結論:成績を伸ばす勉強法の核心は「やったものを完璧にする」こと、つまり「同じ問題を二度と間違えない状態にする」ことです。 「正解できた」で終わらせず、次に出ても間違えない方法を考える時間を取る。
私はこの意識だけで、塾や予備校に通わずに京都大学理学部に現役合格しました。
この記事では、その意識の中身と、毎日の勉強での実践方法を順に説明します。
この記事は武田塾岐阜校(校舎長 小林 崇史)が、勉強しているのに成績が伸びないと悩む岐阜市周辺の高校生に向けて、自分の受験経験と校舎での指導経験をもとにまとめました。
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塾なし・部活ありで京都大学理学部に現役合格した当時の状況
私は京都大学理学部に現役で合格しました。
下の画像は当時の点数開示です。

| 科目(当時のセンター試験) | 得点 |
|---|---|
| 英語 筆記 | 198/200 |
| 英語 リスニング | 48/50 |
| 数学IA | 100/100 |
| 数学IIB | 96/100 |
| 化学 | 100/100 |
| 物理 | 96/100 |
| 理系科目の合計 | 638/650 |
| 全教科の合計 | 871/950 |
表は旧記事に掲載した本人の点数開示によるものです。
当時の京大理学部はセンター試験の配点が0、二次試験が10の比率だったので、社会は対策していませんでした。
センター試験は、現在の大学入学共通テストにあたります。
高2の終わりまで吹奏楽部に入っていて、平日は毎日部活でした。
当時の時点で定期テストの学年順位は60位前後、良くて30位、悪いと3桁という成績です。
そんな私が本番で点を取れた理由は、勉強時間の長さではなく、勉強するときの意識にありました。
勉強法とは「勉強するときの意識」のこと
インターネットで勉強法を調べると、「青ペンで書くと覚えやすい」「復習は3回」「朝は数学」といったやり方がたくさん出てきます。
どれも効率を上げる工夫としては役に立ちます。
ただ、それだけで京大に合格できるわけではありません。
私が考える勉強法とは、「勉強するときに何を意識しているか」です。
武田塾で多くの生徒を見てきて、すぐに伸びる生徒とそうでない生徒の違いは、この意識の差だと感じています。
効率的なやり方は武田塾でも教えますが、そこからどれだけ伸びるかは、生徒が何を意識して勉強しているかで大きく変わります。
「完璧にする」は「二度と間違えない」と同じ意味
私が現役のころ意識していたのは、「やったものを完璧にすること」でした。
ここで言う完璧とは、「二度と間違えないためにはどうすればいいかを考え、その状態にすること」です。
本番で同じ問題を間違えたら、それは完璧とは言えません。
逆に、本番で二度と間違えなければ完璧と言えます。
「正解できる」と「二度と間違えない」は何が違うのですか?
違いは、時間がたっても解けるかどうかです。
「正解できるようにする」意識だと、一度覚えて、その場で解けたら終わりになります。
「二度と間違えない」ようにするには、忘れないように覚える工夫や、時間をあけた復習が必要になります。
| 意識 | 勉強の終わり方 | 本番での結果 |
|---|---|---|
| 正解できるようにする | その場で解けたら終わり | 時間がたつと忘れて間違える |
| 二度と間違えないようにする | 間違えない方法を考え、復習まで決めて終わり | 似た問題が出ても解ける |
大切なのは、間違えない方法を考える「時間」を取ること
「二度と間違えない方法なんて思いつかない」と感じる人もいると思います。
私も現役のころ、まったく分からない問題や、どうすれば正解できるのか見当もつかない問題にたくさん出会いました。
その場で方法が思いつかないことも多くありました。
それでも、少し調べてみる、こう覚えておけば次は間違えないかもしれないと考えてみる、ということを毎回くり返しました。
大切なのは、方法を思いつくことではなく、考える時間を取ることです。
生徒を見ていると、最初はほとんどの人が「間違えた、じゃあ正解を覚えよう」で終わっています。
学校の小テストならそれで点が取れてしまうので、仕方のない面もあります。
ただ、受験勉強で「正解を覚えて終わり」をくり返すと、入試本番では解けない問題が残ります。
毎日の勉強では、次の順番を意識してみてください。
- 問題を解き、答え合わせをする
- 間違えた問題の原因を一言で書く(知識が抜けていた、読み違えた、解き方が浮かばなかった など)
- 次に同じ問題が出たら、どうすれば間違えないかを考えて書く
- その問題を、数日後と1週間後に解き直す日を決める(間隔は志望校と学年で前後する目安です)
- 解き直して正解できたら、そこで初めて「完璧」とする
間違えない方法が分からないときはどうすればいいですか?
先生に質問しましょう。
ポイントは聞き方です。
「この問題が分かりません」と聞くと、多くの場合は問題の解説で終わってしまいます。
「二度と間違えないためには、どうしたらいいですか」と聞くと、間違えないための方法まで教えてもらえます。
たとえば英語なら「この単語はこう覚えるといい」「この形の文はここを意識すれば構文を取り違えない」、数学なら「この解法を思いつくには、問題文のここに注目する」「この形の問題が来たら、まずこれをやる」といった答えが返ってきます。
質問するときは自分のノートを持っていく
もう1つのポイントは、自分のノートを持っていくことです。
先生は、ノートを見ないと「なぜ間違えたのか」という原因が分かりません。
私も校舎で生徒に二度と間違えない方法を教えるときは、まずノートで間違え方を確認します。
「こう間違えるのですが、二度と間違えないためにはどうしたらいいですか」とノートを見せながら聞けば、先生も原因に合った方法を具体的に教えられます。
よくある質問
復習しているのに同じ問題を間違えるのはなぜですか?
答えを覚え直すだけで、間違えた原因をつぶしていないことが多いからです。
受験相談でもよく出る悩みですが、原因を一言で書き、次に間違えない方法まで決めてから復習すると、同じミスは減っていきます。
部活があって勉強時間が少なくても、成績は上がりますか?
上がります。
私自身、高2の終わりまで毎日部活をしていました。
時間が少ない人ほど、やった問題を二度と間違えない状態にすることを優先してください。
量を増やすより、やった分を確実に得点に変える方が成績は伸びます。
この記事は武田塾岐阜校(校舎長 小林 崇史)が、自分の受験経験と校舎での指導経験をもとにまとめました。
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