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【古典文法】「識別」「活用」「意味」をしっかりおさえよう!

皆さんこんにちは。武田塾ひたち野うしく校です。

古語単語と同じくらい重要なのが古典文法です。これが理解できていないと問題は解けない、といっても過言ではない!特に最初に習う助動詞は最重要項目です。でも助動詞と聞いて思い浮かべるのは文法の本の表紙裏にある表ですよね。

なんかもう見ているだけで頭がいっぱいになるというか、こんなのいっぺんに覚えられないよーと嘆いちゃうのもわかりますでも大丈夫!順序立てて学んでいけば、1カ月くらいでマスターできます!

古典文法で覚えるべきことは「①識別」「②活用」「③意味」です。1つずつ詳しく説明していきましょう。

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①識別:ルールを理解したら簡単

識別とは単語が動詞なのか助動詞なのか助詞なのかを識別できることです。例えば「に」には助動詞、形容動詞の一部、助詞、副詞の一部と様々な品詞があるので注意が必要です。

そんなにいっぱいあったら難しくて無理!

そう嘆く声も聞こえてきそうですが、いくつかのルールに従えば必ず正解に辿り着けるので、理解してしまえば確実にできるようになる。国語が苦手な方でも解ける貴重な得点源です。

1つ注意していただきたいのは、ルールは丸暗記するのではなく理解するのだということ。「どうしてそうなるのか」をきちんと実際の問題で役に立たないこともありますので、理解しながら覚えましょう。

おすすめの参考書

旺文社「基礎からのジャンプアップノート 古典文法演習ドリル」

 

文英堂「やさしくわかりやすい古典文法」

 

識別するポイントがわかりやすく書かれている

問題文が短いので頭に入りやすい

・別冊解答本にも練習問題が載っているので答えを隠せばすぐに問題が解ける

・別冊解答本に問題の現代語訳が赤字で書かれている

問題数はあまり多いとは言えませんが、基礎固めの時期は同じ問題を繰り返すほうが身につくので、まずはこの参考書をしっかりと理解しましょう。

 

②活用:声に出して覚えよう

[動詞]

動詞の活用についてご説明いたします。

問題:次の例文の空欄に動詞「受く」を活用させて入れなさい。

①大学入試を(     )季節になりぬ。

②大学入試を(     )む。

正解は①受くる ②受け です。このように下に来る語によって動詞を変化させることを「活用」と言います。

「受く」は受け/受け/受く/受くる/受くれ/受けよ(カ行下二段活用)

となり変化する部分は

け/け/く/くる/くれ/けよ となるので、この部分を何度も繰り返し暗唱します。「活用」は声に出して覚えるのが手っ取り早いので毎日声に出して覚えることをおすすめします。

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[助動詞]

助動詞は接続ごとに、理屈抜きでまず覚えてしまいましょう!

助動詞の上にくる動詞等の活用形は決まっています。例えば完了の助動詞「たり」は必ず連用形に接続します。

(未然形接続グループ)る/らる/す/さす/しむ/ず/じ/む/むず/まし/まほし

(連用形接続グループ)き/けり/つ/ぬ/たり/たし/けむ (以下略)

これを好きな曲の替え歌にしたり、呪文のように唱えたりして覚えます。

替え歌はもしもしかめよ、かめさんよ♪の歌でもできますが、オリジナルで作ってもよいでしょう。他の替え歌がいいけどあんまり思いつかないし…という方にはこちらの参考書がおすすめです。

学研「吉野式 古典文法スーパー暗記帖 完璧バージョン」

この本にはCDがついているので1日2~3回、聞きながら声に出して覚えます。それを1週間、どんなに苦手な方でも1カ月くらい真剣に行えば覚えられます。

最初に一気に覚えて同級生に差をつけよう!

「今回の定期テストではまだ過去の助動詞しか出てこないからそこだけ覚えとけばいいや」なんて考えている方はいませんか?それは非常にもったいないです。

どうせ全部覚えないといけないのなら、「受け身」「過去」とかで分けるのではなく一気に覚えてしまったほうが効率的です。音楽に合わせたりラップ調にしてしまえば自然と頭に入りますよね。

まだ時間的に余裕のある今、しっかりと基礎を固めておくとよいでしょう。

③意味:語呂合わせで覚える!

助動詞「べし」の意味は推量・意思・可能・当然・命令・適当の6つがありますが、このまま覚えるのは大変ですよね。そこでこの6つの頭文字をつなげて「すいかとめて」と覚えます。ほら、覚えやすくなったでしょう!ほかの助動詞も工夫次第で覚えやすくなりますのでぜひ試してみてください。

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いきなり最後まで終わらせない!まずは動詞・助動詞から

参考書の最初のほうに動詞・形容詞・助動詞などが入っているのでまずはそこからはじめましょう。特に助動詞は問題を覚えてしまうほど繰り返したほうがよいです。

参考書の後半には助詞・敬語などが掲載されていますが、後回しで構いません。語の識別は助動詞も大きく絡んできますので先にやってもよいですが、助動詞だけではなく助詞も大いに絡んできますので「できる問題は正解に、習っていないものは今はできなくてもOK」という気持ちで解いてもらえば大丈夫です。

 

まとめ

共通テストでも古文は国語200点満点中50点と大きなウェイトを占めます。「現代文が苦手だから古文と漢文で得点を稼ぐ」という方も、単語や文法などをしっかりと押さえれば高得点も夢ではありません。

定期テストだけではなく入試まで見据えた勉強方法を確立していきましょう。

 

 

 

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