こんにちは！！
JR保土ヶ谷駅から徒歩5分、相鉄本線 西横浜駅・天王町駅より徒歩10分、
大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 保土ヶ谷校」です！！
今回のテーマは「国公立と私立の違い」についてです！！
大学受験において、大学が国立か私立かというのはとても大きな違いになっています。
そもそもの違いとして、大体の大学は
国立は学費が安い代わりに難しい大学が多い
私立は学費が高い代わりに幅広い難易度の大学がある
という違いがあります。
また、国立が難しいとされるもう一つの特徴として、共通テストが必要になるという点もあります。
これのせいで理系でも地理公民を勉強しないといけなかったりと、かなり難易度に差が生まれます。
そして、これだけ違いがあるということは受験対策にも大きな違いが生まれてきます。
今回はその違いについて、３つのポイントに分けて紹介していこうと思います。
①科目数の違い
先ほども述べた通り、国立大学は共通テストが必要になってきます。
そして、多くの国立大学で国語や日本史といった文系科目まで必要となってくるため、国立大学は私立大学と比べて「早めに」「幅広く」勉強することが重要なのです。
私立大学は基本的に、理系は文系科目をやる必要がなく、文系は数学・国語・社会の３科目で勝負することが多いので余裕はあります。
ただ、余裕があるからと言って油断するのはとても危険です。
私立大学は、多くの大学で英語や国語は国立大学より難しい場合が多いです。
特に早慶の英語は東大と比較しても謙遜のない難易度になっています。
なので、余裕がある分演習に時間を使えると、受験が有利に進められます。
「高２までに中学生～高１までの内容を復習し、高３はどんどん問題演習をする」
という流れが理想的です。
②共通テストの対策
またまた共通テストの話になりますが、共通テストは多くの国立２次試験とは全く別の難しさがあります。
英語なら速読力、数学なら計算力といった難しさがあるので、
「２次の対策をすれば共通テストも取れるでしょ」
と考えるのは危ないのでやめておきましょう。
共通テストは基本的な問題を確実にとるということが大切です。
多くの受験生が共通テストの対策をし始める１１～１２月は、「システム英単語」や「NextStage」を見直すといったことに時間を割くのも対策の一つだと思います。
また、共通テストは昔の「センター試験」と比べてとにかく解きづらくなっています。
国語に限らずどの科目にも共通して言えることは、
「与えられた表や図、文章を読解する力」
がとても重要だということです。
なので、普段から自分で考えようとしたり、過去問や予想問題を素早く解く練習をする、というのを意識して勉強すると、共通テストで点を取りやすくなります。
③問題の傾向が違う
共通テスト以外の違いといえば、問題の形式が違うことが挙げられます。
多くの私立大学は、大量の受験生の答案を捌くために「マークシート」方式をとっていますが、国立大学はそのほとんどが「記述」方式で問題が作られています。
選択肢があるのでわからなくても運が良ければ正解できるマークシートとは違い、記述方式では記号問題以外完全に実力で解くことになり、非常に難易度が上がります。
数学であれば導出過程、英語であれば和訳・英作文など、普段から練習していないと同じ問題でも点数をもらえなくなります。
特に数学の導出過程は、普段から自分だけがわかるノートを作っていると、字が汚かったり式が成立していない（同値記号がおかしい）などで減点される可能性があるので注意しましょう。
このような記述問題で重要なのは、先生に自分の答案を添削してもらうことです。
数学であれば、
「自分が当たり前のように使っている知識でも実は証明しないと使ってはいけない式だった」
英語であれば、
「自分は読める文章でもちゃんとした文法じゃなかったり汚くて読めない文字だった」
ということが良くあります。
これらは添削してもらわないと自力では見つけるのが難しいポイントなので、早め早めに先生に頼んで添削してもらうのがいいでしょう。
ここまで聞くと「国立のほうが私立より難しい」と思われますが、実はそれは問題部分に関する場合が多いです。
つまり、
「文章自体は私立のほうが難しいが問題は国立のほうが難しい」
ということです。
国立の記述問題を解くには考える力や記述・論述する力を身に着けることが有効になってくるのに対し、私立のマークシートの問題は文法の参考書を1冊丁寧に覚えることが有効なのです。
私立、国立で難しいポイントが違うので、自分の得意不得意を見極めて私立・国立を選ぶのもアリかもしれません。
まとめ
今回は国立大学と私立大学の問題の違いについて紹介しました。
最後に「どんな人が国立・私立に向いているのか？」について大体の目安を紹介しておきます。
それは
「ある科目のマニアになりたい人」は私立向き
「幅広い分野を学びたい人」は国立向き
です。
この指標はかなりざっくりなので、自分の得意不得意がまだ見当もつかないがとりあえず国立か私立か決めたい人には使えるかもしれません。
親からしたら学費の面で国立のほうがありがたいかも？
今回の記事が皆さんが国立と私立を選ぶのに役立てられれば幸いです。
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