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センター試験と共通テストの違いは?徹底比較【国語編】

葛飾区周辺にお住まいの皆さん、青砥駅、お花茶屋駅、高砂駅、立石駅、亀有駅、新小岩駅をご利用の皆さん、こんにちは!大学受験塾・予備校 武田塾青砥校(葛飾区青戸)です!

今回は前回、前々回に続き、センター試験と共通テストの違い&徹底比較の【国語編】になります!

【英語編】【数学編】をまだ見ていないという方はそれぞれリンクから確認してみてください!記事の一番下にもリンクを載せておきますね!

 

※尚、比較している情報については、2020年に実施したセンター試験と、2019年に実施された試行調査を元にしています。

 

センター試験と共通テストの違いは?徹底比較【国語編】

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センター試験と共通テストの比較【国語】

国語に関しては、試験時間、配点方法、解答方法に変更はありません。

 ・試験時間   80分

 ・配点     200点

 ・解答方法 マーク式

 

大問数と構成【国語】

◆センター試験

 ・大問数 4問

 ・大問構成 第一問 評論

       第二問 小説

       第三問 古文

       第四問 漢文

◆共通テスト(試行調査)

 ・大問数 5問

 ・大問構成 第一問 論理的な文章(記述)

       第二問 論理的な文章と実用的な文章

       第三問 詩とエッセイ

       第四問 古文

       第五問 漢文

 

共通テストの傾向【現代文】

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現代文に関しては、多様な文学的な文章が出題される可能性があり、小説も出題される可能性は十分にあります。

そのため、今までより様々な文章に触れる必要が出てくるでしょう。

また、本文から読み取って解説するタイプの問題は減り、表現意図や表現のあり方を説明する問題が増える傾向にあります。

従って、1年目の共通テスト対策で重要なことは2020年のセンター試験をしっかり研究するのが良いでしょう。

全体的に、多様な議論の中で、どれが一番いいかを答える必要があるため、現代文の答えが1つという考え方では混乱してしまい、慣れていないと時間がかかってしまう可能性があるので、注意が必要です。慣れるためには相当数の練習を積んでおく必要が出てくるでしょう。

ただ、文章自体は以前より短くなり、その分、読んでから考えたり比較検討する時間が増えたという形となります。

この形に慣れるためには、センター試験の過去問では対応できない可能性が高いです。近い形の試験では、中高一貫校のデータ読み取り問題や、センター試験の英語の資料読み取り問題あたりが比較的近い形になっています。

さらに図表を読んで解答する問題は慣れている人にとっては簡単ですが、初めてやる人にはハードルが高く、予想問題で慣れていくことが必要となります。

 

共通テスト対策【現代文】

では、どんな参考書を使って対策をすれば良いかというところですが、共通テストの対策本として『きめる!共通テスト現代文』、『国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本』という参考書があります。

『きめる!共通テスト現代文』に関しては、詩の対策は載っておらず、小説対策のみ載っている形となります。従って、出てきた設問毎に対策をするというよりは、根本的な正しい読み方を身につけて、どんな問題が来ても対策できるようにするという狙いとなっています。これまでに培ったやり方を共通テストの対策に活かしている参考書といえます。そのため、共通テスト対策に特化した参考書ではないため、もっと狙い撃ちで対策したいという方には、物足りないかもしれません。

一方で、『国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本』センター試験の問題と合わせて、試行調査にフォーカスした対策本になっており、章の組み立て自体がこういう問題が出ているという分類の仕方をしています。試行調査通りに出題されれば、『国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本』の方がピンポイントで対策ができるかもしれません。

まとめると、試行調査で何が出るかわからない、どうやって解けばわからないという場合は、『国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本』の方がよく、現代文の力を上げてどんな問題でも戦えるようにするなら『きめる!共通テスト現代文』がおすすめです。

もちろん、両方を用意して弱い方を対策する。あるいは、両方ともやるでも構いません!

詩については、過去に出題されていないため、予想問題以外では試行調査の解説しか出ません。そのため『共通テスト実践模試 国語』という共通テスト対策に適した予想問題集をやっていくしかないのが現状です。

 

共通テストの傾向【古文・漢文】

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古文・漢文では、共通テストも与えられる文章に変更はありませんでしたが、古文・漢文ともに問5に大きな変化があり、漢文は2つの文章を比較する問題が出ており、対策していない人にとっては、難しいものとなりました。

まず古文については、問4まではセンター試験と同じ傾向の問題ですが、設問数が減っているため時間の負担は減っている反面、大きく変わった問5で設問が非常に長くなっており、和歌の本歌取りというテクニックについての問題が出題されており、これを初見で試験内に理解するのは中々難しいかと思います。そういった問題や、2つの文章を見比べる問題、同じ出来事を違う側面から比較する問題が出題される可能性がありますが、どんな問題が出題されるかは明確ではないため、多くの文章に触れておく必要があります。

漢文については、出題傾向については古文と同様で、故事成語の元になった話を引用させて、それを別の本文と対比させる問題が出ており、今までは四字熟語や故事成語の暗記でよかったところが、今後は背景知識や成り立ちなどの理解も必要となり、本格的な教養が必要となってきます。ただし、共通テストが学校の勉強から逸脱するわけではないので、漢文の教科書をしっかり読んでおけば、応用力はついていきます。

 

共通テスト対策【古文・漢文】

以上のことからまとめると、問1~問4は以前までのセンター試験の対策で対応が可能となっており、問5については、共通テスト専用の参考書での対策が必要となります。今まで古文・漢文は暗記科目として本文を全て読まずに知識で文法問題や説明問題が解けていましたが、共通テストは本文自体を理解していないと難しくなっています。つまり知識問題が減って、応用力が問われているので、その準備をしていかなければなりません。また、そういった事情から試験時間内に終えるには対策が必要となっています。試行調査や市販のテストで時間配分を考えないと今までのセンター試験の時間配分ですと、制限時間内では終わらず、特に【古文・漢文】の問5が時間がかかってしまい、現代文の部分を速読して設問の意図を理解するなど、新しいトレーニングをしていかないと間に合わないため、問5に注目して対策をしていく必要があります。

 

 

 

まとめ

共通テスト用の対策ももちろん必要になってきますが、基本となる部分が必要なことは変わりませんので、しっかりと基礎を身につけた上で、共通テスト対策をやっていきましょう!

 

大学受験の基本の勉強方法や共通テスト対策についてもっと知りたいという方は、お気軽に逆転合格大学受験予備校 武田塾青砥校(葛飾区青戸)の受験相談にお越しください!

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