
結論:過去問は「解く」より「分析する」ことに時間をかけ、間違いの原因と次の対策まで書き出して初めて点数が伸びます。
赤本で過去問を解き、何点取れたかを計算して終わりにしていませんか。
それでは、今の自分と合格点との差が分かっても、差を埋める方法が見えません。
この記事では、過去問を解くときの5つのステップと、やってはいけない解き方を紹介します。
無料受験相談で、志望校の過去問をいつから・どのペースで解くかを一緒に決めます。
この記事は武田塾岐阜校(校舎長 小林 崇史)が、過去問演習の進め方に迷っている受験生に向けてまとめました。
過去問を解く目的は「今の自分との差」を知ること
過去問を解く目的の1つは、志望校の合格点と今の自分との差を知ることです。
差が分かったら、課題を見つけて、解決策を考えるところまでやります。
受験相談でよく出るのが「過去問を何年分も解いたのに点が上がらない」という相談です。
話を聞くと、多くの場合は採点で終わっていて、分析と解き直しをしていません。
過去問演習は次の5ステップで進めます。
- 時間を計って解く
- 採点する
- 間違いの原因を分析する
- 時間配分を決める
- 解き直しをする
ステップ1と2:時間を計って解き、時間内と時間外を分けて採点する

時計を見てなんとなく計るのではなく、タイマーで制限時間をきちんと設定してください。
時間をオーバーしたら、一度手を止めて、制限時間内にどこまで解けたかに印をつけます。
そのあと、もう一度時間を計って、残りの問題を解きます。
大事なのは、最後まで解き終わるのに何分オーバーしたかを記録しておくことです。
数分のオーバーと数十分のオーバーでは、対策がまったく違います。
採点は、制限時間内に解いた問題と、時間外に解いた問題を分けて行います。
配点が分からない場合は、正答率で計算してください。
「時間内なら何割、時間をかければ何割」が分かると、知識不足なのかスピード不足なのかが見えてきます。
ステップ3:間違えた原因を分析して対策を決める

過去問で一番重要なのは分析です。解いている時間より、分析の時間の方が長くかかって当然です。
間違え方にはいろいろあります。
原因と対策をセットで書き出してください。
| 間違えた原因 | 次の対策 |
|---|---|
| 公式を間違って覚えていて計算ミスをした | 基礎問題精講に戻って公式を復習する |
| 単語の意味を覚えておらず長文が読めなかった | システム英単語に載っていたか確認し、載っていれば印をつけて復習する |
| 構文に気付けなかった | 文法・解釈の参考書に戻って復習する |
| 時間が足りず最後まで解けなかった | 大問ごとの時間配分を決め直す |
正解した問題も見直します。
正しい根拠を持って答えられたかを確認し、カンで当たった問題はバツにしておきましょう。
大学ごとの出題傾向を分析する
各大学の過去問を数年分解くと、「この大学はこういう問題がよく出る」という傾向が見えてきます。
選択肢で何を問われているかを正確につかむ力も、分析の中で身につきます。
解いたときに意識したことをメモに残す
過去問を解いたときに意識していたことや、感覚をメモに残しておくと役に立ちます。
分析のときにメモを見返すと、「ここを意識できなかったから間違えた」と気付けます。
次の演習では、その新しい意識を持って取り組みます。
できたところも見つける
採点をしていると、できていない問題に目がいきがちです。
それでも、正解できた問題はあるはずです。
できた問題は、今の勉強法が合っている証拠なので、そのやり方を続けましょう。
ステップ4:時間配分と時間短縮を考える
各大問にどれだけ時間をかけられるかを決めます。
見直しの時間を取ることを考えると、制限時間をすべて解答にあてることはできません。
本番は緊張や焦りで、普段より慎重になって時間がかかりがちです。余裕を持った時間配分を組んでおくと安心です。
時間配分を決めたら、時間を短縮できる箇所がないかも分析してください。
必要以上に時間をかけずに解く練習をしておくと、本番で見直しの時間を確保できます。
ステップ5:解答の根拠が言えるまで解き直す
分析が終わったら、解き直しをします。
解き直しで大事なのは「解答の根拠」が言えるかどうかです。
カンで当たった問題や、正解していても根拠を自信を持って言えない問題は、根拠が分かるまで復習してください。
根拠が言えない問題は、次も間違える可能性が高いからです。
過去問は毎日解いた方がいいですか?
直前期を除き、9〜10月に毎日のように過去問を解くのはおすすめしません。
この時期は量より質が大事です。
過去問は週1回のペースで解き、残りの時間で分析と、見つかった弱点の復習をします。
週1回は志望校と学年で前後する目安です。
量をこなすこと自体が目的になると、分析が浅くなり、同じ失点をくり返します。
過去問はいつから解き始めればいいですか?
基礎の参考書がひと通り終わったタイミングで、まず1年分を解いてみるのがおすすめです。
基礎が固まる前に解くと、ほとんど解けずに分析もできません。
一方で、直前まで手を付けないと、出題傾向に合わせた対策の時間が足りなくなります。
| 時期 | 過去問との向き合い方 |
|---|---|
| 基礎の参考書を進めている時期 | 1年分だけ解いて、出題形式と難しさを知る |
| 基礎が固まった時期 | 週1回のペースで解き、分析と復習に時間をかける |
| 直前期 | 本番と同じ時間帯・時間配分で解き、仕上げる |
いつから始めるかは、今の参考書の進み具合で変わります。
無料受験相談では、今どの参考書まで進んでいるかを確認したうえで、過去問を始める時期を一緒に決めます。
分析と解き直しまでやって過去問を合格点につなげる
過去問は、解いて点数を数えるだけでは伸びません。
時間を計って解き、原因を分析し、根拠が言えるまで解き直す。
この5ステップを、志望校の過去問でくり返してください。
この記事は武田塾岐阜校(校舎長 小林 崇史)が、過去問演習の進め方に迷っている受験生に向けてまとめました。
※2026年10月時点の内容です
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾岐阜校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
岐阜市・名鉄岐阜駅の予備校・個別指導塾|武田塾岐阜校
〒500-8175 岐阜県岐阜市長住町2丁目7番地 アーバンフロントビル 6階
名鉄岐阜駅 徒歩3分/JR岐阜駅 徒歩6分
TEL:058-215-0572(電話受付 月〜土 10:00〜21:00、日 10:00〜19:00)
自習室 月〜土 10:00〜21:30、日 10:00〜19:00
X(旧Twitter)@takeda_gifu