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【大学受験】理科の選択科目|生物のメリット・デメリット・向いている人

生物選択

みなさんこんにちは!

武田塾東久留米校統括の井関です!

 

そろそろみなさん、

文理選択や理科の科目選択を考えないといけないと思います。

 

そこで今回は、

高校1・2年生の理系のみなさんに向けて、

生物という科目について、生物を選択することのメリットとデメリットをお話していきます。

 

 

生物の特徴

まずは生物という科目の特徴について、

物理と化学との比較もしながらお話していきます。

①最も暗記が多い

多くの方のご想像通り、生物のもっとも印象的な点は、

理科科目の中で「暗記が一番多い」ということでしょう。

実際、その認識は正しいです。

もちろん、難しい大学・問題ほど、事象の理解の深さも深まりますが、

最初に「単純暗記」しないといけない量は、化学や物理に比べると多いと思います。

そういう意味で、社会科目に一番似ているといわれるわけですね。

 

ということで、、

ここからはみなさんのイメージにないことかもしれませんので、

必ずこの特徴を受け入れたうえで、生物を選択してください。

②問題の文章量が一番多い

どこかの大学の生物の問題をぜひ立ち読みしてみてください。

物理や化学に比べると、文字の量が多く感じるはずです。

入試科目としての生物では、

「考察問題」「実験問題」

と呼ばれる、

その場で前提条件を読んだうえで、その考察や実験について答える

という問題が存在します。

 

旧帝大・早慶の上位校へいくほど、

こういった考察問題が増え、難しくなり、求められる記述量が増えていきます。

 

単純暗記をすればいいだけではない、それが生物の2つ目の特徴であり、

これを知らずに生物を選択し、あとで痛い目を見ている人も多い注意点です。

 

③一定の点数は取れるが、満点は取りにくい

上の①②のまとめになります。

①基本的には暗記が大事

②共通テストレベル以上だと、考察問題が必須

という特徴から、生物は入試において、

「ある程度点数の計算はできるが、超高得点は狙いにくい」

といわれます。

・暗記部分は覚えればいいだけだから、ここでは点数が取れる

・逆に、考察問題は解釈違いが起こるとどこか間違う可能性がある

・記述式だと減点させる恐れがある

この3点がポイントです。

下2つは、「国語って満点取りにくいでしょ」という感覚に近いです。

なので生物を選択する場合は、ほかの科目でもある程度点数をとることを考えないといけません。
(生物を得点源にする、というのはリスクが高いということですね。)

 

 

生物を選択することのメリット

では上記の特徴を踏まえ、生物のメリット・デメリットをお話していきます。

まずはメリットから。

①ある程度なら取りやすい、点数の計算が立つ

上述しましたが、

生物は「ある程度の点数は取れるが超高得点はとりにくい」という科目になります。

他の科目でどれだけ取れるか・取りたいか・取れる計算なのか

によって、生物の立ち位置が変わってきます。

計算だつ科目ではありますが、

生物で稼ぐというのは記述・考察問題の結果によって上振れも下振れもするのであまりオススメしません。

 

②好きな人はハマってモチベーション維持につながる

これは僕個人の印象もあるかもしれませんが、

生物選択者は生物を好んで選んでいる方が多いので、

生物の時間が楽しい!

という人がほとんどだと思います。

逆に言うと、

生物を苦だと思ってやるのであれば、このあとのデメリットの面からも物理・化学を選択することをオススメします。

 

③生物系に進むのなら、大学に入ったあとに有利

実は生物系の大学・学部であっても、化学や物理で受験できるところは多いです。

そのため大学に入ってから、

「生物系なのに生物が初学」

みたいな人も少なくありません。

そんな中で生物を高校時代に履修していれば、

最初から大学の内容についていくことができますので、

有利に勉強を進めることができますよ。

 

 

生物を選択することのデメリット

①生物以外の科目である程度点数をとれるようにしないと怖い

何度も書くように、最上位校を目指す人にとっては、生物は"超"高得点は取れないと計算した方が安全です。

ですので、目指す点数によってはほかの科目で点数をとらないといけない人も多いかと思います。

 

②受験できる大学・学部・学科数が減る

生物選択の最大のデメリットはここです。

工学系・建築系をはじめ、「物理・化学」では受験できるけれど「生物では受験できない」という大学・学部が存在します。

大学でいうと、

慶応義塾大学の理工学部は全学部が「物理・化学」の指定なので、

生物を選択した時点で、慶応義塾への道は絶たれます。

逆に、

「生物でしか受験できない」という大学・学部は、看護系の一部のみでほとんどありません。

なので生物を選択した場合、

看護志望の方以外は、

受験できる大学・学部が減るという認識でいましょう。

 

③大学のカリキュラムによっては苦労する

これはメリットの裏側になりますが、

生物を選択して大学に入った場合、

もし、「教養科目として物理」や「理工学部だから物理やります」ということになると、

高校で物理を扱っていない生物選択者はかなり苦労します。
(これは僕がそうでした)

しかも(少なくとも北大は)、物理は「おまえら、高校でやってるだろ」みたいなていで進むので、

マジで大変です。

そういう意味でも、生物を選択すると大学のカリキュラムによっては苦労します。

 

 

生物が向いている人・オススメの人

最後に、生物を選択するのが向いている人・向いていない人・オススメの人をご紹介します。

生物が向いている人・オススメの人

・明確に生物関係の進路に進みたい人

・第一志望が生物必須な人

・記述や文章を読むことに苦を感じない人

・生物がもともと好きな人

・生物を勉強しているとテンションが上がる人

・慶応にいく可能性が0になっても大丈夫な人

 

生物選択しない方がいい人

・生物にそれほど興味がない人

・物理・化学が嫌いなだけな人(+生物が好き、という感覚がない人)

・慶応義塾大学理工学部に少しでも興味がある人

・最上位校を狙いたい人で、生物以外の科目に不安が多い人

 

 

生物選択について まとめ

今回は、生物選択についてまとめてきました。

人によっては「物理が嫌だから」「化学が嫌だから」と安直に生物を選ぶ人がいますが、

基本的には物理・化学を選択する方が無難でオススメです。

それでも、

生物の進路に進みたい、生物の勉強が好き、志望校で生物が必須

という人は、覚悟をもって生物を選択してほしいです。

 

ここまでビビらせるようなことをお話していますが、

僕は生物が一番好きな科目です!

生物選択の人はそういう人が基本多いので、

一番は「生物が好きかどうか」を基準にして考えてみてください!

 

 

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茨城大学工学部に進学するも、自分の夢に向かい再受験を決意。

参考書学習による宅浪で受験に挑み、東京外国語大学に合格を果たす。

文系・理系国公立にW合格している学業界の二刀流

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武田塾東久留米校・田無校・ひばりが丘校統括。武田塾4期生。

偏差値31から武田塾に高3の4月に入塾し、明治大学商学部に現役合格した。

明治大学入学後、独学でイギリスの国公立大学であるイースト・アングリア大学にも進学。

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TOEIC990点満点、英検一級、ケンブリッジ英検CPEに合格している実力派講師。

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