コラム

大学受験対策で10月にやるべき参考書をご紹介!高校3年生向け

2021年10月29日(金)

夏が終わって10月に入ると、学校の雰囲気も受験モードになり一気に大学受験本番が近づいてきている感じがします。

今までおしゃべりをしたり遊んでいた友人たちも休み時間や昼休みに勉強をするようになり、焦っている人も多いのではないでしょうか?

「受験勉強に取り組みたいけど10月は何をするべきかわからない」という方や「模試の結果がE判定だったけど諦めたくない」という方もいるかと思います。

そこで、この記事では大学受験を控えている受験生の皆さんに向けて10月にやるべき参考書を教えます!

大学受験生にとって10月ってどんな時期?

10月のイメージ

10月は受験生にとってどんな時期でしょうか。

8月までは、志望校そのものというよりは志望校のワンランク下のレベルの大学に合格できるだけの力をしっかりつけることを目標に勉強を進めてきているかと思います。

その時期が終わって、9月〜10月は、志望校レベルの参考書で学習する時期がやってきたと言えます。

ただし、10月時点でその目標が達成できていない人は、焦らずに基礎レベルの参考書を固めていきましょう。

10月にやるべきなのはどんな参考書?

11~12月の受験直前期は過去問対策が主となるため、「志望校レベル」で戦うための下準備を10月に始めましょう。

そのためには、絶対に入試本番で得点を取る必要がある問題への対策を固めていくのがおすすめです。

10月の学習で必要になってくるのは、主に分野別の参考書です。

10月に分野別参考書をやり込んで、絶対に落とせないところをしっかり得点できるようにしていきましょう

10月にやるべき参考書【英語編】

英語のイメージ

英文法は、『関正生の英文法ファイナル演習ポラリス』シリーズ、『英文法ファイナル問題集』シリーズを使って、難関大向けに英文法を総合的に強化していきましょう。

整序・正誤問題に関しては『門脇渉の英語[整序問題]が面白いほど解ける本』『門脇渉の英語[正誤問題]が面白いほど解ける本』と、11月には『スーパー講義英文法・語法正誤問題』『英語整序問題精選600』を使用していくのがおすすめです。

英文解釈は、志望校レベルの長文を読んだり過去問を解くのに必要な知識のため必ず志望校の英文レベルまでやりこんでください。

英文解釈の参考書は『肘井学の読解のための英文法〜難関大編』『ポレポレ英文読解プロセス50』『英文読解の透視図』『肘井学の読解のための英文法』『入門英文解釈の技術7』『基礎英文解釈の技術100』がおすすめです。

英作文は『英作文ハイパートレーニング和文英訳編』と『英作文ハイパートレーニングドリルTransform』の和文英訳パートで英作文を仕上げていきましょう。

10月にやるべき参考書【数学編】

数学のイメージ

10月には、メインの参考書を1冊(または1シリーズ)に絞って、その参考書を絶対に間違えないレベルまで完璧に仕上げることをお勧めしています。

数学の参考書は『国公立標準問題集CanPass』『重要問題集 数学1・2・A・B(文系)』『重要問題集 数学1・2・3・A・B(理系)』『ハイレベル数学1・A・2・Bの完全攻略』ハイレベル数学3の完全攻略』がおすすめです。

本屋さんで少し中身を開いてみて、自分にとって使いやすそうな物を一つ選んでみてください。

共通テストのみで数学を使う人は、『共通テスト総合問題集 数学1・A』『共通テスト総合問題集 数学2・B』を使うことをおすすめします。

10月にやるべき参考書【国語編】

国語のイメージ

現代文は、志望校レベルの文章をスムーズに読めるように長文の解釈をしっかりやってから過去問に取り組むようにしましょう。

現代文の参考書でおすすめなのは『現代文 文章の流れがわかる 読解トレーニング』『現代文読解力の開発講座』です。

古文は『古文読解多読トレーニング』を完璧にして、そのあとセンター試験の過去問や共通テストの実戦模試もやっておきましょう。

漢文は点数をとりやすい分野なので、『早覚え速答法』を用いて何度も音読することでしっかり固めるのがおすすめです。

10月にやるべき参考書【社会編】

社会のイメージ

世界史・日本史はメインとなる参考書をしっかりやり込むことを意識しましょう。

参考書としては、『マルチ・トレーニング』シリーズや『山川 一問一答』シリーズがおすすめです。

地理、倫理・経済、公共は『集中講義』シリーズと『ハイスコア!共通テスト攻略』シリーズで共通テストレベルをしっかり固めていきましょう。

この参考書・問題集が終了ししだい過去問にも少しずつ手を付けていけば10月の対策としては問題ない進捗と言えます。

10月にやるべき参考書【理科編】

理科のイメージ

10月は、基礎的な内容がきちんと理解できているかをしっかり確認していきましょう。

化学・物理・生物は『大学受験 Do』シリーズの『鎌田の化学講義』シリーズ、『漆原の物理明快解法講座 四訂版』『漆原の物理最強の99題 四訂版』、『大森徹の解法』シリーズをおすすめします。

基礎科目(化学基礎/物理基礎/生物基礎/地学基礎)は『ハイスコア!共通テスト攻略』シリーズと『共通テスト総合問題集』を使用して学習を進めていきましょう。

基礎をしっかり固めて共通テストの実践問題で試す形で勉強を進めていくとよいです。

10月にやるべき参考書のまとめ

ここまでみてきたように、自分の武器になるレベルを固める時期となります。
志望校を見据えて、本番で落としてはいけない問題をしっかり得点できるように対策をしていきましょう。

ただし、10月の勉強は焦らないことが大事です!!
焦って様々な参考書に手を出したくなる時期でもあります。
早く合格点を取りたい!という気持ちから志望校レベルのものに手を出したくもなりますが、それは過去問のやり込みの段階でフォローできます。

10月時点で大事なのは、絶対に取れる問題を取りこぼさないことです!
そこを目標にしっかり参考書をやり込んで仕上げていってください。

10月の学習の参考にしていただければと思います。

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