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今回は私大対策を中心に勉強している受験生の方にもおススメの国公立大学「北九州市立大学」についてお話ししていきます。
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私大入試の準備している人ほど【北九州市立大学】をオススメする理由
北九州市立大学は福岡で2番目に大きい都市、北九州市のターミナル駅小倉駅
からモノレールで約15分の場所にある大学です(北方キャンパスの場合)
小倉駅は新幹線や高速バス等も利用できるため、
福岡県内や山口県などから通っている学生もたくさんいます。
この大学の入試における大きな特徴は共通テストの配点割合が高く、
更に学部によっては2教科～3教科で受験が可能なところです。
基本的には【国語】と【外国語】は必須ですが、2次試験では
英国数のどれかで受験になるため
私大に向けて3科目に絞って勉強をしてきた方でも十分に合格が
目指せる大学なのではないかと思います。
九州の大学では前期試験から3科目で受験が出来る国公立大学は少なく、
学部も限られてしまうため国公立も視野に入れている受験生にとっては
貴重な存在と言えるでしょう。
【北九州市立大学】のアクセス情報
北方キャンパス
〒802-8577
福岡県北九州市小倉南区北方四丁目２番１号
【アクセス】北方キャンパスの場合
・小倉駅下車 → 北九州モノレール小倉駅より約10分 競馬場前（北九州市立大学前）下車 → 徒歩約3分
【詳しいアクセス】 https://www.kitakyu-u.ac.jp/sp/access/kitagata.html
ひびきのキャンパス
〒808-0135
福岡県北九州市若松区ひびきの１番１号
ひびきのキャンパスの場合
・折尾駅下車 → 北九州市営バス折尾駅西口バス停より約20分 学研都市ひびきの下車 → 徒歩約1分
【詳しいアクセス】https://www.kitakyu-u.ac.jp/sp/access/hibikino.html
【北九州市立大学】各学部の受験科目と2次対策
それではここから北九州市立大学の6つの学部それぞれの
受験科目と2次試験の内容を見ていきましょう。
北九州市立大学には2つのキャンパスがあります。
小倉にある北方キャンパスには外国語学部、経済学部、文学部、法学部、地域創生学群。
若松区にあるひびきのキャンパスは国際環境工学部のキャンパスとなっています。
外国語学部(一般入試倍率2.5)
北九州市立大学の外国語学部には、英米学科、中国学科、国際関係学科の3つの学科があります。
英米学科は2019年に再編されており、１・２年次に英語集中プログラムを設け、
留学に必要な語学力を育成することを目指すカリキュラムとなっています。
海外インターンシップや留学の単位化を充実させていることもあり、将来海外での就職を
考えている方にもオススメできる学科になっています。
【共通テスト】
●600点満点
<必須科目>
【国語】国語（200）
【外国語】英[リスニングを課す]（300[100]）
<選択科目>
地歴・公民・数学・理科から1（理科基礎は2科目で1科目とみなす）
【2次試験】
●400点満点
【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II（400）
外国語学部は3教科での受験が可能です。
2次試験の配点比率も他の学部に比べると高めに設定されているので
英語の勉強を中心に行っていく必要があります。
北九州市立大学の学部の中でも外国語学部は人気が高く、
共通テストの得点も大体8割取れている必要があります。
経済学部(一般入試倍率2.7)
北九州市立大学の経済学部には、経済学科と経営情報学科の2つの学科があります。
グローバル化・SDGsなど、時代や地域に対応したカリキュラムが設定されています。
【共通テスト】
●600点満点
<必須科目>
【国語】国語（200）
【数学】数I・数IA・数II・数IIB・簿記・情報から1（100）
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す]（200[40]）
<選択科目>
地歴・公民・理科から1（理科基礎は2科目で1科目とみなす）
【2次試験】
●200点満点
<選択科目>
数学・外国語
北九州市立大学の学部の中では唯一、経済学部は4科目での受験となります。
特に数学が必須科目となりますので
今まで文系科目のみで照準を合わせてきた受験生にとっては
巻き返しは少し難しいかもしれません。
ただし共通テストの得点率は70％程度取れていれば足りますので
数学を苦手としていないのであれば検討してみてもいいかも知れません。
文学部(一般入試倍率2.9)
北九州市立大学の文学部には、比較文化学科と人間関係学科の2つの学科があります。
比較文化学科では文化の多様性等を学び、国際人としての教養を身に着けることも目的としています。
人間関係学科では心理学や社会学などをフィールドワークの中で学ぶことができます。
扱う学問の性質上、個性的な先生が多い学部とも言われています。
【共通テスト】
●500点満点
<必須科目>
【国語】国語（200）
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す]（200[40]）
<選択科目>
地歴・公民・理科・数学から1（理科基礎は2科目で1科目とみなす）
【2次試験】
●200点満点
比較文化学科 → 総合問題(国語と英語)
人間関係学科 → 小論文
文学部は3教科での受験が可能です。
心理学関連の学科がある国公立大学で3科目での受験が可能なのは、
北九州市立大学を含めても全国に数えるほどしかありません。
そのためか地元だけではなく、西日本全域の学生が比較的多いイメージです。
共通テスト得点率は77%程度、80％を目指すような感じでいきましょう。
法学部(一般入試倍率3.0)
北九州市立大学の法学部には、法律学科と政策科学科の2つの学科があります。
法律学科では、公務員・法曹資格者（裁判官・検察官・弁護士）など、
学生のキャリアプランに応じて履修コースを選択できるので、
体系的なカリキュラムを設計しています。
【共通テスト】
●500点満点
<必須科目>
【国語】国語（200）
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す]（200[40]）
<選択科目>(200)
地歴・公民・理科・数学から1（理科基礎は2科目で1科目とみなす）
【2次試験】
●300点満点
小論文
法学部は3教科での受験が可能です。
外国語と国語以外の科目も200点満点で計算するため、
3科目ともバランス良く点数を取る必要があります。
また、2次試験である小論文も300点と配点が高いので
しっかりと対策を練るようにするべきでしょう。
共通テスト得点率は69～76%程度、それぞれの配点が高いので
取りこぼしのないようにしましょう。
地域創生学群(一般入試倍率6.6)
2009年に新設された学部ですが、倍率6.6とかなり人気の学部です。
カリキュラムは５つの科目群から構成されていて、
少人数演習のほか、福祉施設やスポーツイベントなどの現場実習など実践的な学びが特徴です。
【共通テスト】
●200点満点
<必須科目>
【国語】国語（100）
<選択科目>(100)
地歴・公民・数学・理科・外国語から1（理科基礎は2科目で1科目とみなす）
【2次試験】
●400点満点
課題論文 (100）
集団討論(200)
活動、資格等実績申告書・志望理由書1200字・調査書 (100)
地域創生学群は全国でも珍しく2教科での受験が可能です。
ただし、2次試験の配点がかなり高く、取得資格やこれまでの郊外活動の経験等が
重視される面もあり、対策がし難い学部でもあります。
募集は前期のみなので、この学部を目標とする場合は事前に準備を進めていく必要があります。
国際環境工学部(一般入試倍率2.9)
北九州市立大学唯一の理系学部です。
この学部だけは小倉にある北方キャンパスではなく、ひびきのキャンパスでキャンパスライフを送ります。
北方キャンパスとひびきのキャンパスは距離はそこまで離れてはいないですが、
あまり交流があるわけでないためそれぞれのキャンパスでの活動が中心となります。
国際環境工学部にはエネルギー循環化学科、機械システム工学科、情報システム工学科、
建築デザイン学科、環境生命工学科の5つの学科があります。
男子の比率が77％と高いのも特徴の一つです。
【共通テスト】
●750点満点
<必須科目>
【国語】（100）
【数学】（200）
【理科】（200）
【外国語】（200[40]）
<選択科目>(50)
地歴・公民から1
【2次試験】
●400点満点(個別配点比率35％)
2教科
【数学】（200）
【理科】（200）
国際環境工学部では他の学部とは違い、5教科での受験となり
2次試験も数学と理科の対策が必要となります。
ここは他の国公立大学と大差ありませんが、
共通テスト得点率は56～67%程度で偏差値が42～50程度なので、
共通テストの結果によってはこの学部を視野に入れるのもいいと思います。
まとめ
今回は福岡の国公立大学、北九州市立大学についてまとめてみました。
お気づきの方もいるかも知れませんがどの学部でも国語は必須となっています。
また、英語も同じように必須で勉強する必要があります。
言い方を変えれば、国語と英語…この二つの科目がしっかりと点を取れるようになれば
大学の選択肢は必ず広がります！！
武田塾では特に英語と国語(理系ならば数学も)に苦手意識を持って入塾してくる塾生が多いです。
でも、そんな状態からでも正しい勉強法で学習すれば必ず成績は上がります。
国語や英語は共通テストにおいても、私大入試においても土台となる科目です。
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