の個別日程は共通テスト併用型になっていて、学部ごとに総合問題・英語・数学等の独自試験があります。
そのため、国公立志望の併願校としては受験しやすいですが、私立志望だと共通テスト対策を追加でしなければいけません。
なので、他のMARCHの併願校として受験しない方がいいでしょう。
一方、青学の全学部日程は英・国・数or社のベーシックな3科目入試になっているので、青学志望でない限りは全学部日程をお勧めします。
MARCH志望の受験生で共通テスト対策をする余裕のある人は多くないと思うので、極力共通テスト併用型は避けましょう。
国公立文系志望
旧帝大と早慶
旧帝大の滑り止めとして早慶を選ぶのはあまり賢明ではありません。
第一志望が東大か一橋であれば、慶應の経済や商学部、早稲田の政治経済学部が滑り止めの候補になります。
しかし、その他の旧帝大と早慶では、問題の傾向や難易度が全く異なるため、国公立2次対策に割く時間が少なくなってしまいます。
英語を例にすると、東大と並んでトップ大学の京大は、英文和訳や和文英訳が中心のため、長文読解がメインの早慶とは対策が変わってしまいますし、それ以外の旧帝大と早慶の入試では、早慶の方が難易度の高い問題が出題されます。
そのため、早慶対策をがちがちにしている受験生と戦うにはかなり分が悪くなってしまいます。
なので、第一志望の国公立に余裕をもって合格できる人や、数学で他の受験生と圧倒的に差がつけられる人以外は、早慶を第一志望にせず、MARCHや上智の一般や共通テスト利用で滑り止めを抑えましょう。
地方国公立とMARCH・関関同立
地方国公立志望の併願校として、MARCH・関関同立は現実的ではありません。
というのも、MARCH・関関同立の英語、社会の方が難易度が高いからです。
地方国公立を受験する場合、共通テスト対策に割く時間が多くなります。
そのため、共通テストよりも難しいMARCH・関関同立の問題にはどうしても太刀打ちできません。
なので、一般入試では日東駒専・産近甲龍レベルで選ぶと良いと思います。
また、MARCH・関関同立でも、共通テスト利用で得点率が70%前後で狙える大学・学部もあるので、共通テストでしっかり得点できる人は共通テスト利用で抑えてしましましょう。
まとめ
今回は相性の悪い併願校について解説しました。
重要な点だけまとめると、
私立文系志望→共通テスト併用型は避け、英検やTEAP等の英語検定を取得しておく
国公立文系志望→共通テスト対策に力を入れて、併願校は共通テスト利用で狙う
併願校は確実に抑えられる大学でなければ意味がありません。
なので、自分の成績から考えて、現実的に行ける大学を選びましょう。
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