皆さんこんにちは！
平塚駅から徒歩5分の大学受験予備校、武田塾平塚校です！
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～今月のおすすめ記事！！～
神奈川県の高校偏差値には罠がある！？
皆さん、こんにちは。
武田塾平塚校 校舎長・間島です。
今回は「大学受験における、神奈川県高校偏差値の罠！？」と題して、
都内の中高一貫校出身の校舎長・間島が平塚に来てから感じている、
神奈川県の高校偏差値や各高校の合格実績の違和感についてお伝えします。
※あくまでも事実と分析とお話しさせていただくだけで、神奈川県内の高校を批判しているわけではありません。
高校の偏差値はあてにならない？
一言で言ってしまえば、
「高校の偏差値が高いからって調子に乗っていると大学受験で痛い目を見るぞ！」
ということなのですが、その理由を順序立てて説明していきます。
偏差値って何者？
皆さんは偏差値の求め方を知っていますか？
偏差値のことを学力が分かる数字くらいにしか思っていない方がほとんどだと思いますが、それだけの認識でいるとかなり危険です。
偏差値は一般的に25～75で、50が平均と思われていますが、平均点や点数分布によって変動します。
つまり、模試などの偏差値は、受験者の層によって高く出たり低く出たりするのです。
偏差値はあくまでも、その模試の受験者の中での立ち位置しか教えてくれません。
そのことをしっかりと頭に入れておいてください。
”偏差値高すぎ？？”神奈川県高校偏差値の実情！？
実は、神奈川県の高校受験の偏差値は”かなり高く”出てしまっています。
偏差値が高く出てしまうということは、神奈川県の高校受験生の学力レベルの平均が低いということになります。
もし偏差値60を取ったとしても、全体的に低めの受験層の中で上位にいるということです。
実際に、神奈川県内の進学校は、
同じ偏差値帯の他県の進学校に比べて、進学実績が明らかに悪いのです。
（※ここで言う進学実績とは、卒業者数に対する各大学の合格者の割合のことです。）
個人的な感覚にはなりますが、都内の高校との偏差値の差はだいたい5～10ポイント、
酷い偏差値帯では15ポイント程の差があると思っています。
（※同じような進学実績を出している高校同士の偏差値の比較になります。）
諸悪の根源は中学受験！？
ここまで読んだ方の中には、
「神奈川県民は頭が悪いってことか？？」
とお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、
神奈川県民は頭が悪いと言いたいわけではもちろんありません。
当たり前ですが、住んでいる場所が頭の良さには関係しないと思っています。
では、何故このようなことになってしまうのでしょうか？
理由は、神奈川県内の中学受験率の高さにあります。
下記の図の通り、神奈川県の私立中学進学率は全国5位です。
中高一貫校の公立、国立中学も合わせると、ここからさらに割合が増えていきます。
※文部科学省 学校基本調査による
中学受験組は高校受験組に比べて学力レベルの平均が非常に高く、中学の偏差値は50くらいだけど、高校の偏差値は70前後なんてこともよくありますし、
「高校からの入学はありません」なんていうことも珍しくありません。
つまり、もし高校受験をしていたら上位層になるであろう人材の多くが、高校受験の模試の受験者ではないのです。
また、神奈川は東京の隣にあるということから、都内の中高一貫校に進学していくケースが非常に多いです。
しかも、都内でなくても神奈川県内にも名門中高一貫校はたくさんあります。
神奈川県内の学力上位層の大部分が東京や神奈川の名門一貫校に、多く流れて隔離されてしまっているということです。
この状況を知った、教育に熱心な保護者の方はどう思うでしょう？
「うちの子も中学受験をさせよう。」と思うのが普通だと思いませんか？
そういった風に、神奈川県内の中学受験率はどんどん上がっています。
その結果が今の高校受験の偏差値に繋がっているのです。
中学受験組が抜けて学力の平均が下がった高校受験組の中で、良い偏差値を取っていたからといって、
「この高校に入ったから大学受験は大丈夫だ。」とか、
「全然勉強していないけど、高校受験の偏差値は高かったし何とかなる。」とか、
そんな甘いことを考えていると、大学受験で痛い目を見てしまいます。
高校に入学すれば、模試で中学受験組が合流して、偏差値は一気に下がります。
高校3年生になれば、今度は浪人生が合流して、また一気に偏差値が下がります。
さらに、敵は神奈川県内だけではなく全国なのです。
大学受験において、神奈川県は非常に特殊な立場にあります。
神奈川の学力平均はおそらく全国でも高い方です。
しかし、高校受験組だけを考えると学力平均が低くなってしまいます。
「大学受験において高校の偏差値はほとんど関係ありません。」
この言葉を日本で一番気にしなければいけないのは、
もしかしたら神奈川県の皆さんかもしれません。
神奈川の高校受験組はこのことを決して忘れずに、
きたる大学受験に向けて、しっかりと勉強をしていきましょう。
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