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山梨大学生命環境学部とは?倍率、入試、定員、過去問について解説

みなさんこんにちは!武田塾富士吉田校の校舎長江見です。

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今回は山梨大学生命環境学部の入試倍率や定員、過去問分析をしていきます。

生命環境学部は文系、理系両方の学科があるおもしろい学部です。 入試に関しても、文系の内容の小論文か理系の内容の小論文かを選んで受験します。

理系のことを学びたい人はもちろん、社会科学系のことを学びたい文系の人もぜひ考えてみてください。

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生命環境学部について

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生命環境学部には全部で4つの学科があります。

 

そのうち3つが理系(生物系)の学科で残りの1つが文系(公民系)の学科です。

生命工学科

生命工学科では生物学を主に学びます。

 

山梨大学には工学部はありますが、農学部がありません。

 

この生命工学科は山梨大学の中で一番農学部に近いことを勉強できます。

 

2015年にノーベル賞を受賞した大村智さんはこの学科の前身である工学部発酵生産学科で教鞭をとられていました。

地域食物科学科

地域食物学科は私たちが食べる食料や食品に焦点を当てて勉強する学科です。

 

ここの学科の特徴としては「ワイン科学特別コース」があることです。

 

山梨県は全国屈指のワインの生産地です。 そんな土地柄を生かした研究コースです。

 

このワイン科学特別コースは入学してから修士課程までワインのことを専門的に学べます。

 

ワイン科学士を習得するには必ず修士課程まで行かなければなりません。

 

もちろん、他の地域食物科学科の授業も受けることができます。

環境科学科

環境科学科は理科系のアプローチから環境問題を考える学科です。

 

具体的には土壌や水質などを研究している教授がいます。

 

同じ山梨県にある都留文科大学でも環境系を学べますが、あちらはいわゆる文系の視点での学びが基本です。

 

自分がどちらに関心があるのかを見極めて進学してください。

地域社会システム学科

地域社会システム学科はどちらかというと文系の学科です。

 

具体的には経済、経営、法学、政治などが学べます。

 

ただ、中には都市環境設計や社会解析等の理系分野もあります。

 

また独自のコースとして環境政策科学特別コースがあります。

定員

学部の定員と入試倍率の推移を見ていきます。

 

山梨大学生命環境学部の定員は150人です。

 

内訳としては表の通りです。

生命工学科 35人
地域食物科学科(ワイン科学特別コース含む) 37人
環境科学科 30人
地域社会システム学科(観光政策学特別コース含む) 48人

 

 

 

これはワイン科学特別コース(13人)と環境政策科学特別コース(13人)を含めた数値となっています。

入試について

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生命環境学部の入試方式は各学科それぞれ3つあります。

 

前期試験、後期試験、総合型選抜Ⅱです。

 

行う入試は同じなのですが、共通テストの科目と配点が違います。

 

全ての学部で前期試験では共通テスト+小論文、後期試験では共通テスト+面接です。

 

なお、社会科の科目選択に関してはA科目(世界史Aなど)の選択も可能です。

 

英語の配点は、生命工学科はリーディングとリスニングが1:1で、それ以外の学科はリーディング150点リスニング50点で200点となっています。

生命工学科

生命工学部で必要な共通テストの科目は国語、数学2つ、理科2つ、英語、地歴公民1つです。

 

それは一般も推薦も変わりません。

 

前期試験では先ほどの共通テストの科目と小論文が、後期試験では同じく共通テストの科目と面接が課されます。

 

総合型選抜では共通テストの科目と書類審査です。 配点に関しては前期試験が共通テスト1000点、二次試験が200点で全部で1200点満点です。

 

内訳としては国語200点、地歴公民50点、数学300点、理科250点、外国語が200点です。

 

後期試験に関しては、共通テストの科目数は前期と同じです。二次試験に面接が加わります。 配点に関しては共通テストだけで1100点です。

 

面接は点数化されないようです。

 

内訳としては理科の配点が300点に、外国語の配点が250点になります。

 

総合型選抜でも共通テストは同じ科目で、それに調査書と面接が加味されます。

 

配点は共通テスト900点です。 面接は点数化されないようです。

 

総合型選抜の共通テストの配点は国語200点、地歴公民100点、数学200点、理科200点、英語200点の900点満点です。

地域食物科学科

地域食物学科も同じく必要な科目は国語、数学2つ、理科2つ、英語、地歴公民1つです。

 

これは一般も推薦も同じです。

 

前期試験では共通テストと小論文が、後期試験では共通テストに面接が課されます。

 

ワイン科学特別コースは前期試験でしか募集していないので注意してください!

 

配点に関して、前期試験は共通テスト1000点、二次試験が100点の全部で1100点満点です。

 

後期試験でも、共通テストの科目は前期と同じです。二次試験に面接が加わります。

 

内訳に関して、前期試験では国語100点、地歴公民100点、数学300点、理科400点、外国語200点です。

 

後期試験では数学と理科の配点が400点になります。

 

総合型選抜でも共通テストは同じ科目で、それに調査書と面接が加味されます。 配点は共通テスト900点です。

 

内訳としては国語200点、地歴公民100点、数学200点、理科200点、英語200点の900点満点です。

 

面接は点数化されないようです。

環境科学科

環境科学科も同じく必要な科目は国語、数学2つ、理科2つ、英語、地歴公民1つです。

 

これは一般も推前期試験では共通テストと小論文が、後期試験では共通テストに面接が課されます。推薦も同じです。

 

配点に関しては共通テスト900点、二次試験200点の合計1100点です。

 

後期試験でも、共通テストの科目は前期と変わりません。二次試験に面接が加わります。

 

内訳に関して、国語200点、地歴公民100点、数学200点、理科200点、外国語が200点です。

 

後期試験でも配点は変わりません。

 

配点に関しては、共通テストだけで1200点です。面接は点数化されないようです。

 

総合型選抜でも共通テストは同じ科目で、それに調査書と面接が加味されます。

 

配点は共通テスト900点です。

 

内訳としては、国語200点、地歴公民100点、数学200点、理科200点、英語200点の900点満点です。

 

面接は点数化されないようです.

地域社会システム学科

地域社会システム学科だけ、共通テストの科目が違います!

 

地域社会システム学科では国語、地理歴史公民理科から2つ、数学2つ、英語です。

 

つまり、この学科だけ社会科2科目受験で理科基礎を使わないことができます。

 

地歴公民から2科目選んだ場合は高得点の1科目の点数が採用されます。

 

理科基礎科目に関しては、2科目で1つ換算になります。

 

配点に関して、共通テストが800点、二次試験が200点で1000点満点となっています。

 

内訳としては、国語200点、地歴公民と理科で200点、数学200点、外国語200点です。

 

後期試験も配点は変わりません。

 

注意しなければいけないのは、観光政策科学特別コースは前期試験でしか募集していません。

 

後期試験でも、共通テストの科目は前期と変わりません。

 

配点に関しては、共通テストだけで800点です。面接は点数化されないようです。

 

総合型選抜でも共通テストは同じ科目で、それに調査書と面接が加味されます。

 

配点はこの学科だけ共通テスト800点です。

 

内訳としては国語200点、地歴公民か理科200点、数学200点,英語200点の合計800点満点です。

 

面接は点数化されないようです。

過去問について

今回は前期試験の二次試験で課される小論文の問題について見ていきます。

 

令和3年度入試から、生命環境学部の前期試験の二次試験は小論文となりました。

 

理系学科(生命工学科、地域食物科学科、環境科学科)は理系の問題を、地域社会システム学科では社会系と書かれた問題を解きます。

 

まず理科系では大問が2つあり、1問目では理系のテーマの文章を読み問に答えます。

 

大問2では自分でグラフを完成させる問題です。

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一見難しそうに見えますが、問題文に計算のやり方などが書いてあるので心配することはないでしょう。

 

社会系の問題は、地域社会の諸問題(昨年は農山村でした)に関する文章を読み、問に答えるものです。

 

大問は1つしかありません。 問題も理系と違ってオーソドックスな問題でした。

 

ただ、最後の問題が自身の見解を述べる問題なので日ごろから社会に関心を持っていないと書けない問題かもしれません。

 

次に面接の内容について紹介します。 生命環境学部の面接は、基本的に入学に関する意欲や高校時代に頑張ったことが聞かれます。

 

しかし、受験案内を見ると「口頭試問を課す場合があります」と書いてあります。

 

口頭試問の内容に関する詳しい情報はネット上に書かれていませんでした。

 

考えられることとしては生物系の学科では高校までの基礎的な生物の内容、社会系の学科では現代の社会問題について聞かれそうです。

 

社会問題や基礎的な知識に関しては、日ごろからネタを集めておくことが必要です。

入試倍率

過去4年間の入試倍率の推移を表にまとめました。

生命環境学部 2020 2019 2018
全選抜合計 2.0 2.2 3.2
一般選抜合計 2.0 2.2 3.2

 

 

 

 

山梨大学生命環境学部は他の国公立大学と比べて倍率は落ち着いています。

 

一番高くても3倍程度となっています。

合格最低点

2021年度前期試験の合格最低点を表にまとめました。

 

2021年度から二次試験の科目が大きく変わったのでそれ以前との比較はできませんでした。

 

また、後期試験は面接が点数化されないので点数が出しにくいです。                                                           

 
学部/学科 入試名 最低点/満点
生命環境/生命工 前期 総:765.0/1200(64%)
生命環境|地域食物科学 前期 総:600.0/1100(55%)
生命環境|ワイン科学特別コース 前期 総:693.5/1100(63%)

 

 

 

 

二次試験の科目が小論文なので点数の予想がしにくいですが、共通テストと二次試験の配点がほとんど同じなので安定して共通テストで得点することがカギになります。

 

二次試験で挽回することは難しそうです。

生命環境学部の口コミについて

 

山梨大学は国公立ですが、比較的施設が新しくてきれいだという評判が多かったです。

 

ただ、甲府駅から坂を30分程度上らなければいけないので大変だという意見がありました。

良い評判

・施設が他の国立に比べてきれい。
・幅広く授業をとることができる。

悪い評判

・甲府駅から坂を上らなければいけない。
・人数が多くないので少しこじんまりとしている

学費

1年生の入学時に納める金額を表にしました。

 

これに別途教科書代などがかかります。

授業料の年額 入学金 合計金額
535800円 282000円 817800円

まとめ

いかがでしたか? 理系の学部なのに文系の学科もあるおもしろい学部ですね。

 

同じ山梨県内にある都留文科大学教養学部地域社会学科に近いことが学べるので、都留の中期試験を併願することも良いでしょう。

 

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